
原題 Night at the Museum:Secret of the Tomb
ほろりとさせられました。
2006年に公開された「ナイトミュージアム」から始まって3作目の最終章の映画です。
最初の「ナイトミュージアム」が公開されたとき、これってどういう意味でどういう内容?とタイトルだけでは全く理解不能。博物館の映画なんて面白くなさそうと思っていました。「バックトゥーザヒューチャー」は英語でも訳のわからない題名になっていますが、ふたを開けてみたら大化けした映画。この「ナイトミュージアム」もそんな感じの映画ですね。
原題のNight at the Museumで、夜の博物館に何かあるらしい、という事がわかります。
1作目、2作目と前2作はほぼファミリー向けアドベンチャーでちゃんちゃんという感じでみんなハッピー!!で終わったのですが、今回は若干様相が違います。
なにしろ、あのロビン・ウイリアムズとミッキー・ルーニーが出演した最後の映画になりましたから。
ミッキー・ルーニーは93歳で亡くなったという事ですから、ほぼ大往生と言ってもいいくらいの年齢です。それに比べ、ロビン・ウイリアムズは昨年本当に残念な形で亡くなってしまいました。今でもその原因というのがはっきりしていないようです。

でも、映画の中の彼を見たとき、前回と全然違うと思ってしまいました。何しろ、やせているんです。これがあのロビン?あのテディ?思わず、別の誰かがロビンに似せるようにお化粧して演技しているのかなと思ってしまった。
アルコール中毒とかいろいろ言われていますが、何か大きな病気があったのか、あるいは鬱状態が激しく、精神的にぎりぎりだったのかもしれません。まだ63歳でした。
エンドロール最後に、ミッキーとロビンに捧ぐと出てくる訳ですが、その後に「Adventure never ends」(だったと思う)という字幕があるのですが、それを見たときには思わず、もらい泣きしそうになってしまいました。
様々なところで、「別れ」を示唆する内容が多く、それも涙を誘いました
その他のストーリー自体は1ほどのインパクトはありませんが、それなりに笑わせてくれて良い内容でした。ベン・スティラーのおとぼけ原始人役も良かったかな。
でも最後、前2作は全員の幸せそうな踊りで終わっていたと思いますが、今回は違いました。ラリーが博物館を辞めて2年目という設定でエンディングを迎えます。そのときに、イギリスから博物館に戻ってきたタブレットのおかげで博物館の展示物も2年ぶりに夜に目を覚ますんですね。そしてみんなでハッピーダンシング!
しかし!!そこにはラリーはいない。そのラリー、みんなが楽しんでいる様子を博物館の外から感慨深げあるいは悲しそうな表情で、それもひげもそらず、ちょっとくたびれた服装で博物館を見上げているところで終わるのです。
いったい、この2年の間にラリーに何があったのか、ととっても興味をそそられるエンディングでした。
どういう意味があるんでしょう、このエンディングには



今度はナイトミュージアムの別バージョンが出来きそう、と思わせてくれました。
乞うご期待

タブレットで展示物は命を与えられますが、人間は年を取る矛盾。。
という事で、いろんな意味で今回は
🍎🍎🍎
です。
ナイトミュージアム3 エジプト王の秘密 予告 日本語字幕