コロナウイルス の感染症で、中国で亡くなっている方が、一応563人という報告が出ています。一応、と書いたのは、治療も受けられずに亡くなってからいる方も多いからではないのか、と推測されるからです。
テレビのニュースなどで拝見すると、中国では、病院の外まで多勢の人が診察を受けるのを並んで待っている様子が映し出されていますが、これだけを拝見すると、物凄い人数の人が症状を訴えているようにも思えてしまう。
が、そうでもないらしい。
問題は、医療機関の数が絶対的に不足しているからなのだそう。
中国が急ピッチで病院を建造した、ということも、病院がないという事を考えると、うなづけます。
人口1000万都市と言われている武漢。そういう都市なのに、医療機関が111ぐらいしかないみたいです。そのうち、病院と言われているものは、たったの28(新型肺炎の人が入れる病院)。東京都は病院数は640です。そのうちのどれくらいの病院が新型肺炎の受け入れ可能かはわかりませんが、全国で指定病院にされているのは400箇所あるそうです。
何かあったら、この400の施設に割り振る事も可能でしょう。
この武漢、前々から医療体制に不安が出ていたと言われています。
1000万都市でもこういう状態なので、貧しい農村部では医療体制などあってもないに等しい状況ということも、容易に想像されます。
そういう充実していない医療体制が、中国での多くの死者を生じさせてしまっている原因になっているのかもしれません。
第一、病院外で長時間待たされる事自体、日本ではちょっと想像できません。
もし、日本で今回のようなアウトブレイクがあったら、医療機関は一体どういう状況になるのでしょうか❓
それにしても、経済で大発展を遂げている中国ですが、医療体制について国を挙げて様々な対策をしていかないと、新たな感染症が出た時には、今回と同じような状況になるのではないでしょうか。
人口が多いのだから、医者になりたいという若者もたくさんいるでしょうに。
SARSの時はどうだったんでしょうか❓あの時も、今回のような行列を見たような、、、。
経済で発展している中国ですが、実際の生活をするというところでは、まだまだ洗煉されているようには思えない中国。今後は、住民の公衆衛生の知識と医療体制を充実させる事も必要ではないでしょうか。
どうも中国って、国というか共産党は大事にするけど、個人個人はどうでも良い、と思っているような印象を受けてしまう。
が、中国の病院や医者にも問題があって、なんでもかんでもお金が優先するのだそう。それに、診てもらう医者によって支払う金額が違うとか、長時間待たされるとかなどで、普段は皆さん、あまり病院に受診しないようです。そのかわり、日本で医薬品を多く買って帰るとか。
医療機関が少ないのにも、こういう事情があったのかもしれません。
こういう話を聞くと、中国では病院には行きたくない、と私でも思ってしまう。
むかーしに中国を訪れた時、物凄いぼろ家に住んでいるのに、携帯電話は持っているんだな、ということに驚いた私。物凄く近代的な建物のすぐ隣に、バラックのような汚い建物が平然と建っているのにも驚いた私です。
その後、指の方はいかがですか。
今回の新型コロナウイルス問題、中国の医療体制をはじめ、共産党の一党独裁国家の恥部がさまざまな形で露呈していると思います。
一党独裁国家もそろそろひび割れが見られそうです。
我が国、自由主義国家で幸いと改めて思っております。