お菓子教室Cakes&Tea(ケーキ&ティー) わかこのお菓子な生活


福島県会津若松市にある洋菓子、パン、和菓子の教室です。

『満』

2008-12-31 | インポート

 この前、「今年の自分の1年を漢字一文字に表すと?」聞かれました。

そういった答えをだすのが苦手な私は、漢字は思い浮かばなかったけど、そのとき感じた今年の1年は

「結婚したら、これからは今までのようにやりたいことできないだろうな...と思っていたけど、結婚前は甘えがあったのか、今年になってやりたい事、やらなければいけないことを実行できた気がする。ちょっとした合間にもうまく時間を使えるようになった。」

と答えたら、

「漢字で表すと『満』ね。いい環境に恵まれて良かったね。家族や周りの人たちに恵まれているのね」

と言われました。

 確かに、好きな事をやっていけるのって恵まれていないとできないかも...。改めて、私って幸せなんだ~と思う出来事でした。

 確かに私の仕事は、環境に恵まれないと出来ない事。たくさんの人に教室に通っていただいて、その仕事を続けられる家族の支えがあって...。

 今年1年本当にありがとございました。

 来年もこの勢いでいろいろ挑戦して、10周年を迎える教室もパワーアップさせていきたいと思いますので、2009年もどうぞよろしくお願いします。


続 酒粕酵母パン

2008-12-28 | 自家製酵母パン

   酒粕酵母パン...勢いは止まらず、作りまくっています。

でも、最近はちょっとズルをして機械捏ね。

 天然酵母と国産小麦粉で作る手捏ねの自然発酵パン。にこだわっていたのですが、この前実習が終わってかから親戚用のクリスマスケーキを仕上げてパンを捏ねたら、固めの生地にこだわったせいで20分も捏ね時間がかかって家に帰るのが遅くなってしまいました。

 ここ数年、クリスマスケーキには卓上ミキサーを使って作っているのですが 考えてみれば、卓上ミキサーには、パン捏ね用のフックという羽が付いている。いつものホイッパーではなくフックに変えれば、パン捏ねもできるという事を思い出しました。

 年に一度クリスマスの定番となった卓上ミキサー(去年のブログで紹介してあります)。

実は、パンを捏ねるのは初めてですが、食パン2斤分の粉で捏ねてみました。

Sany0111 家庭用の一番小さいミキサーなので、これだけ捏ねたらミキサーが50㎝四方を移動しながら捏ねて始めは、不安でしたが出来上がりは最高

 他の作業をしながらパンを捏ねることができるので、仕事の合間の午後の生徒さんが来る前や朝、出勤して教室の準備をしながら捏ねたり、仕事が終わって片付けをしながら捏ねたり、思い切り手抜きですが、たくさん作ることができました。

 クリスマスケーキを買ってくれた人や食材にこだわりのある知り合いに食べてもらいたい...。とたくさん作りました。休みの日は、パン生地と食パン型を持って家に帰って、成型。作業時間は5分もかかりません。

 生地の一部ですっかり定番となったチョコマーブルパンとあんぱんを作りました。

Sany0137Sany0133 食パン生地で作ったのですが、チョコマーブルパンは米粉で作った時と同じで食パンの生地ではやっぱり合わない...。あんぱんは、食パン生地でも相性がよくて美味しくかなりふ~んわりできました。

 他に家に持ち帰った食パン生地。今までより温かい環境に置いて置いたので発酵がすすみ朝起きたら、最高の状態に膨らんでいたので家のオーブンで焼きました。

 本当は、あおいさSany0150んにこの最高の状態に膨らんだパンを食べてもらいたかったけど、発酵が遅れてちょっと手前の状態で焼きましたが、それでもかなりふんわりでした。この日は本当に最高。

 国産小麦粉と自家製天然酵母。今まで固くすっぱくなると思っていたこのふたつの組み合わせでインスタントドライイーストにも全く劣らない最高のパンが焼けました

これがたった250gくらいの粉から膨らんでいった酒粕酵母パワーの完成品です。すごいと思いませんか~

 しかも、このタイミングだと朝、焼きたてパンも夢じゃない。天然酵母だからこそ可能な常温じっくり発酵。

 ...と思って、旦那さまに「朝。焼きたてパンも夢じゃないね」というと

「別に朝 パンを食べたいと思わないな~」...って。実は、そういう私も、朝は、ごはんが食べたい。パンよりお米派でした。

 嫁ぎ先も実家もこんな感じなので、今まで作る機会が無かったんですけどね。

でも、でも、自分で天然酵母種から作った国産小麦のパンは、私にとって愛情が違うんです。

 ちなみに種さえ作れば、発酵時間以外は教室で作っているパンと基本は同じです。

だからこそ、初の天然酵母でふんわりパンが実現しました。

 今日は、お餅用のあんを作ったので今度は、家で卵入りの配合であんぱんやチョコマーブルパンを作ります。

 お正月休み中、酵母種を管理できるように全て家に持ってきました。

 来年の十日市に来る姉。パン屋に勤めていた姉と横浜でパン屋の工場長をしている義兄は、私にパンを教えてくれた先生です。その先生にベストな状態のパンを食べてもらいたいので、大事に大事に育てたいと思います。 


手作り発酵食品

2008-12-26 | 自家製酵母パン

 実習中、生徒さんから思いがけないお話を聞きました。

最近、酒粕酵母にはまっている私には、ものすごく興味のある内容です。

それは、柿やりんごから酢を作れるということ。

その生徒さんは、ターパーウェアーの販売や料理教室もしている方でタッパーを使って簡単に果物から酢が作れると言うのです。

 お酒は発酵食品と知っていたけど、酢の作り方は考えた事がなかった

以前、タッパーウェアーの料理教室でいろいろな料理を習ったけど、どれも簡単で思いがけない発想の料理の作り方ばかり、しかも材料も調味料も安心なものばかりで私好み。

数回しか行かなかったけど、本当だったらずっと習っていたいくらいの簡単安心料理でした。

味噌や万能だしの作り方も習いました。本当に簡単でした。しかも料理教室に参加するのに0円~数百円

ただ、タッパーをあまり買わないと参加するのも悪いな~と思い、そんなに買う気がないからと参加しなくなったのですが気がつけば、タッパーの魅力と機能性にとりつかれ、もう10年も会員を続けていました

本当に保存性も機能性もよくて、他の密封容器を使えなくなるんです。

タッパーで売られている鍋や圧力鍋も最高にお気に入りです。

そんなだったら、もっと通っておけばよかった。

今は料理教室に参加しない人にレシピを教えてはいけなくなったみたい。

酢の作り方、キムチの作り方...。タッパーならではの簡単美味しい製法もっと知りたいけど、今は料理教室に行けない。

麦芽糖も作ってみたいと話をすると...

普通は、何時間も混ぜながら煮詰めなくてはいけない麦芽糖がタッパーウェアーの料理教室で材料を混ぜてある事をすると、手間をかけなくても簡単に麦芽糖を作れてしまう講習もやったとか...。麦芽糖は発酵食品ではないけど、作ってみた~い。

でも、会話の中でかなりヒントになることは教えてもらったのでなんとかなるかもしれません。

とにかく今の私...発酵というもの興味を持っています。

今まで、腐ってしまったと捨てていたものがもしかすると、おいしい発酵食品だったのかもしれない。腐敗ではなく発酵をさせるには、見極めと管理も必要ですがこれこそが本当の手作り食品。

発酵なんかを覚えると本当にスーパーのいらない生活も夢じゃないかもしれない...。

今の生活で自家製の酢は使いこなせないかもしれないけど、自分で料理を好き勝手に作れるようになったら、酢も麦芽糖もお酒も作って調味料から手作りできるように今から覚えておきたいと思います。

私が何を目指しているか自分でも?ですが、とにかく手作り大好きです

きっとこれから先の時代、手作り生活が役に立つ日が来そうな気がするのは、私だけでしょうか???


クリスマスプレゼント

2008-12-25 | インポート

Photo  今日、ドュ.クールのトミーさんがクリスマスプレゼントを届けてくれました

いつも紹介しているrikaさんと一緒にドュ.クールの布作家として活動されているもう1人の方です。

 rikaさんが私の結婚式のウェディングプランナーさんだった事は、前にも書きましたが、トミーさんも同じ式場で働いている方で結婚式以来会っていませんでした

 トミーさんも忙しそうで、お話する時間もほとんどありませんでしたが、プレゼントを見てびっくり

 エプロン、ランチョンマット、キーケース、ストラップとたくさん入っていました。

私が余計な事をたくさんしたので気を使わせてしまったみたい

でも、どれも素敵ですごく感激です。

作品のすごいけどラッピングも素敵~

エプロンはたっぷりしていて、シンプルですごく使いよさそう。

ランチョンマットは、生徒さんに注文を受けてお渡ししたものの。すごく気に入って、私が注文したもの。それまでプレゼントしてもらっちゃいました。ありがとうございます。

来年4月からのティーパーティーコースは、不評につきあきらめて、和菓子コースにする事にしたのですが、今年のパンカフェコースは好評だったので、4月からは全てのコースでランチョンマットを使った。ティータイムにしたいと思っています。

大切に使わせていただきます。

キーケースとストラップは、トミーさんの作品。どちらも本格的な手芸用の金具を使っていてとってもおしゃれなんです。

キーケース、欲しいと思っていたところでした。なにしろ実家は、江戸時代の建物なので鍵というものがなく、内側しか鍵が開けられないんです。

だから、結婚してしばらくしてから家の鍵を預かったものの。車の鍵を一緒に持ち歩いていたら、音がするのが気になっていて...。

これからは、トミーさんの作ってくれたキーケース持ち歩きます

それから、ドュ.クールの作品を教室に置かせていただくことになりました。

今までランチョンマットなど生徒さんからご注文いただいて作ってもらっていましたが、直接見て選んでいただけるようになります。

また、こんな作品が欲しいというものがあったら教えてくださいね


天然酵母食パン

2008-12-23 | 自家製酵母パン

Sany0057

酒粕天然酵母の食パン2回目食パンを作りました。

今度は、少し固めの生地にして挑戦!!

ふわふわの天然酵母食パンを目指します。

これが型よりはみ出すくらいまで はたして天然酵母パンは膨らむのでしょうか???

 粉の量も食パン1斤分に合わせて作りました。

  前日の休みの日に成型して型に入れたパン生地を持ってパン生地と一緒に出勤し、実習中となりの部屋に置きました。

 実習中、材料を取りにパン生地の近くをと通ったのでみてみるとふたにくっつく程に膨らんでいました。

 午前の実習が終わった頃には、型とほぼ同じ高さまで発酵

Sany0059

そんなわけで午後の実習中に焼いてしまいました。

バレてたかな?

Sany0070 こんな風に焼きあがりました。

釜伸び(オーブンに入れてから膨らむ事)は、あまりよくなかったけど、型から頭が飛び出すくらい膨らんでかなりふわふわです。

食べてみると、天然酵母と国産小麦を使ったとは思えないくらい、いつも実習で焼いているパンと変わらない柔らかさ...。というより、実習の時は、時間によってはここまで発酵させる時間がないときよりふわふわかも

つまり、酒粕酵母もいつも使っているインスタントドライイーストと変わらないふわふわ感

酒粕のくせも酸味も全くないし、時間をかけて発酵させた熟成された味が風味をよくしてくれているような味わいです。3日たっても柔らかいパンでした。

天然酵母でも、ここまで膨らむのですね。ほんと感激

ちょっと焼きすぎではありましたが、皮のパリパリ加減は、フランスパンのようで美味しかった。

ってなわけで、今日の実習に私を天然酵母に目覚めさせてくれた あおいさんが来るので、あおいさんに食べてもらいたくて、それに合わせて3日前と2日前に食パン用の生地を仕込んでおきました。

そして、今日の午後の実習時間に合わせてふたつのパン生地を発酵させていき、焼き上げました。

Sany00973日前の仕込みのパンは、膨らみが悪かったみたい。

この時間に合わせて調整しすぎたかな???

と言っても、発酵前から比べるとどちらもかなり膨らんで柔らかいパンです。

でも、カットしたらかなりの空洞になっていたので結果的に差は少なかったのかも!?

Sany0099

とりあえず、膨らんだ方をあおいさんに食べてもらったら、「おいしい」ととっても喜んでいただけました。

天然酵母のパンにこだわって作り続けているあおいさんにお褒めの言葉をいただき、さらに感激です。

そうそう、私が天然酵母に目覚めたきっかけはあおいさんですが、さらに偶然発見してしまったあおいさんのブログが楽しくて、さらに天然酵母に興味を持っていたのです。

あおいさんのブログ、酵母との生活が私には魅力的でした。

http://d.hatena.ne.jp/aoi-bakery/

興味があったら覗いてみてください。

あおいさんにはマルメロはちみつ天然酵母ライ麦パンをいただきました。

 あおいさんの作るパンは天然酵母の香りと国産小麦粉の味わいがあって、天然酵母好きな人には、かなり魅力的な味。小麦粉のこだわりが違うのでふんわり感は違いますが時間がたっても柔らかいパンで噛むほどに味がある美味しいさが私は大好き。それより、何でも天然酵母にしてしまうのがさすがです。

他の生徒さんもいらっしゃったのに、実習中に焼いたり何枚も写真を撮ったりして、ちょっと迷惑だったかな…。興味がある人だけで勝手に盛り上がって失礼だったらごめんなさい

ちなみに膨らみの悪かったもうひとつのパンは、酒粕をくれた親戚に持っていきました。

食べてないけど、柔らかかったので問題なく美味しいはずです。

これで、家族がパンが好きだった毎日くらい作りたいんだけど~。

しばらくは酒粕もあるし、元種もつないでいけそうなのでお正月は、お餅用に煮たあんであんぱんも作ったり、教室で今まで実習してきたあらゆるパンができそうなのでいろいろ作ってみたいと思ってます。


酒粕天然酵母パン

2008-12-22 | 自家製酵母パン

 ついに憧れの自家製天然酵母パンを焼きしました!!

