同居人の 世界は
かれ自身だけって
言いたかった。
あんなに 可愛いがっていた空💖でさえ
もう… あのひとには
とぉーい 存在だし
わたしや 娘たちと同じで
かすかな 身近な 存在…
その程度…
あんなに 大切にしていた
「かぁちゃん」
すら、
もう…
かれの 心には
かすかな 残り灯
程度…
最近限の 食事と 水
最低限の 部屋
それだけで
あの人は 生きていける…
人の 想いとか
優しさとか
あの人の 心には
沁みては
こない…ようだ
本当は…
本当に…
ひとりで 生きて
ひとりで
居たいのかと…
何か どうしても 用事のある時だけ
その時だけ
誰かが いたら.
それだけを
望んで いるのだと
だから
空💖が 居なくなったら
わたしは…
あそこに…居るか
本当に
ン…