s青天を衝け
明治の時代ともなったら、このドラマも面白く無くなるのでは❓なんて思っていましたが、結構面白い。
というのも、教科書的には、何年に郵便制度が行われるようになりました、とか、円が発行されました、ぐらいにしか書かれていないのですが、ドラマで見るとその影には色々なドラマがあった、という事が良くわかるようなドラマです。
明治維新を描いたドラマとか映画とか色々ありますが、市民の生活と直結したような内容を描いたドラマって今まであったかしら❓
新政府内のゴタゴタなどが描かれるドラマとか映画がほとんどだと思いますが、こういう側面を描くのも、見ていて面白いですね。
そんな明治の時代の内容にも関わらず、栄一さんの浮気のこともさらっとドラマにぶっ込んできて、やっぱりこれは描くんだな、と悟りました。それはよかった❗️
これも、史実ですからね。
その浮気相手というかお妾さんが登場して初めて、オープニングクレジットに尾高忠明さんの名前が出ている意味がわかったのです。
オープニングクレジットを見るたびに、この尾高忠明さんてドラマに出てくる尾高さんと関係があるのかな❓と思ったら、本当に関係がありました❗️
尾高忠明さんにとって、渋沢栄一さんも尾高惇忠さんは曽祖父にあたることになるんですね。
そういう関係に、驚きました。
血縁関係にあたる人が、祖先の事を描いたドラマに、時を超えて名前を連ねるという事自体にびっくりです。
さて、今回描かれていた廃藩置県ですが、教科書では「廃藩置県が行われました」ぐらいにしか書かれていないのですが、その影ではこんな事があったのですね、と新鮮な面持ちでこのドラマを見ています。
でも、栄一たち、たった4日でどうやって全国の藩のことを把握したのでしょうか❓電話もメールもない時代に❓
でも、このドラマ通りの展開が本当に史実通りだとしたら、改正掛がなかったら、日本には再度いくさが起こっていた、ということなんでしょうかね。栄一がいなかったら、今のような日本にはなっていなかったのでしょうか。
それにしても、この年齢になって日本の廃藩置県が世界的に見ても稀有な事だった、ということをあらためて知って、またまたビックリ。
中央集権政府、国家をほぼ無血で設立した、って海外から見たら、実は大変なことなんですね。
教科書では、言葉だけでほとんど説明がないので、そうだったのか、と今ん頃になって知っている自分が恥ずかしいです。それに、外国では廃藩置県のようなことには200年とかかかってしまう、、ということも。
そんなに大変なことなのか、、、。
学生時代に初めて廃藩置県の名前を聞いた時、藩が県になったからって、何が違うわけ❓と良くわかりませんでした。授業でも、詳しく教えてくれないし。
あの頃の日本史の授業は、明治維新後のことは詳しくは教えていないと思います。日本の近代史はないも同然。時間切れで、明治維新のちょっとしたところで終了。戦争のことも、ほとんど授業で取り扱わなかったと思う。
今の時代では、日本史はどのように教えているのでしょうか。
ですから、私なんか明治維新の詳しいこととかその後の日本の歴史は大人になってから知った、というか。とっても新鮮でした。
勉強になった、今回の青天を衝け。