王子が天国に行ってしまい
どうやって日々を暮らして行けば良いんだろう?と途方に暮れていました。
思い出しては泣き、寂しくて泣き、後悔で泣いていますが
いろんな方からメールを頂き、コメントを頂き、
そして、それでも生きて行かなくてはならないし、
ご飯もちゃんと食べられる様になってるし
王子からの贈り物のおかげでJは無事毎日を過ごせています。
王子がいなくなる前までは
もし死んでしまったら、王子を思い出させるものは全て排除して欲しい、と
オットに頼んでいました。
でも、今は違います。
子供の様に可愛がっていた愛犬を無くされた方々と同じ様に
王子が使っていた物が愛おしい。
ベッドも片付けられないし、カフェのお供のフリースも、ブラ用マットも捨てられない。
使います。
私が使いますとも。
Jの中に王子は生き続けているから。
ベッドはいつ王子が家に戻って来ても居場所がある様に置いておきます。
そんな中、新しい車が来ました。
車検も近かったし、古いし、とんでもない距離を乗っていたし
限界だったので買い替えたのです。
王子との思い出がいっぱい詰まった車です。
車を注文したのはまだ王子が生きている頃でした。
新しい車に乗って大学病院に行こうね、って言ってたのに
納車に間に合わなかった。
だから、車を手放すのは辛かったです。
新しい車は、前の車と同じ車種だけど
いろいろ新しくなっていて今はとっても運転しにくい。
これ、同じ車種なの?って疑いたくなるくらい。
そのうちきっと慣れる。
助手席は王子の席だったから、ずっと王子のベッドが乗ってました。
すごく昔から使っていてカバーも2代目。
名前入りです。(裏になってるけど)
オットが、「これは新しい車の助手席に乗せる」といって
ピカピカの車内にためらい無く乗せました。。。
Jの心の変化がちゃんとわかっているようです。
思い出の物を見ない方が良いのか、どうなのかは分かりません。
でも、ブラが一度も乗った事の無い車に乗ってるのが
さらに私の毎日を現実味の無い感じにさせています。
慣れるんだろうけどね。
王子との生活と同じかな。
同じ家、同じお仕事で生活しているのに
何だかとっても慣れない毎日が続いています。
もうしばらくは仕方ないよね。
13年も一緒にいたんだもんね。
取りあえずは、、、
運転しにくいです!!
どうやって日々を暮らして行けば良いんだろう?と途方に暮れていました。
思い出しては泣き、寂しくて泣き、後悔で泣いていますが
いろんな方からメールを頂き、コメントを頂き、
そして、それでも生きて行かなくてはならないし、
ご飯もちゃんと食べられる様になってるし
王子からの贈り物のおかげでJは無事毎日を過ごせています。
王子がいなくなる前までは
もし死んでしまったら、王子を思い出させるものは全て排除して欲しい、と
オットに頼んでいました。
でも、今は違います。
子供の様に可愛がっていた愛犬を無くされた方々と同じ様に
王子が使っていた物が愛おしい。
ベッドも片付けられないし、カフェのお供のフリースも、ブラ用マットも捨てられない。
使います。
私が使いますとも。
Jの中に王子は生き続けているから。
ベッドはいつ王子が家に戻って来ても居場所がある様に置いておきます。
そんな中、新しい車が来ました。
車検も近かったし、古いし、とんでもない距離を乗っていたし
限界だったので買い替えたのです。
王子との思い出がいっぱい詰まった車です。
車を注文したのはまだ王子が生きている頃でした。
新しい車に乗って大学病院に行こうね、って言ってたのに
納車に間に合わなかった。
だから、車を手放すのは辛かったです。
新しい車は、前の車と同じ車種だけど
いろいろ新しくなっていて今はとっても運転しにくい。
これ、同じ車種なの?って疑いたくなるくらい。
そのうちきっと慣れる。
助手席は王子の席だったから、ずっと王子のベッドが乗ってました。
すごく昔から使っていてカバーも2代目。
名前入りです。(裏になってるけど)
オットが、「これは新しい車の助手席に乗せる」といって
ピカピカの車内にためらい無く乗せました。。。
Jの心の変化がちゃんとわかっているようです。
思い出の物を見ない方が良いのか、どうなのかは分かりません。
でも、ブラが一度も乗った事の無い車に乗ってるのが
さらに私の毎日を現実味の無い感じにさせています。
慣れるんだろうけどね。
王子との生活と同じかな。
同じ家、同じお仕事で生活しているのに
何だかとっても慣れない毎日が続いています。
もうしばらくは仕方ないよね。
13年も一緒にいたんだもんね。
取りあえずは、、、
運転しにくいです!!
