さて、いよいよラブラドールシティへ向けて北上します。どんな旅が待ち受けているのでしょうか。
【ラブラドールシティへ】――Trans-Quebec-Labrador――
135号線に別れを告げて、いよいよTrans-Quebec-Labrador 389号線に入ります。どんな景色が待ち受けているのか楽しみです。分岐点ベー・コモの町からラブラドールシティまでは583キロです。まっすぐ北へ向けて走ります。
コースはここをクリックしてください。
いよいよ分岐点のベー・コモーの町から138号線に別れを告げ、「Trans-Quebec-Labrador 389号線」に入ります。もやに霞んでよくわかりませんが「Trans-Quebec-Labrador」の表示板です。「Bienvenue Trans-Quebec-Labrador」と書いてあります。ようこその仏語表示です。 はっきり見るにはこちらをクリック この道は、舗装あり、未舗装ありの道です。 |
|
◇距離があるのと未知の世界に行くので朝の7時半ごろ出発します。20キロ走ったところで大きな水力発電用のダムがありました。そういえばケベック州は水力発電が盛んであると聞いた事があります。 | ≫≫≫≫ここをクリックしてください |
◇しばらくは舗装された森の中の道を走ります。道の左右に大小の湖が見えます。 | ≫≫≫≫ここをクリックしてください |
◇どんどん進んでいくと未舗装の道になります。こうなると正に森林地帯を行くという雰囲気になってきますね。 | ≫≫≫≫ここをクリックしてください |
そしてこんな表示が出現です。114キロ先までガソリンスタンドはありません。ガソリンは命綱です。 ※カナダでは車に毛布とチョコレートとろうそくを備えておくという話を聞きました。ろうそくは暖をとるためです。厳しさを物語っています。 |
|
◇ベー・コモから210キロぐらい走ったところに突如巨大なダムが現れました。デザインもユニークなダムです。相当大きな発電量を誇るのでしょうね。 地名はマニック・サンク(Manic-Cinq)というところです。 他の画像はこちらで⇒ その1 その2 |
|
◇最後のガソリンスタンドです。宿泊やレストランもあります。やはりガソリンは少し高かったですね。しかし、補給しておきます。 | ≫≫≫≫こちらをクリックしてください |
マニック・サンクを出るとそこから未舗装道路となります。未舗装道路を90キロ近く走ったところで300キロ地点です。この後、100キロぐらい未舗装道路がつづきます。そのオフロードを高速で走行します。この間、メモによると対向車は1台きりでした。 他の画像はこちらで⇒ その1 その2 その3 その4 |
|
◇しばらく行くと、なんと民家が見えてきます。本当にびっくりしてしまいます。帰りに寄りましたが、簡単な食事ができました。しかし、何のためなのでしょうね。 | ≫≫≫≫ここをクリックしてください その |
いよいよ奥へ奥へと進みます。するとこのような表示が出てくるようになりました。「SOS」です。電話ボックスがあります。できれば使用したくありませんね。他の画像はこちらで⇒ その1 | |
◇橋も木橋です。それもすれ違いができない幅の狭いものです。下を流れる川の水は茶褐色をしてます。確かタンニンが解けたものだと聞いたような気がします。 |
≫≫≫≫ここをクリックしてください |
◇周りの木が低くなってきました。これまでは針葉樹でしたがここら辺りから気候が違うのでしょうか。しかし、日本では見られない景色です。 他の画像はこちらで⇒ その1 |
|
◇遠くに明るい色の山が見えてくるようになりました。とにかく周りの景色から浮き上がっているように見えます。まったく何か分からずに進んでいくと露天掘りの鉱山のようでした。これが後で分かる鉄鉱石の鉱山でした。 | ≫≫≫≫ここをクリックしてください |
さすがに鉱山の近くになると線路が現れ、人工物が見えます。少し安心してきました。ラブラドールシティもあと一息です。それにしてもガソリンの残量が気になってきました。日も西に傾き始めました。 他の画像はこちらで⇒ その1 |
|
やっとニューファンドランド・ラブラドール州に入りました。。Trans-Quebec-Labrador 389号からTrans Labador HWY 500号に変わる瞬間です。 | |
最初に迎えてくれたのはラブラドールシティの3キロ手前のこの標識です。なんとポピュラーなドーナツ屋の、看板とも標識ともつかぬ表示板。ほっとした瞬間でした。 後3キロで着きます。 | |
例によって、宿泊場所は決めていません。ラブラドールシティに着いて最初にした事はガソリンスタンドへ行ってガソリンを満タンにした事です。そこで聞いたホテルがここでした。 名前は「Two Seasons Inn」といいます。さすがにこの地方ならではのネーミングです。ホテルに入ったのが日が暮れてからでしたので朝起きてびっくりです。このホテルの裏庭になんと国旗と州旗に並んで日章旗が掲げられていました。なぜ????と考え込みましたがここは鉄鉱山の町です。日本が上得意様なのでしょうね。 |
|
もう二度と来る事のない町でしょう。 それにしても凄い旅でした。帰りはTrans Labador HWY 500号」を通って帰りたいですが、とても距離的に日数が足りません。同じ道を引き返すことにします。 ※追伸 ラブラドール犬は見かけませんでした。 |