麒麟がくる
で当初話題になったのが、女性の立膝。
これ、当時の高貴な女性の普通の座り方だったということです。そういう時代的背景を表しているようですが、それを知らない人たちが、
NHK なのに何故韓国式❓
とかtwitterで文句を言っていた人もいたらしい。
こういうことって、ネット使っているんだったらちょっと調べるとすぐにわかるはずなのに、韓国式とか文句言うのはおかしいと思う。
当時は、襲われてもすぐに立ち上がることができるようにと立膝にしていた、とも言われているようです。正座が浸透したのは江戸時代。まあ、戦いもないし、また茶道とか畳の影響もあるようです。
私が今回の大河ドラマで疑問に思うのは、最近の大河ドラマは時代考証全く無視なのに、麒麟がくるで敢えて立膝だけ取り上げたのは何故ですか❓という事。
今までの大河ドラマでは取り上げる事もなかった立膝を取り上げるのなら、なぜ、お歯黒とか眉剃りを取り入れなかったのですか❓と聞きたい。
当時の高貴な女性がみんなしていた、普通の習慣。わざわざ立膝だけをを取り上げたのは、何か意図的な事があるのか、と推測してしまいます。
昔の時代劇では、お歯黒とか眉剃りしているようなお化粧の女優さんが普通だった、と思います。それをみて、「お歯黒、気持ち悪い」と思った事を覚えています。
私のように思った人が多かったのかどうか、その後、時代劇でのお歯黒はなくなりました。
最近は、大河ドラマもほぼ現代語ですし、わざわざ立膝を持ってくるのもおかしな話、です。
時代考証やるならやる、やらないのならなんでもありかも、とも思います。かえってその方が面白くなるかもしれませんが、中途半端な時代考証が時代劇を面白くないものにしているかもしれない。
それにしても、麒麟がくる がお休みになったせいで「独眼竜政宗」の名場面を放送していましたが、つくづく昔の大河ドラマはよかったな、という印象。どこが良かったかというと、個性的な俳優さんたちが多かった、という事。当時、渡辺謙さんは年齢が若くって大変だったかもしれませんが、勝新太郎さんが秀吉役だったってのはオドロキ❗️その他、出演している俳優さんたちって、皆さん印象が強い方が多いような印象です。
今はどうですかね。
最近は染谷さんの印象が強くなってきたように思いますが、その他はどうでしょう。つい最近までは本木さんくらい。あとは誰が誰だか。加えて主役の活躍する部分が殆どないから、長谷川さんはいてもいなくても同じような状態。
独眼竜政宗に比べて、麒麟がくる はこれでいいのか、と文句を言っているところです。つくづく、光秀が主役の大河は話にならないと思っている。