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北軽井沢番外編・57~ノギラン

 東京は長い梅雨が終わったと思ったら、すぐに猛暑が襲ってきた。そこで短い休暇を取って北軽井沢に一時避難。日中は30℃を超えるが夜は25℃以下になり、涼しくて冷房は要らない。
 写真は“鬼押出し園”の岩場で見つけた「ノギラン(芒蘭)」。キンコウカ科(←ノギラン科・ユリ科)ノギラン属(←ソクシンラン属)の多年草で草丈は40~50センチ。花被片は6枚で雄蕊は6本ある。すぐ横にネバリノギランが見られるが、ノギランのほうは触ってもベトベトしない。
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ノカンゾウ・5~鑓水浜街道緑地

 鑓水地区の都有地が何年も野原のままだったが、数年前に開発が始まりきちんと区画整理された。これから戸建て住宅が立ち並ぶのだろう。その横の遊歩道には真新しい“鑓水浜街道緑地”の表示杭が設置されている。“浜街道”とは東京都八王子市と神奈川県横浜市を結んだ“神奈川往還”とも呼ばれる道。かつて甲州や武州で生産された生糸が八王子に集められ、江戸末期に横浜港が開港されると、輸出のために横浜方面へも出荷されることとなった。この道は“鑓水商人”と呼ばれる絹商人の往来が盛んになり、“絹の道”とも呼ばれるようになった。鑓水にはその歴史を残す“絹の道資料館”もある。鑓水商人の繁栄も、明治22年の甲武鉄道(現:中央線)や明治41年の横浜鉄道(現:横浜線)の開通により、坂道を転げ落ちるように終焉を迎えた。
 写真は“鑓水浜街道緑地”横の遊歩道に咲く「ノカンゾウ(野萱草)」。ワスレグサ科(←ユリ科)ワスレグサ属の多年草で、万葉の頃から“わすれぐさ”として多くの歌に詠まれている。
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ムラサキクンシラン

 ヒガンバナ科(ムラサキクンシラン科←ネギ科・ユリ科)ムラサキクンシラン属の「ムラサキクンシラン(紫君子蘭)」。植物分類のAPGⅡではムラサキクンシラン科とされていたが、APGⅢではヒガンバナ科に纏められている。南アフリカ原産の多年草で「アガパンサス(Agapanthus)」と呼ばれることが多い。写真は蒴果の様子で3室あり三角柱のような形になる。
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ツノナス・3~開花

 ナス科ナス属の「ツノナス(角茄子)」。ブラジル原産の一年草で、その果実の姿から「フォックスフェイス(fox face)」や「キツネナス(狐茄子)」と呼ばれている。花期は夏で、淡紫色の花弁に黄色い蕊が目立つ。去年、果実と種子を撮っており、この花を撮って宿題は完了。
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