王子が逝ってから、オットと話していて出た結論は、
今回の王子の去り際の見事さは、王子の私達への最後のプレゼントだったんだろう、と言う事です。
去年の秋、王子の前立腺癌が分かった時、
Jは本当に落ち込みました。
落ち込み過ぎて、ほぼ発狂に近い状態だったと思います。
きょとん、とする王子の前で泣き叫んでいたのです。
手術する時も先生に、生きて戻れないかもしれません、と言われていました。
思ったよりは状態が良かったけど、すでにリンパ節への転移もありました。
イヌの前立腺癌に確実に効くと言う抗がん剤はない、と言われました。
余命は出せない状態です、と。。
でも、リハビリしたら歩ける様になりますって言われていたのに
術後、すぐにJを見つけたら立ち上がった王子。
その後も目覚ましい回復を見せてくれて、
辛い抗がん剤やリンパ療法を頑張ってくれた王子。
癌なんて治っちゃったんじゃないかな、と錯覚させてくれる程でした。
Jの誕生日を祝い、恒例の初詣にも行けたし、お花見にも行けた。
亡くなる一週間前にはいつものカフェにも出掛けられました。
楽しそうな笑顔を見せて、Jを安心させてくれてた王子。
写真を見返していて、最後に行ったカフェの写真をみたら
Jが思っていた以上にやつれた王子の姿がありました。
亡くなる一ヶ月前位は、考えてみればとても辛かったんだと思う。
でも、Jは死んじゃうなんて思ってもなかった。
まだまだ逝っちゃうとは思ってなかったけど
心臓も苦しそうだし、これが長引くと却って王子のためにならないかもしれないな、と
感じ始めた矢先でした。
それでも、一緒に楽しそうにカフェに行ってくれた。
そして、Jがお休みの金曜日。
王子の調子が少し悪そうだから、Jはどこにも行かずに一日中一緒だったね。
今思えば、あれも王子から何かを感じてたのかも。
Eもお見舞いに来てくれて、王子が寄り添ってた。
最近は心臓の影響で咳が辛く、
寝る時もちょっと離れて、寝やすい様に寝ていたのに
金曜の夜は元気だった頃のように、
Jの顔に自分の顔をぴったりとくっつけて寝に来てくれた。
Jは嬉しくて嬉しくて、「ありがとうねえ。来てくれたのねえ」と抱きしめたんだった。。
いつもは土曜日も出勤するオットが
なぜか、今日は家で仕事する、、って出掛けなかったんだよね。
そして、仕事するオットの足元で寝てた。。。
あれもこれも、王子のお別れへの準備だったんだね。
そして、土曜の深夜という曜日もきっと王子が選んだんだね。
私達のスケジュールも熟知してたもんね。
もう少ししたら酸素室もレンタルしよう、
王子の為にクーラーも新しく整備しなくちゃ、とか
いろいろ話してたから
王子は「もう大丈夫だよ。必要ないよ」って思ったのかな。
ここ最近は夜、一時間おきに起きて辛そうにしている王子の看病のため
ベッドじゃなくて和室にお布団で寝る事にして
夫婦交代で寝不足になりながら看病してたから
もう潮時って思ったのかな。
王子とJの最後のツーショット写真。
亡くなる5日前。
明け方、仕事を終えたオットが撮ったものだそうです。
Jが起きた時にはもう足元で寝てたけど
こうやって寄り添って来てくれてたんだね。
あの前立腺癌告知の時、
王子はこのまま死ねないって思ったんだろうな。。。
今死んだらJがとんでもない事になる、、って。
それで頑張って5月まではもしかして癌は治っちゃったかな?って
錯覚させる勢いで、不安を感じさせずに過ごさせてくれた。
ちょっとだけ、本格的な介護もさせてくれて、
最後に濃密な時間を過ごさせてくれて
すぅっと天国に行ってしまった王子。
辛くて、悲しくて、苦しくて、息が出来ない、って状態だけど
それでも、想像していたよりも頑張れているよ。
それはきっと、あの秋の日から王子が考えていたんだろう、
このお別れ計画のお陰なんだね。
小さな後悔はいっぱいあるけど
それでも、王子が心の残りが無いように配慮してくれたから
後悔も最小限ですんだ。
これが無かったら、Jはどうなってたかわからないもんね。
Jの後ろ向きで心配性で落ち込みやすい性格を一番分かっていた王子。
本当はもっともっと一緒にいたかったけど
