親子で川柳を毎月、投句しています。
10月号の川柳「平番」が届きました。
掲載された句をご紹介いたします。
よかったら読んでみてください。
「童心にかえり必至に追うカエル」ママ
獏眠先生からのコメント
一般的に女性が苦手とされるは虫類を作者は、保育士という立場なのか何とも思われていないようだ。
女の子でも平気で捕まえていたカエルも歳をとることで苦手になる人が多い中で、作者は「童心にかえり」カエルを追っているのだ。
「夏祭り雨にまじって水遊び」長女
獏眠先生からのコメント
町内の夏祭りの日はあいにくの雨だったようですね。それでも開催された夏祭りに行って、金魚すくいや風船釣りの「水遊び」をされた様子が上手く詠まれた「雨」と「水遊び」の取り合わせの上手い佳句だと思います。
「エビたちはまつりみたいにはしゃいでる」長男
獏眠先生からのコメント
お母さんのお手伝いで、生きたエビを調理する前の状況を読んだ句ですね。
何と言っても中七の「まつりみたいに」という喩え(比喩)が素晴らしい句だと思います。
<平番ワンポイントアドバイス>
原「苦しみを川柳に詠み分かち合い」ママ
下五の「分かち合い」と名詞止めにするよりも、「分かち合う」と動詞の終止形止めにされた方が、句の終わりがしっかりします。
添 苦しみを川柳に詠み分かち合う
<川柳講座>
原「夏休み肌黒くなりゾンビみたい」長女
下の句の「ゾンビみたい」が六音字で字余りになっています。また、喩え(比喩)は、「滝のような雨」という言い方の明喩・直喩と、「滝の雨」という言い方の暗喩・隠喩があります。この句の場合、「ゾンビみたいに」と七音字にして中七にして、中七の「肌黒くなり」を「黒い肌」として下五にすると良いでしょう。
添 「夏休みゾンビみたいに黒い肌」
<へいばん時事川柳>
「雨続き斜線だらけの予定表」ママ
課題吟「サラダ」
「キャベツとかおいしい野菜入ってる」長男
「サラダ食べゴマドレまでもなめ回す」長女
「ごまドレをポテトサラダへ隠し味」ママ
<私の好きな句>佐伯 康子 推薦
「投稿の機会を逃す忙しさ」ママ
「水の中命がいっぱいめだかたち」長男
「夏祭りぬれるかくごで水遊び」長女
宿題「マーク」飛田 陽子 選
「マークとは物を表す言葉だよ」長男
「運転手道路標識見て決める」長女
「マークした食べ物目がけてバイキング」ママ
宿題「苦手」淡路 獏眠 選
「苦手はねほうれん草とゴーヤだよ」長男
「アゲハチョウ幼虫見てはキラが出る」長女
「キラが出る」:「吐き気がするほど気持ち悪い」の意。
(長女の)小学校高学年で流行り始めた言葉
「弁当で苦手な野菜一つデコ」ママ
<番傘各地句報(7月句会)>森口 美羽 抄
「しょうちゅうをたっぷりのんでさけくさい」長男
初めは川柳と言えば「5.7.5」で言葉を並べることばかり考えていました。
今は575にこだわらず、思う言葉を詠んでみて、同じ言葉を少しでも少ない言葉と入れ替えてみたりして、字余りにならないようにしています。
川柳で今の気持ちを詠んで、日記のように思い出に残していこうと思います。
今回、「平番」の10月号には比喩のことと助詞のことの説明がありました。
川柳で文法のことがたくさん勉強になることが分かりました。
何気なく詠んだ句を丁寧に解説してくださっていて、分かりやすかったです。
「川柳で思春期向き合う親心」ママ
この川柳は方法・手段や材料を表す助詞の「で」になり、上の五が下の語を修飾する機能を負うことを表すそうです。
子どもの句もこんな句はいいのだろうかと親ながら思いましたが、のびのびと作れるようにいらぬことを言わないように注意していきたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
