都内のホテルでチェックイン
をしようとした際にフロントで
私の隣に一人の老人が飛び込ん
出来た。
何やら慌てている様子であった
がフロントの女性に向かって
弱々しく話しかけた。
「妻がお腹を下して部屋で
寝込んでいる。薬はありま
せんか。」
「こちらでは取り扱って
おりません。」フロントの
応対はいささか冷ややか。
「市販の薬はどこで売って
いますか。」
「こちらではわかりかねます。」
さすがにたまりかねて私
は自分の常備薬を差し出そう
と鞄に手を掛けた瞬間、
「お客様!宿泊カードの記入
をお願いします。」と催促が
飛んできた。
慌てて書いて再び常備薬を
取り出そうとしたが、隣の
老人の姿は消えていた。
部屋に戻ったのか、外に出
たのかは分からない。
周辺はオフィス街で最寄り
の薬局は一駅ほどの距離は
あるはず。地理感も分からな
いままあの老人は薬局を探し
に彷徨っているのだろうか。
ただ隣り合わせに居ただけ
なのだが、何とも後味の悪い
チェックインだった。
をしようとした際にフロントで
私の隣に一人の老人が飛び込ん
出来た。
何やら慌てている様子であった
がフロントの女性に向かって
弱々しく話しかけた。
「妻がお腹を下して部屋で
寝込んでいる。薬はありま
せんか。」
「こちらでは取り扱って
おりません。」フロントの
応対はいささか冷ややか。
「市販の薬はどこで売って
いますか。」
「こちらではわかりかねます。」
さすがにたまりかねて私
は自分の常備薬を差し出そう
と鞄に手を掛けた瞬間、
「お客様!宿泊カードの記入
をお願いします。」と催促が
飛んできた。
慌てて書いて再び常備薬を
取り出そうとしたが、隣の
老人の姿は消えていた。
部屋に戻ったのか、外に出
たのかは分からない。
周辺はオフィス街で最寄り
の薬局は一駅ほどの距離は
あるはず。地理感も分からな
いままあの老人は薬局を探し
に彷徨っているのだろうか。
ただ隣り合わせに居ただけ
なのだが、何とも後味の悪い
チェックインだった。
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