学校の歴史の授業で、東京裁判のことなんか教えても貰わなかったので、戦後、こういう裁判があったと知ったのは随分後のことです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/b1/0fb483df6e4f3a2d8604e3bc774405ed.jpg?1739082332)
その当時は、戦争なのに、勝者だけが敗者を裁くなんていう行為は正しいのかな、と不思議な気持ちでした。とは思いましたが、それ以上突き詰めることもなく、日々が過ぎていきました。
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で、この「プライド-運命の瞬間」が公開された当時は、電車の中でも駅の構内でも大きなポスターが何枚も貼ってあって、これはどういう映画なんだろう、とは思っていた事は覚えています。それに、プライドって何❓プライドというタイトルで、どうして戦争中のような服を着ているの❓という疑問が湧いてきて、一体どういう映画なのか、全くわからなかったのです。それに、当時は東京裁判なんて事には全く知識がなく、タイトルの意味もわからなかったので、当然、この映画は完全にスルーしてました。
が最近、ネット配信でたまたま視聴した映画の関連作品でこの映画が紹介されていたので、ようやく視聴することができました。
見たい、と思っている映画でも、そういう時期が来ないと見れないものですね。
ついでに、真夏のオリオン も最近になってようやく見れました。結構面白かった。
終戦直後でアメリカが酷く偉ぶっていた時代。アメリカってこの頃が一番頂点だったと思う。それから下がり続けていると思います。そこでトランプになって、世界のアメリカではなくなるのかな❓
さてこの映画、冒頭にインドのパール判事が出てくるとは思わなかった。
ということは、日本寄りの映画かな、とは思いますが、戦勝国が一方的に敗戦国を裁くなんて事は道理に合わないと思っているので、よい描きかただとは思います。勝てば官軍、ではないですが、勝てば嘘も本当になるから。それに、アメリカはそういう裁判を行うことによって日本人を洗脳し、徹底的に日本の体制をアメリカ寄りにしたかったのでしょうか。
まあ、一時的にはそういうことも成功したかもしれませんが、戦後数十年で、アメリカと日本が今のようになる、とは想像もつかなかったかもしれません。
そこで、この映画を見て一番に思った事が、
東条英機は本当に悪人だったのか
ということ。
確かに、首相として開戦に踏み切ったし、その後も無益な戦いを繰り返して多くの死傷者を出しているので、有罪といえば有罪ですが、東条自身も止めるに止められなかったのかもしれません。今止めたら、軍はどうなるのか、日本はどうなるのか、、それを考えたら進むしかなかったのかも。
開戦にさいしても、ただ好き勝手に戦争を始めたわけではなく、講和をいろいろと探っていたにもかかわらず、アメリカの脅威に晒されて、やむを得ずというところもあったのかもしれません。
また、マッカーサーのおかげで天皇陛下は殺されずに済んでしまったので、その代わりとして、日本軍の誰かを殺さないと、アメリカは日本にもアメリカにもメンツが立たなかったのかもしれません。
第三者が裁く裁判ではなく、アメリカの好き放題にできる戦争裁判。
茶番ですよね、こんな裁判。
戦争中だから、原爆で何十万人の人を殺しても良いのですって。
アメリカのシナリオ通りに進む裁判の中で、パール判事が一番正しかった、と言えると思う。
裁判の方向性が予め決定づけられており、判決ありきの茶番劇である
と主張していましたが、その通りだと思います。
戦勝国が敗戦国を裁いているんだから。
パール判事の判決書が裁判で公開されると良かったのにね。
ということで、パール判事は全員を無罪としています。
今から、この東京裁判を第三者が関わってやり直してもらって、東条英機とか処刑された人はパール判事が主張するように全員を無罪にしてもらって、戦犯ではない形で普通に靖国で祀られるべきではないのかな、と思ってしまいます。
はっきり言って、アメリカ人といえども民度というか精神性がすごく低い、と思っている私。
トランプがアメリカと世界秩序に変革を与えたら、世界のアメリカはなくなるんだろうな。