アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第261回目「ひょっとして幽霊の手になってませんか?~内部圧縮でエネルギー増幅 その4」2月16日
以前の脱力ブームの影響もまだ残っているのか、手をダランとぶらさげて日常生活をする人がいます。このような手の状態を見ると、まさか自分のこととは思わないので「また大袈裟な。そんな変な手、私はしませんよ」と言うのです。
ところが腕を開いて「しっかり十字架のポーズになってください」というと、多くはこの幽霊の手になっています。柔らかいイメージを大切にしたいようなのですが、これはエネルギー漏れの脱力です。その証拠に「ちゃんと手首と指先をまっすぐにして十字架になってください」と言っても10秒後にはすぐにダランと落っこちてしうのです。
さらにひどくなるとこういう歩き方をしている人もいます。やはり「私、そんな恰好していません!」と言い張るのですが、さてどうでしょう。
それでは圧縮しましょう。
1)まず骨盤を手で持って上げたり下げたり可動性に気が付きましょう。
2)腕を左右に広げて胴体に向かわせます。同時に大腿部を内旋させて引き上げます。そして丹田圧縮しましょう。
これをそのまま応用するとパリガアサナができます。
1)右膝をついて左足を横に伸ばします。手で大腿部を胴体に引き寄せましょう。
2)さらに手で骨盤持ちます。
3)腕と脚を胴体に向かわせて丹田圧縮します。
4)合掌して体を左に傾けます。無理に曲げようとするよりも、丹田圧縮に注意を向けます。
これでエネルギーは増幅します。そして腕と脚の接続が良くなるので、体の内部のギクシャクやブロックも減っていきます。そうした部分を何とかしたいと思っている人が多いです。どこまで改善するかは圧縮生活を毎日続けるというのがここでの答えです。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司