きっとこれが精一杯だったんだね。
よくここまで頑張ってくれました。
これが王子の私達への贈り物だったんだね。
本当に可愛くて可愛くて、大事な大事な
そして、去り際のかっこいい、私達の王子でした。
今回の王子の去り際の見事さは、王子の私達への最後のプレゼントだったんだろう、と言う事です。
去年の秋、王子の前立腺癌が分かった時、
Jは本当に落ち込みました。
落ち込み過ぎて、ほぼ発狂に近い状態だったと思います。
きょとん、とする王子の前で泣き叫んでいたのです。
手術する時も先生に、生きて戻れないかもしれません、と言われていました。
思ったよりは状態が良かったけど、すでにリンパ節への転移もありました。
イヌの前立腺癌に確実に効くと言う抗がん剤はない、と言われました。
余命は出せない状態です、と。。
でも、リハビリしたら歩ける様になりますって言われていたのに
術後、すぐにJを見つけたら立ち上がった王子。
その後も目覚ましい回復を見せてくれて、
辛い抗がん剤やリンパ療法を頑張ってくれた王子。
癌なんて治っちゃったんじゃないかな、と錯覚させてくれる程でした。
Jの誕生日を祝い、恒例の初詣にも行けたし、お花見にも行けた。
亡くなる一週間前にはいつものカフェにも出掛けられました。
楽しそうな笑顔を見せて、Jを安心させてくれてた王子。
写真を見返していて、最後に行ったカフェの写真をみたら
Jが思っていた以上にやつれた王子の姿がありました。
亡くなる一ヶ月前位は、考えてみればとても辛かったんだと思う。
でも、Jは死んじゃうなんて思ってもなかった。
まだまだ逝っちゃうとは思ってなかったけど
心臓も苦しそうだし、これが長引くと却って王子のためにならないかもしれないな、と
感じ始めた矢先でした。
それでも、一緒に楽しそうにカフェに行ってくれた。
そして、Jがお休みの金曜日。
王子の調子が少し悪そうだから、Jはどこにも行かずに一日中一緒だったね。
今思えば、あれも王子から何かを感じてたのかも。
Eもお見舞いに来てくれて、王子が寄り添ってた。
最近は心臓の影響で咳が辛く、
寝る時もちょっと離れて、寝やすい様に寝ていたのに
金曜の夜は元気だった頃のように、
Jの顔に自分の顔をぴったりとくっつけて寝に来てくれた。
Jは嬉しくて嬉しくて、「ありがとうねえ。来てくれたのねえ」と抱きしめたんだった。。
いつもは土曜日も出勤するオットが
なぜか、今日は家で仕事する、、って出掛けなかったんだよね。
そして、仕事するオットの足元で寝てた。。。
あれもこれも、王子のお別れへの準備だったんだね。
そして、土曜の深夜という曜日もきっと王子が選んだんだね。
私達のスケジュールも熟知してたもんね。
もう少ししたら酸素室もレンタルしよう、
王子の為にクーラーも新しく整備しなくちゃ、とか
いろいろ話してたから
王子は「もう大丈夫だよ。必要ないよ」って思ったのかな。
ここ最近は夜、一時間おきに起きて辛そうにしている王子の看病のため
ベッドじゃなくて和室にお布団で寝る事にして
夫婦交代で寝不足になりながら看病してたから
もう潮時って思ったのかな。
王子とJの最後のツーショット写真。
亡くなる5日前。
明け方、仕事を終えたオットが撮ったものだそうです。
Jが起きた時にはもう足元で寝てたけど
こうやって寄り添って来てくれてたんだね。
あの前立腺癌告知の時、
王子はこのまま死ねないって思ったんだろうな。。。
今死んだらJがとんでもない事になる、、って。
それで頑張って5月まではもしかして癌は治っちゃったかな?って
錯覚させる勢いで、不安を感じさせずに過ごさせてくれた。
ちょっとだけ、本格的な介護もさせてくれて、
最後に濃密な時間を過ごさせてくれて
すぅっと天国に行ってしまった王子。
辛くて、悲しくて、苦しくて、息が出来ない、って状態だけど
それでも、想像していたよりも頑張れているよ。
それはきっと、あの秋の日から王子が考えていたんだろう、
このお別れ計画のお陰なんだね。
小さな後悔はいっぱいあるけど
それでも、王子が心の残りが無いように配慮してくれたから
後悔も最小限ですんだ。
