大阪で、コロナ患者を受け入れていた病院が倒産、という報道がありました。
帝国データバンク大阪支社によると、コロナの入院患者を受け入れていた医療法人の倒産は全国で初めてです。https://t.co/2o0Po9k3bf
— 毎日新聞 (@mainichi) August 27, 2021
病院の経営ってそれぞれ違うので、この患者を受け入れていたのが原因なのか本当のところは分かりませんが、コロナ前に施設拡張などを行なっていて、その返済の最中、コロナで受診抑制が発生し外来患者が激減、このため手術なども激減、そこにコロナ患者を引き受けたことにより、更に外来患者が激減して収入も激減して倒産に追い込まれた、というところでしょうか❓
民間病院がコロナ患者を引き受けたがらない、ということには、こういう危険性があるからかもしれません。
既に、コロナの影響で受診抑制で外来患者も減っているのに、この上、コロナ患者を引き受けたら、風評被害でさらに病院経営が圧迫するかも、と思っているのかもしれません。
公的病院は親方日の丸がバックにいますが、民間は自分たちのところでなんとかしなければいけないですからね。
今回のケース、大阪府の要請でコロナ患者を引き受けたということですが、大阪からは何も支援がなかったのでしょうか❓というよりも、ベッド1床に付き補償金が出ているということですが、それでは間に合わなかった、ということでしょうか❓
世間はどの病院もコロナ患者を診るべきだという意見に溢れていますが、普段、多くの感染症患者を見ていないところでは、スタッフを揃えなければいけないし、病院内もいろいろ変えないといけないのがまず大変ですし、加えて、採算が取れるのかも常に考えていかなければいけない。
特に、最近は受診抑制が起こっているので、都会の診療所やら病院は既に大変のようです。
こういう現実的なことは、全く話題にならない。
公的病院はバックが親方日の丸が多いので、経営は特に問題はないと思いますが、民間病院で多くの借金を抱えているところは、コロナ患者を抱えるということは更に多くのリスクを抱えることと同じかもしれません。
病院経営、という事を考えたら、今の現状では、ハイどうぞ、というようにはいかないかもしれません。
コロナ病床一つにつき、かなりの額の補償金が出ていると思いますが、松本病院ではそれでは間に合わなかった、という事なのでしょう。
コロナ患者を引き受けるより、多くの外来患者を抱え、多数の手術をしていたほうが経営的には潤っていた、という事なんでしょう。
今回の場合、大阪府の要請によりコロナ患者を引き受けたようですが、大阪府はどう思っているのでしょうか。
倒産は初耳だ。病床確保は強制しておらず、支援策もあった
なんて言っているようですが、強制していなかったんだそうです。
そんな中、東京都では、都内の全ての病院、診療所にコロナ患者を診るように強制しているようです。
ですが、今はまだコロナは2類ですから、様々な制限があると思います。せめて5類にしてくれたら、受診抑制も起こらないのかもしれませんが、、。
また、都内でこのことが原因で倒産するようなところがあったら、東京都からの補償とかあるのでしょうか。