ひと駅 乗りついで
家路へと…
けど
帰れない、……
まだまだ
この時間だもの…
あぁ
日に日に 同居人が
わたしには 憂鬱の存在
あの 無表情な 顔
姿…
何か お弁当でも買って
帰れば
最近は 凄く 不機嫌
お金は 全く わたしには
くれないし
自動落ちの 水道光熱費
生協、マンション管理費
それだけ 同居人が
支払い
後の すべては
わたしの出費。
汚い 64歳。
あぁ
わたしの 生命力が
沈没しているようだ
物事
卑屈に みて
感じてしまう
ただ 毎日
あの 不気味のような
あの 後ろ姿…
毎日 この時間は
いつもだから。
強く なろうね
優しく なろうね
かれは
本当の
ひとりぽっち
両親は 亡くなり
兄弟とは
縁を かれから 切り
今まで 親しくしていた人たちも
みな…
離れて 音信不通
その人たちが 悪いのでは
なく
それが
かれが つくった
64年の 軌跡。