今、世界を大騒ぎさせている中国のコロナウイルス とアメリカで猛威を振るっているインフルエンザ。
なぜこの2国なのかと考えたら、この二つの国に共通しているのは、まともな医療保険がない、という事でしょうか。
両国とも、医療の世界でも高額のお金が関連していて、まさにお金で命を買うような状態になっていると思います。アメリカでは無保険者の数も多く、4000万人とも言われているようです。医療保険に入ってはいても、受ける治療や検査に制限があるようです。オバマケアで無保険者は減ってはいるようですが、まだまだ問題があるようです。それに、中国にはそもそも、医療保険なんてものがあるのでしょうか❓
こんな状況の中国やアメリカで、熱が出たからと言ってすぐに医療機関を受診して検査なり治療を受ける人はどれくらいいるのか、ちょっと疑問。そういう場合、すぐに行くのはドラッグストア❓アメリカだったら、熱が出てインフルエンザかも、と思ったら、一体どこに受診すれば良いのでしょうか。そして、お金が払えなかったらどうなるのでしょうか❓
アメリカでインフルエンザの検査っていくらぐらいするのかしら❓
日本も無保険者が多い時代があったようです。が、これではいけないということで、
1958年に国民健康保険法が制定され、61年に全国の市町村で国民健康保険事業が始まり、「誰でも」「どこでも」「いつでも」保険医療を受けられる体制が確立
した、ということです。その国民皆保険が今でも続いています。
という事で、日本ではほんのちょっとの発熱やフツーの風邪症状でも医療機関を受診する、ということが一時期問題になっていました。
が、保険証1枚で、日本全国どこでも同じような医療を受けられ、お金のこともそれほど気にしなくて済むような国は他にあるでしょうか❓
北欧などは無料、ですか❓その分、税金が高いのかもしれませんが。
国民皆保険があるからと言っても、インフルエンザにはかからない、肺炎にもならない、亡くならないという訳ではありませんが、速い段階で検査や治療を受ける事は可能でしょう。
アメリカでインフルエンザにかかっている人がどういう段階で検査なり治療を受けているのか、或いは、どうしようもなくなってやむを得ず受診したのか、そういう経緯に興味があります。本来なら、治っているような人も亡くなっているのではないのかとも思ってしまう。
オバマケアを廃止しようとしているトランプ大統領。もっと良い医療保険制度があるという事ですが、どういう内容でいつ実行するのでしょうか❓
カナダはメディケアという国民皆保険の制度があって、患者の自己負担が一切ないのだそうです。が、医療機関へのアクセスが悪く、どこを受診すべきなのか、また、病院には家庭医の紹介がないと受診できないという事で、その家庭医を受診するのに数ヶ月待ち、などという状況になっているようです。
日本の国民皆保険も、最近は資金不足の上医療費が高額になってきているので、国民皆保険自体の存続も危ぶまれています。もし、日本にこのような医療保険がなかったら、一体どうなるのでしょうか❓
医療保険がない中国と医療保険があっても医療費が高額なアメリカと比べたら、日本はまだまだ恵まれていると思います。そういう事で、国民皆保険は世界最強かもしれません。いろいろな問題はありますが。
もしこういう医療保険が日本になかったら、中国やアメリカのようになっていたかもしれません。