これが無かったら、Jはどうなってたかわからないもんね。
Jの後ろ向きで心配性で落ち込みやすい性格を一番分かっていた王子。
本当はもっともっと一緒にいたかったけど
きっとこれが精一杯だったんだね。
よくここまで頑張ってくれました。
これが王子の私達への贈り物だったんだね。
本当に可愛くて可愛くて、大事な大事な
そして、去り際のかっこいい、私達の王子でした。
みなさん、たくさんのコメント、メール、
そしてお花を本当にありがとうございました。
とても慰められました。。
王子が虹の橋に旅立って9日が経ちました。
Jにとって、それはそれは長い9日間でした。
もうすでに1ヶ月位経っているかに思えます。
王子がいないだけでこれほどまでに時が進むのが遅いだなんて。
王子の最期は辛くて書けないと思っていたけど、
これをまとめておかないと前に進めない気がしました。
5月に抗がん剤を引き金にして腎不全の状態になってしまった事は日記に書きました。
その後は頑張って復活して、ご飯もまあまあ食べられる様にはなりました。
美味しいものしか食べてくれなかったけど。
そして6月18日、王子の足に大きなしこりも出来てしまったため、
再度大学病院で診察してもらったところ、
癌がいろいろ転移してしまったとのことでした。。。
本人はまだ痛みのようなものは感じていないようでしたが、
体調が悪いため、そのあとは何も食べなくなってしまいました。
それでも何とか少しでもと思って液状にした食べ物を無理矢理与えて、乗り切りました。
そして、週末。。。
土曜の夜にかなり調子が悪そうだったので掛かり付けの病院に連れていくと、、、
もう血液の数値が相当悪いとのことで、
点滴をするため夜まで預かってもらうことになってしまいました。
低血糖まで起こしていました。
夜遅く病院にブランを迎えに行くと、まだまだ危険な状態ですが、
取りあえず安定して、たまに立ち上がったりもする状態にはなりましたとのこと。
でももう少し点滴をした方が良いのは事実なので、
日曜にまた来てもらうか、あるいはそのまま預かっても良いですと話を受けました。
まずは王子も家で落ち着く方が良いだろうから日曜にまた来ることにします。と言って連れて帰ることに。
そして、病院の中から出てきた王子は、ぐったりはしているものの何だか表情は元気そうな感じになっていました。
オットはその表情を見て連れて帰って欲しい、という気持ちを感じたそうです。
家に帰った後の王子は、調子は良くないようでしたが、私たちの後を追って歩いたりもしていました。
そして、疲れて横になった王子が心配で、
お布団の真ん中にブラを寝かせ、オットと二人でぴったり付き添っていると、
安心した表情をしてすやすや眠りにつきました。
「明日の点滴も頑張ろうね」って頭を撫でながら話しかけていました。
そのまま王子を囲んで、私たちも眠りに就いてすぐのことでした。
そのまま穏やかに眠るようにして息を引き取ったのでした。
まさか、の出来事でした。
本当に、未だに、未だにまさかの出来事です。
大きな悲しみと、その倍くらいの驚きがJを襲いました。
夜中の1時半。
オットと一緒に茫然自失でした。
かなり弱ってはいたものの、まさかこんなに早く逝ってしまうなんて。
夜通し泣きました。
その日はJの家族、オットの家族も王子に会いに来てくれました。
月曜日はびっくりする程寒くて
王子を綺麗なまま旅立たせてくれようとする神様からのプレゼントだったのかな。
でも、神様。
それよりも本当は王子ともっと一緒に居たかったよ。。。
火曜に葬儀を行いました。
最後のお別れは、本当に辛かったです。
でも、王子。
本当にいままでありがとうね。
王子のお陰で本当にJは幸せな13年弱の月日を過ごせたよ。
一緒に大学病院に通った道のりだって
王子とのランデブーだね、いつかきっとこの辛い通院の事さえ
幸せだった時間だと感じるだろうねって話したよね。
この先、王子のいないこの空間で生きて行けるか心配だけど
「もし天国に行く時は、一人では逝かないで、一緒にいる時にしてね」
「そして苦しまないで安らかに眠るように逝ってほしい」