10月号の川柳「平番」が届きました。
掲載された句をご紹介いたします。
よかったら読んでみてください。
「童心にかえり必至に追うカエル」ママ
獏眠先生からのコメント
一般的に女性が苦手とされるは虫類を作者は、保育士という立場なのか何とも思われていないようだ。
女の子でも平気で捕まえていたカエルも歳をとることで苦手になる人が多い中で、作者は「童心にかえり」カエルを追っているのだ。
「夏祭り雨にまじって水遊び」長女
獏眠先生からのコメント
町内の夏祭りの日はあいにくの雨だったようですね。それでも開催された夏祭りに行って、金魚すくいや風船釣りの「水遊び」をされた様子が上手く詠まれた「雨」と「水遊び」の取り合わせの上手い佳句だと思います。
「エビたちはまつりみたいにはしゃいでる」長男
獏眠先生からのコメント
お母さんのお手伝いで、生きたエビを調理する前の状況を読んだ句ですね。
何と言っても中七の「まつりみたいに」という喩え(比喩)が素晴らしい句だと思います。
<平番ワンポイントアドバイス>
原「苦しみを川柳に詠み分かち合い」ママ
下五の「分かち合い」と名詞止めにするよりも、「分かち合う」と動詞の終止形止めにされた方が、句の終わりがしっかりします。
添 苦しみを川柳に詠み分かち合う
<川柳講座>
原「夏休み肌黒くなりゾンビみたい」長女
下の句の「ゾンビみたい」が六音字で字余りになっています。また、喩え(比喩)は、「滝のような雨」という言い方の明喩・直喩と、「滝の雨」という言い方の暗喩・隠喩があります。この句の場合、「ゾンビみたいに」と七音字にして中七にして、中七の「肌黒くなり」を「黒い肌」として下五にすると良いでしょう。
添 「夏休みゾンビみたいに黒い肌」
<へいばん時事川柳>
「雨続き斜線だらけの予定表」ママ
課題吟「サラダ」
「キャベツとかおいしい野菜入ってる」長男
「サラダ食べゴマドレまでもなめ回す」長女
「ごまドレをポテトサラダへ隠し味」ママ
<私の好きな句>佐伯 康子 推薦
「投稿の機会を逃す忙しさ」ママ
「水の中命がいっぱいめだかたち」長男
「夏祭りぬれるかくごで水遊び」長女
宿題「マーク」飛田 陽子 選
「マークとは物を表す言葉だよ」長男
「運転手道路標識見て決める」長女
「マークした食べ物目がけてバイキング」ママ
宿題「苦手」淡路 獏眠 選
「苦手はねほうれん草とゴーヤだよ」長男
「アゲハチョウ幼虫見てはキラが出る」長女
「キラが出る」:「吐き気がするほど気持ち悪い」の意。
(長女の)小学校高学年で流行り始めた言葉
「弁当で苦手な野菜一つデコ」ママ
<番傘各地句報(7月句会)>森口 美羽 抄
「しょうちゅうをたっぷりのんでさけくさい」長男
初めは川柳と言えば「5.7.5」で言葉を並べることばかり考えていました。
今は575にこだわらず、思う言葉を詠んでみて、同じ言葉を少しでも少ない言葉と入れ替えてみたりして、字余りにならないようにしています。
川柳で今の気持ちを詠んで、日記のように思い出に残していこうと思います。
今回、「平番」の10月号には比喩のことと助詞のことの説明がありました。
川柳で文法のことがたくさん勉強になることが分かりました。
何気なく詠んだ句を丁寧に解説してくださっていて、分かりやすかったです。
「川柳で思春期向き合う親心」ママ
この川柳は方法・手段や材料を表す助詞の「で」になり、上の五が下の語を修飾する機能を負うことを表すそうです。
子どもの句もこんな句はいいのだろうかと親ながら思いましたが、のびのびと作れるようにいらぬことを言わないように注意していきたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございます。