Amazon PrimeVideoでただいま配信中の話題のドラマ、「MAGI-天正遣欧少年使節-」が面白い。
MAGI Trailer 120s Pre YouTube nobunaga 0111
このドラマ、打倒、大河❗️かと思ったら、大河以上のもの。と同時に、大河ドラマの時間帯では、この「MAGI-天正遣欧少年使節-」のようなドラマは見れないんだな、と言う一抹の寂しさが。。。
反対に、大河よ、私を追い越せるか、というような挑戦状とも受け取れました。
挑戦状でもないですね。大河なんぞ屁とも思っていないような。
そこで、このドラマの評判はどうなんだろう、と思って調べたらありました。BUSHOO!JAPANさんのブログです。
大河ドラマとか朝のドラマは良く見ていますが、実はあんまり満足していない。
それはどういう事かというと、まず、
リアリティがない。
ライティングに全く変化なく、明るすぎる。
カメラワークが平坦。
脚本が練れていない。
というようなところでしょうか。
magiのepi1で、血しぶき飛び散る場面とか、信長が首をはね落とす場面が出てきます。戦国時代って絶えずこんな感じではなかったでしょうか。つまり、死がすぐ隣り合わせになっていて、生臭い血液の匂いが漂っている時代。
そういう時代に、明るすぎる照明というか明暗のない照明で、俳優さんたちが綺麗な衣装を着て、というと、サァ~っとドラマへの興味が薄れてしまう。(せごどんの奄美での生活もバカンスかと思えるように、みんな綺麗だった。)
以前のブログにも書きましたが、雲霧のような照明って大河ではダメなの❓
また、大河ドラマって戦国時代の残忍さを表現しなくっていいの❓
朝ドラとかでは、時間に余裕があるとすぐに食卓のシーンになるんですが、そういう安易な脚本でいいの❓(まんぷくでも多かった。)
こんな風に不満に思っているところが、BUSHOO!JAPANさん の感想と同じように思えて、このブログを良く拝見しています。
なぜ、こういうドラマを大河で作れないかと言ったら、それは、歴史の暗部を大河では描かないから。つまり、当時の日本人奴隷の事とか、キリスト教が布教の名の下に、他国でどういうことをしてきたか、ということ。
そういう事実をこのドラマでは正直に書いている。日本の大河であれば、今までのこの当時のキリスト教の描き方って、クリスチャンであれば清廉潔白、清らかな人のようにしか描くことが多く、大河の名を借りた布教か?と不満が多かったです。そのあたりは、こちらのドラマを高く評価します。
ですが、ドラマの中ではキリスト教の矛盾をかなり訴えていた少年たちですが、「愛とは何かと死ぬまで問い続けたのがキリストだ」という説明に納得?したようですが、見ている私には実はちんぷんかんぷん。キリスト教信者だったら、こういうところは理解できるのでしょうか。私には、だから何?のような反応しかない。宗教議論になってしまいますが、八百万の神々に慣れ親しんでいる者にとっては、たった一人の人を信ずる、ということが理解できないところです。
このドラマ、Amazon prime でなければ見れないので、会員になってから見てくださいとしか言えないので、そこが残念です。
ですが、今の大河ドラマで満足していない人、是非、このドラマを見てください、と言いたいです。Prime会員は30日間は無料ですよ。
正直言うと、一応主役になっている野村周平くん、目つきはとっても鋭いですが、もうちょっと演技勉強した方がいいかもしれません。
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今回のように、日本人の監督、脚本、音楽、出演者で海外から発信、というようなドラマが今後増える可能性があります。こういうドラマを作られてしまっては、大河ドラマのこれからの時代、生き残れないのでは、とも思ってしまいます。相手は資金は潤沢だし、全世界配信ですし。
日本のドラマ制作陣も、もっと、今の時代どういうドラマを作ったら良いのか、考えるべき転換点かもしれませんね。日本って携帯だけではなく、テレビ部門でもガラパゴス化しているような印象です。日本の視聴者にも問題があるのかもしれませんが。