この日に目標とした針ノ木岳は標高が2821メートルあり、歩行開始地点扇沢の駐車場の標高は1390メートルでした。標高差は約1430メートルあることになります。
この記事では最初のノリウツギの写真のところの標高は1550mで午前6時13分、記事末尾のキンコウカの画のところでは標高が1800mほどで午前8時30分になっています。
途中の大沢小屋(1673mH)で朝食休憩タイムを取ってはいますが、高度を250mだけ上げるのに2時間以上も時間をかけています。
このスローペースの原因は登山道わきに出てくる花の種類の多さと関係しているようです。
今回の二人連れのパーティではおおむね小生が先頭を歩きましたが、花の見落としが多くて、それを後から歩く相棒の女性がフォローしてくれます。
出てくる花々にこだわりを入れて歩いていますので速度は超スローペースになっているようです。
時間はたっぷりありますので、二人の間ではこれで上等なのです。
ノリウツギ ↓

未だ三河の山間部でも見かける花が出てきています。
ミズキ ↓

オオカメノキによく似ていますが、微妙に違います。これはどうやらミズキのようです。
メタカラコウ ↓

時季が遅いので、花がうらぶれてはいますが、まだ色は残しています。
ミズタマソウか? ↓

これもよく判らない花でしたが、よくよく見るとミズタマソウの特徴があります。
ブナの林 ↓

山道はブナの木が目につくようになりました。
遠くに雪渓 ↓

遠くに雪渓が見えました。今年の雪渓は雪が少ないとのことでしたが、確かに雪の堆積が途切れていて、しかも痩せています。
ヤマブドウ ↓

頭上をヤマブドウの葉が覆っています。実の房も垂れ下がっていますから、大きい一粒を取り、噛みますと、強い酸味が口中に広がり心地よく感じます。
ヤマアジサイ ↓

ここの一株はきれいな青色で一番の姿でした。
オオカメノキ ↓

今度は間違いのないオオカメノキが出て来ました。
アキノキリンソウ ↓

アキノキリンソウも道端に姿を出しています。
カニコウモリ ↓

この草もカニコウモリと決めるのに躊躇われました。葉が艶々で普通に見るカニコウモリとは一味違います。
ツクバネソウ ↓

ツクバネソウはもう花の姿ではなくて、実をつけています。
サラシナショウマ ↓

ここで見たサラシナショウマは立派な花の穂を突き出しているのではなくて、草に囲まれて、僅かに花の穂を出していたり、その花の穂が曲がっていたりして、やや物足りなさを感じました。
コイチヨウラン ↓

樹下のやや湿り気を感じるところでコイチヨウランを見ました。
この調子で、ショウキランも出てこないかとずっと探し続けていましたが、そちらはついに姿を見せませんでした。
大沢小屋 ↓

針ノ木峠の小屋と同じ経営のようですが、こちらは休憩小屋のように感じられました。
小屋番の方に断りを入れて、長椅子を貸していただき、そこで朝食をとります。
建物の脇に美味しい水が引かれていました。
アカモノ ↓

赤い実が付くのでアカモノとなったのでしょうが、手にとってよくよく見た時に、これが花なのか実なのかどちらともとれるものでした。過渡期の姿なのでしょうね。
沢の左岸を行く ↓

雪の多い年は沢には雪が詰まり、雪渓も広く大きくなり、アイゼンを着けて雪の上を歩いて行けるのでしょうが、雪渓の痩せている今年は山道を歩くことになっているようです。
"オトギリソウ” ↓

