ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

8/29~8/30日 針ノ木岳と蓮華岳山行 その4:針ノ木峠に着き、小屋に荷を置いて針ノ木岳の山頂を目指す。

2017-09-05 06:50:48 | 草花
前記事では、雪渓の上部まで来ています。
そこから標高2536mの針ノ木峠まで、2時間弱を掛けてのんびりと歩いて行きます。

峠にある針ノ木小屋には12時15分に到着して、そこで軽く食事をとり、針ノ木岳の山頂を目指して歩くことにしています。

この記事では、標高2130mのところで咲くイワツメクサを見てから、記事の末尾では、針ノ木岳の山頂直前の稜線上、2750m地点(13時51分)のところまでをレポートします。

イワツメクサ ↓

前記事のジンヨウスイバのところでこの花も見ました。



クロクモソウ ↓

クロクモソウは山に入ったところからずっと見てきています。




"アカバナ" ↓

〇〇アカバナとなりますが、〇〇のところが不確かですので、””をつけておきます。



ミヤマダイモンジソウ ↓

このあたりからミヤマダイモンジソウをよく見るようになります。



”ウメバチソウ” ↓

ウメバチソウの仲間にはウメバチソウ、ヒメウメバチソウ、コウメバチソウとありますが、この時きちんと見ていないので、これがコウメバチソウになると断定できません。



ミヤマホツツジ ↓

高巻きの道でミヤマホツツジも出て来ました。



ウラジロナナカマド ↓

もうこのあたりでは亜高山帯の植物と高山帯の植物とが入り混じっています。



オオレイジンソウ ↓

これはトリカブトの仲間で、やはり毒草であると聞いています。



ミヤマリンドウ ↓

お天気が生憎ですのできちんと花開いてはいませんが、こういうことが残念であります。



最終水場 ↓

これまで沢とはつかず離れずに歩いてきていて、水の心配はありませんでしたが、これから先はもう水場が無くなるそうです。(しかし、雨がちな天気が続いた所為で、この先にも水は出ていました。)



オオヒョウタンボク ↓

可愛い液果が二つづつ並びます。しかし、この実は有毒ということです。



ハイマツ ↓

ついに待望のハイマツを近くで見るようになりました。ハイマツは高山植物の代表的なものです。



イワギキョウ ↓

この山域では今回は、このイワギキョウばかりを見ていて、チシマギキョウは見ませんでした。



針ノ木峠 ↓

稜線に出るまでに急傾斜の登りがあり、それを電光型に詰めていきます。稜線に出たところに針ノ木峠があります。
晴れていればここからの眺望も抜群で、槍穂や富士山が見えるようです。


針ノ木小屋 ↓

峠に山小屋があり、今夜はこの小屋にお世話になります。
ということで、すぐに宿泊手続きを取り、軽く食事をとります。

(小屋に荷物を置いて、針ノ木岳の山頂まで往復することにします。)


コケモモの実 ↓

午後1時少し前に、針ノ木岳頂上を目指して小屋を後にします。小屋の横でコケモモの実を見つけました。



目指す針ノ木岳の山頂方面にガス ↓

目指す針ノ木岳の山頂方面には生憎ガスが掛かっています。


シラタマノキの実 ↓

山頂に向かって稜線上を歩きますが、高山植物たちも、多くは花から実に変わって出て来ます。



ゴゼンタチバナ ↓

この時期に未だゴゼンタチバナが花で残っていました。



ミソガワソウ ↓

ミソガワソウをこんな高度の、しかも稜線上で見たのは初めてのような気がします。


ベニバナイチゴ ↓

ベニバナイチゴの木をこれよりも前に何度か見てきましたが、実が色づいていたのはこれが最初でした。



スバリ岳 ↓

行く手にスバリ岳が見えています。今回はそこまでは行きませんが、なかなか魅力的な稜線が続きます。


赤沢岳 ↓

スバリ岳の奥に赤沢岳があります。山体が確かに赤味掛かっています。
扇沢から黒部湖に行く黒部立山アルペンルートのトンネルトロリーバスは、あの山をぶち抜いていたように聞いています。



雪渓を見下ろす ↓

稜線上からも朝方に歩いて来た雪渓が見下ろせます。




背後には蓮華岳 ↓

稜線を歩いていて、ふと、振り返ると、背後には、翌日歩くことになる蓮華岳が、どっしりと伸びやかに聳えているのが見えて、登行欲をそそります。
コメント (6)
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