女性が仕事を持つ、ということについては、今も昔も変わらないなあと思いつつ、虎に翼を毎日拝見しています。
今でもそうだと思いますが、女性は男性の3倍働かないと認められない世の中。日本だけでなく、アメリカでもそうだった時代。アメリカ人の女性がそう言っていました。日本だったら5倍以上働かないと認められるのは難しかいでしょう。
ハリウッドでさえ、女優さんの方が男優さんよりはかなりギャランティが低いのだそうです。って、そこまで⁉️と、本当に驚きました。
そういう世の中。
それに加えて、酒の席になると、お姉ちゃんお姉ちゃんとバカにされ、話題は下ネタばかり。内心はオンナをバカにするだけの輩たち。こんな経験をされた女性は多いのではないでしょうか。
寅子が生きていた昭和16年ごろなんて、女性が職業それも弁護士という職業に就くこと自体、世間的には異常なことだったと思うので、キャリアを身につけるのは大変だったと思います。ドラマでは寅子たち女性弁護士が世間の皆様には好意的に受け止められているように描かれていましたが、実際はもっと辛いことがあったのではないのか、と思います。
そこへ、妊娠出産。
🐯 #トラつばプレイバック 🪽
— 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) May 22, 2024
穂高に妊娠のことを打ち明けた寅子。
婦人弁護士がもう自分しかいないことの苦悩を吐露します。
しかし、穂高からは
「君、それは仕事なんかしている場合じゃないだろう」
意外な返しに「…はて?」な寅子。
二人は口論になり…。#朝ドラ #虎に翼#伊藤沙莉 #小林薫 pic.twitter.com/56XySrZu02
当時は子供を残してでも仕事を優先、なんてことになったら、世間は大バッシングだったと思います。子供は母親が育てるのが当然、という世の中。金銭的な事情で働かなければいけないお母さんもいたと思いますが、そういう人たちですら白い目で見られたと思います。
妊娠出産で第一線から退かなければならなかった寅子の無念は良くわかる。
が、大学の教授の皆さんは、女性のこのような現実はわかっていなかったのでしょうか❓
しかし、それから80年くらい経っていても、女性を取り巻く環境はあまり変わっていないようにも思えます。究極、仕事を取るか出産を取るか、でいまだに悩んでいる女性たちは多いと思います。
ま、子供の事を思うと、10代のうちは母親が常にいる生活の方がいいと思う。というのも、学校から帰って、ただいまと言ったらおかえりと答えてくれる母親がいたほうが、子供の精神安定上には良いことだと思ってしまうのですが、、、。
難しい問題です。
追加ですが、お母さんの中には、仕事で忙しいわけでもないのに、保育園に子供を預けっぱなしでなかなか迎えにこないおかあさんもいて、要するに子供抜きでのびのびしたい気持ちがある人もいて、そういうのはどうなんだろうかと思ってしまうような人もいるんですが、それだからオンナは、とバカにされちゃうのかもしれません。