道端にオトギリソウの仲間が出て来ました。葉裏を透かして見て油点の有無を確認しますが、この老眼はそういう精密作業を受け付けて呉れなくなっています。
ゼンテイカ ↓

やっとニッコウキスゲ(ゼンテイカ)が出て来ました。
オヤマリンドウ ↓

この花は低地で咲くリンドウのようには、開いたところを見せてくれませんね。
シモツケソウ ↓

山で咲く花はいろいろ種類がありますが、この色は派手さにおいてナンバーワンではないでしょうか。
"トリカブト" ↓

トリカブトの仲間も時々現れて来ます。猛毒ということですが、それとは関係なく涼しい色に魅せられます。
"ギボウシ" ↓

ギボウシの仲間も出て来ました。かなり大型のものが群生していて壮観でした。
タテヤマウツボグサ ↓

平地で見るウツボグサと比べると花の青紫色が際立ちますが、花の着き方はバラケた感じです。
キンコウカ ↓

花の時季には遅れたようですが、キンコウカの群落も目にしました。
この記事では最初のノリウツギの写真のところの標高は1550mで午前6時13分、記事末尾のキンコウカの画のところでは標高が1800mほどで午前8時30分になっています。
途中の大沢小屋(1673mH)で朝食休憩タイムを取ってはいますが、高度を250mだけ上げるのに2時間以上も時間をかけています。
このスローペースの原因は登山道わきに出てくる花の種類の多さと関係しているようです。
今回の二人連れのパーティではおおむね小生が先頭を歩きましたが、花の見落としが多くて、それを後から歩く相棒の女性がフォローしてくれます。
出てくる花々にこだわりを入れて歩いていますので速度は超スローペースになっているようです。
時間はたっぷりありますので、二人の間ではこれで上等なのです。
ノリウツギ ↓

未だ三河の山間部でも見かける花が出てきています。
ミズキ ↓

オオカメノキによく似ていますが、微妙に違います。これはどうやらミズキのようです。
メタカラコウ ↓

時季が遅いので、花がうらぶれてはいますが、まだ色は残しています。
ミズタマソウか? ↓

これもよく判らない花でしたが、よくよく見るとミズタマソウの特徴があります。
ブナの林 ↓

山道はブナの木が目につくようになりました。
遠くに雪渓 ↓

遠くに雪渓が見えました。今年の雪渓は雪が少ないとのことでしたが、確かに雪の堆積が途切れていて、しかも痩せています。
ヤマブドウ ↓

頭上をヤマブドウの葉が覆っています。実の房も垂れ下がっていますから、大きい一粒を取り、噛みますと、強い酸味が口中に広がり心地よく感じます。
ヤマアジサイ ↓

ここの一株はきれいな青色で一番の姿でした。
オオカメノキ ↓

今度は間違いのないオオカメノキが出て来ました。
アキノキリンソウ ↓

アキノキリンソウも道端に姿を出しています。
カニコウモリ ↓

この草もカニコウモリと決めるのに躊躇われました。葉が艶々で普通に見るカニコウモリとは一味違います。
ツクバネソウ ↓

ツクバネソウはもう花の姿ではなくて、実をつけています。
サラシナショウマ ↓

ここで見たサラシナショウマは立派な花の穂を突き出しているのではなくて、草に囲まれて、僅かに花の穂を出していたり、その花の穂が曲がっていたりして、やや物足りなさを感じました。
コイチヨウラン ↓

樹下のやや湿り気を感じるところでコイチヨウランを見ました。
この調子で、ショウキランも出てこないかとずっと探し続けていましたが、そちらはついに姿を見せませんでした。
大沢小屋 ↓

針ノ木峠の小屋と同じ経営のようですが、こちらは休憩小屋のように感じられました。
小屋番の方に断りを入れて、長椅子を貸していただき、そこで朝食をとります。
建物の脇に美味しい水が引かれていました。
アカモノ ↓

赤い実が付くのでアカモノとなったのでしょうが、手にとってよくよく見た時に、これが花なのか実なのかどちらともとれるものでした。過渡期の姿なのでしょうね。
沢の左岸を行く ↓

雪の多い年は沢には雪が詰まり、雪渓も広く大きくなり、アイゼンを着けて雪の上を歩いて行けるのでしょうが、雪渓の痩せている今年は山道を歩くことになっているようです。
"オトギリソウ” ↓

道端にオトギリソウの仲間が出て来ました。葉裏を透かして見て油点の有無を確認しますが、この老眼はそういう精密作業を受け付けて呉れなくなっています。
ゼンテイカ ↓

やっとニッコウキスゲ(ゼンテイカ)が出て来ました。
オヤマリンドウ ↓

この花は低地で咲くリンドウのようには、開いたところを見せてくれませんね。
シモツケソウ ↓

山で咲く花はいろいろ種類がありますが、この色は派手さにおいてナンバーワンではないでしょうか。
"トリカブト" ↓

トリカブトの仲間も時々現れて来ます。猛毒ということですが、それとは関係なく涼しい色に魅せられます。
"ギボウシ" ↓

ギボウシの仲間も出て来ました。かなり大型のものが群生していて壮観でした。
タテヤマウツボグサ ↓

平地で見るウツボグサと比べると花の青紫色が際立ちますが、花の着き方はバラケた感じです。
キンコウカ ↓

花の時季には遅れたようですが、キンコウカの群落も目にしました。