7月の和菓子コースは、くるみ桃山、落雁、です。
実は、この2品には、共通点があります。
全て、寒梅粉を使うお菓子です。別名みじん粉ともいいます。
もち粉ですが、通常のもち粉とは違って、餅、つまり一度火を通したものを粉にしたものなので混ぜるだけで和菓子が作れちゃいます。
過去の和菓子コースには、なかった新しいお菓子を取り入れようと思い、今まで和菓子コースでは使っていなかった粉を使うことにしました。
落雁は混ぜるだけ、桃山、しぐれロールは、寒梅粉を使う事で手軽に作れるのです。
でも、欠点は寒梅粉、みじん粉も会津では取り寄せしない限り、個人では手に入りにくい…。
いづれにしても、桃山で使う白あんも会津には手に入りにくいので、教室でもお分けできるように多めに用意しておきました。
でもでも…。何度も試作しているうちに、だんご粉で作れる桃山の作り方を思いつきました
写真の左が、寒梅粉使用で中身が白あんのもの。写真右が、だんご粉使用で中が粒あんもの。
いずれもくるみ入りです。
だんごは、ちょっとひびが入りやすいようですが、手軽さも美味しさも同じ。もちろん白あんで作れば、ひびも目立ちません。
何種類も講習するので、ちょっと忙しくなりますがせっかくなので両方講習したいと思います。
型があってもなくても、いろいろな形にアレンジできるのもおもしろい1品です。
桃山を知れない方も、「このお菓子知ってる…これが家庭で作れるんだ。」と思っていただけるような、和菓子屋さんの定番の慣れ親しんだ味だと思います。
落雁は、作り方は混ぜるだけでとっても簡単ですが3色を1品づつ作るのでちょっと大変かな。
こちらも、型があってもなくても身近なもので手軽に楽しんでつくれます。
日持ちもかなりしますが、3色作るとかなりたくさんできるので。3人以下の時は、レシピの半分量にしたいと思います。