姪と甥が来ている間に、一緒に切り絵の体験に行ってきました。
私の実家の竹籐でも風車作りと唐人凧作りの体験をやっていますが、今回は中藤さんの切り絵体験です。
切り絵を教えていただいたご主人は、80歳を超えているとのことですが、現役の腕で日本でも、海外でも数々の賞をもらったり、ヨーロッパ各国の子供達に講習をしてきたりしているそうです。
いくつかのパターンの中から、好きな絵を選んでカッターナイフで紙を切り取っていくのですが、姉と私は、唐人凧を選びました。(実家の竹籐では、父が唐人凧を作って売っているもので、娘はつい選んでしまうみたいです^^;)
甥は、鶴ヶ城。姪は、風景。
小学生の甥は、鶴ヶ城はちょっと難しく、必要な部分まで切れてしまったりと、苦戦していたようですが、体験用に簡単に作られているパターンなので上手にできあがりました。小学生の体験も多く来るようですが、この切り絵は、器用な子でないと かなり難しいみたいです。
私は、というと…。とにかく作るのが好きな私、ちょっとツボにはまってしまったかのように楽しくて、時間内に鶴ヶ城も作りたいスピードアップで作業して、みんなに 早いと言われて調子にのっていたのですが、中藤さんのご主人は、私の作業を見て
「短気な性格だな。作業見てるとその人の性格がわかるんだ」
と言われてしましました
唐人凧が仕上がったので、もうひとつ作ろうとすると…。
「カッターナイフさえあれば、家でもできるだろう」とご主人のパターンのカタログを見せてくれました。
そのカタログは、体験用と同じくらいのレベルのものから、かなり細かいものまで
私の母が以前中藤さんの展示会で感動したという、彼岸獅子の背景に鶴ヶ城 というパターンがあったので選んでみました。体験のものより、ずっと大きく、画用紙サイズです。
これは、パッチワークのタペストリーを作ってくれた、母へプレゼントしようと思って。
これが、出来上がった作品です。合間に少しずつ作ったのですが、トータル4~5時間くらいかかったと思います。
けして、上手ではありませんが、余分なところを削りすぎてしまう事もなく、パターン通りにくるいなく出来たので、遠くから見れば中藤さんのご主人のものと変わりないかも(という私は、実物を見たことないのですが…)
かなり細かい作業ですが、やっぱり楽しくもっと作りた~い。という感じでした。
実家の母に渡そうと思って、店にいた父に先に見せると、母に見せる前に店に飾ってしまいまいた。ま、いっか。
ってなわけで、この2つの作品は、竹籐に飾られています。
消化不良だったので、今度はパターンから作ってみようと思い、竹籐の店のパターンを考えはじめました。
なにより、難しいのが黒い部分が全て繋がっているということ。
作品を作るよりずっと時間がかるし、どうせ作るなら画用紙サイズの繊細なものにしたい。と、知識もないのに理想が高く…散々考えた結果、ちょっと諦めムードになってきてしまいました。
結局、この絵を考えるのが一番の技術なんですよね。