私の家には今、12歳になるラフコリーがいます。
高齢ですが、幸いな事に病気らしい病気もせず、若い子たちと一緒に散歩して食事も朝から催促しているような状況。
若い子たちと一緒にいるという事が刺激になっているようです。
最近よく考えるのは、この子が寝たきり状態になったらどうするんだろう、という事。
今まで何匹も犬を飼ってきましたが、幸いと言ってはなんですが、寝たきりの犬を介護した経験はありません。
弱ってから2、3日で亡くなってしまうか、病院で亡くなるかどちらかでした。
しかし、世の中には、老犬介護をされている方も少なくないようです。
でもその老犬介護が大変で、保健所に飼い犬を捨てていく方もあるとか、、。
こんな日本とは真逆のような状態の欧米では、そもそも、老犬介護という言葉すら存在していないようです。
というのも、早い段階で安楽死させるよです。
映画の
マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと
でも、13才になったマーリーが胃拡張だかになってもう危ないという状況で、飼い主は安楽死を選択します。
この場面は涙涙でした。
認知症の症状が出た場合は、早い段階で獣医さんと相談して、安楽死させるようです。
こういう状況のため、老犬介護についての情報は日本の方が豊富だとか。老犬介護のためのホテルのような施設も、アメリカとかにはほとんどないようです。
私には、以前のブログに書いた事がありますが、心不全で苦しんでいるチワワを前にしてもどうしても安楽死を決心できず、そのため、チワワに最後の苦しみを与えてしまった、という経験があります。
こんな状況でも安楽死を選べなかった私が、寝たきりというだけでまだ生きている犬の安楽死を選べるのか、と思います。
安楽死を選ぶ欧米と犬が死ぬまで面倒を見るべきとする日本と、どっちが犬のためになるのか。
老犬になって、介護が大変だからという理由で飼い主に捨てられることを考えたら、安楽死を選んだ方がいいかもしれません。
でも、獣医さんの中には安楽死を拒否する人もいるようで、難しい問題ですね。
19歳3カ月生きた力丸は寝たきりは1か月でした。
老衰で苦しむことがなかったから介護できたのかもしれません
カナダで以前お世話してたおじいちゃんの馬が超閉塞?の痛みで苦しみ安楽死させた時の決断はとても早かったでした。
日本は安楽死をタブーに思う文化かなと思いますが、苦しませるのは辛いですよね。うちにもワンコがいるのでいろいろ考えさせられます。