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オグルマ・1~せせらぎ緑道

 キク科オグルマ属の「オグルマ(小車)」。車輪のように拡がる舌状花の様子を小さな車に見立てている。同属のカセンソウが日当たりの良い山野に生えるのに対してオグルマは湿地に生育する。花径は3~4センチで草丈は40~50センチ。漢方では乾燥させた頭花を“旋覆花(せんぷくか)”と呼び、健胃や利尿に効く生薬として利用している。ここは京王堀之内駅付近の“せせらぎ緑道”で、4年振りに開花を見ることができた。
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スベリヒユ・3~閉鎖花?

 堀之内地区の農道で見られる「スベリヒユ(滑りひゆ※)」。スベリヒユ科スベリヒユ属の一年草で、花は午前中に咲き午後には萎れる。しかし午前中でも花を付けていない株が多く、私はスベリヒユには“閉鎖花”があるのではないかと考えている。そこで午前中に花の付いていない株の茎頂の角の部分を折ってみると、そこには黄色い花のようなものがあった。おそらくこれは開花せずこのまま自家受粉して種子を作るものと思われる。別の株のものを折ってみるとそこには黒ずんだ花弁の残骸のようなものがあり、咲いた形跡はなかった。以前これと同じ形の角を折った時には、そこに種子があった。つまり角のような形が“閉鎖花”であり、その形のまま種子が出来ると類推できる。タイトルに“?”を付けているが、これは植物図鑑などでは“閉鎖花”の記述が無いので、あくまでも素人考えということである。
 ※“ひゆ”の漢字は草かんむりに見。
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