このJの最後のお願いを全部聞いてくれたから、
前向きな王子を出来るだけ見習って
Jも頑張って行くよ。
淋しいけど、難しいけど頑張ってみるよ。
目には見えなくなったけど、いつも側にいてくれてるもんね。
そしてお花を本当にありがとうございました。
とても慰められました。。
王子が虹の橋に旅立って9日が経ちました。
Jにとって、それはそれは長い9日間でした。
もうすでに1ヶ月位経っているかに思えます。
王子がいないだけでこれほどまでに時が進むのが遅いだなんて。
王子の最期は辛くて書けないと思っていたけど、
これをまとめておかないと前に進めない気がしました。
5月に抗がん剤を引き金にして腎不全の状態になってしまった事は日記に書きました。
その後は頑張って復活して、ご飯もまあまあ食べられる様にはなりました。
美味しいものしか食べてくれなかったけど。
そして6月18日、王子の足に大きなしこりも出来てしまったため、
再度大学病院で診察してもらったところ、
癌がいろいろ転移してしまったとのことでした。。。
本人はまだ痛みのようなものは感じていないようでしたが、
体調が悪いため、そのあとは何も食べなくなってしまいました。
それでも何とか少しでもと思って液状にした食べ物を無理矢理与えて、乗り切りました。
そして、週末。。。
土曜の夜にかなり調子が悪そうだったので掛かり付けの病院に連れていくと、、、
もう血液の数値が相当悪いとのことで、
点滴をするため夜まで預かってもらうことになってしまいました。
低血糖まで起こしていました。
夜遅く病院にブランを迎えに行くと、まだまだ危険な状態ですが、
取りあえず安定して、たまに立ち上がったりもする状態にはなりましたとのこと。
でももう少し点滴をした方が良いのは事実なので、
日曜にまた来てもらうか、あるいはそのまま預かっても良いですと話を受けました。
まずは王子も家で落ち着く方が良いだろうから日曜にまた来ることにします。と言って連れて帰ることに。
そして、病院の中から出てきた王子は、ぐったりはしているものの何だか表情は元気そうな感じになっていました。
オットはその表情を見て連れて帰って欲しい、という気持ちを感じたそうです。
家に帰った後の王子は、調子は良くないようでしたが、私たちの後を追って歩いたりもしていました。
そして、疲れて横になった王子が心配で、
お布団の真ん中にブラを寝かせ、オットと二人でぴったり付き添っていると、
安心した表情をしてすやすや眠りにつきました。
「明日の点滴も頑張ろうね」って頭を撫でながら話しかけていました。
そのまま王子を囲んで、私たちも眠りに就いてすぐのことでした。
そのまま穏やかに眠るようにして息を引き取ったのでした。
まさか、の出来事でした。
本当に、未だに、未だにまさかの出来事です。
大きな悲しみと、その倍くらいの驚きがJを襲いました。
夜中の1時半。
オットと一緒に茫然自失でした。
かなり弱ってはいたものの、まさかこんなに早く逝ってしまうなんて。
夜通し泣きました。
その日はJの家族、オットの家族も王子に会いに来てくれました。
月曜日はびっくりする程寒くて
王子を綺麗なまま旅立たせてくれようとする神様からのプレゼントだったのかな。
でも、神様。
それよりも本当は王子ともっと一緒に居たかったよ。。。
火曜に葬儀を行いました。
最後のお別れは、本当に辛かったです。
でも、王子。
本当にいままでありがとうね。
王子のお陰で本当にJは幸せな13年弱の月日を過ごせたよ。
一緒に大学病院に通った道のりだって
王子とのランデブーだね、いつかきっとこの辛い通院の事さえ
幸せだった時間だと感じるだろうねって話したよね。
この先、王子のいないこの空間で生きて行けるか心配だけど
「もし天国に行く時は、一人では逝かないで、一緒にいる時にしてね」
「そして苦しまないで安らかに眠るように逝ってほしい」
このJの最後のお願いを全部聞いてくれたから、
前向きな王子を出来るだけ見習って
Jも頑張って行くよ。
淋しいけど、難しいけど頑張ってみるよ。
目には見えなくなったけど、いつも側にいてくれてるもんね。