 初めて作るわりには、こだわりが多く、ふわっふわっで味のある天然酵母パンを国産小麦粉で作りたい...。

 というのが私の理想。

 そんなわけで、現在日本で栽培している小麦粉の中で一番輸入ものに近い、グルテン量が多く、ねばりなどのバランスがふわふわパンに適している『春よ恋』を使う事にしました。

春よ恋を詳しく知りたい方は↓

http://cakesandtea.mo-blog.jp/1997/2008/04/post_a7ec.html#comments

もともとパンはほとんど食べない家庭なのに国産小麦粉と天然酵母にこだわったハード系のパンでは、家にもっと合わない。ふわふわのパンでないならこれから先、天然酵母パンは作れない。と思っての挑戦でした。

 本格的な天然酵母パンを作るには、始めに液種を作って1日1回以上混ぜながら発酵状態をみていき、ベストな状態になったら、粉とあわせて元種を作ります。元だねも毎日粉と液種を混ぜながら様子を見ていきます。ベストな状態になるまでまたそれを繰り返していきます。

 仕事の合間に作って教室に置いていたのですが、休みの日には何度かひとセット持ち帰り、種を育てていきました。

 そして、第11_2回目のパン3が焼きあがったのが液だねを作り始めてから15日目でした。

やわらかにこだわってパン生地まで柔らかにしたのですが、生地が柔らかすぎて2次発酵も 最後までべたべたでのべっとした感じになってしまいました。

ちょっと失敗...

と思っていたら、焼いたとたんみるみる膨らんで高さが出てきました!!

2 初めての天然酵母パンの完成です

すごく感激!!

すごくしっとり、ふんわりで天然酵母独特の酸味もほとんどない。

いつも作っているインスタントドライイーストとスーパーキング(輸入の最強力粉)のパンと変わらない仕上がりです。酒かすの味はほとんどしませんが後味がほんのり麹の香り!?

理想が高すぎ!?と思っていたけど、理想どおりのふんわり感。そして予想以上の癖の無い美味しいパンが出来ました

しかも材料は、酒粕、春よ恋、水、砂糖、塩、バターのみ

とっても理想的。

元種さえあれば、とっても簡単にパンが作れます。お湯の温度調整もいりません。

元種さえ、毎日管理してつないでいけば、何度でもパンが作れます。

ちなみに酒粕は、冬の天然酵母。夏には不向きのようです。

だから、低温でも発酵してくれます。時間はかかりますが2日前に仕込めば、ほっといても安心だし自分の理想の時間に調整する事もでき、私向きです。

次は、食パンに挑戦!!

私に天然酵母を目覚めさせてくれた生徒さんが来る日に合わせて、試食してもらおうと仕込み中です。


自家製天然酵母

2008-12-21 | 自家製酵母パン

 最近、またひとつマイブームが発生しました。

今度は、天然酵母のパン作り。今、はまっているのは酒かす天然酵母のパンです。

難しいと思っていたものが、手軽だな~に考えが変わってしまいました。

出来るだけ、自然のもので料理やお菓子を作りたい。でも、面倒なものは嫌いな私。

以前から、天然酵母パンには興味があり、図書館から何度も本を借りてきたことがあります。

でも、本をめくるとあまりにも大変そうで行動に移しませんでした。最初に借りてきた頃は、パン作りでさえも面倒と思っていたくらいですから

実家も嫁ぎ先もパン食ではないので、パンって必要にせまられないとなかなか作らないというのが正直なところ。つまり、教室で実習するものだったら、何度も作るけど、教室で実習しないものは、作らない。それが本音です。

その後、ホシノ天然酵母を取り寄せたこともありましたが、封を開けないまま賞味期限も数年も過ぎてしまいました。使い方が面倒そうと思って使いませんでした。

白神こだま酵母のパンだけは何度か作りました。でも価格も高いし、ドライイーストと同じ感覚で天然酵母を使っているという実感はあまりありません。

そんな私が天然酵母パンに目覚めたのは、理由があります。

大きなきっかけは、教室の生徒さん。

ブルーベリーなどの酵母を自分で作り、パンを作ったところ成功してその酵母を使ってずっとパンを作り続けているという話を聞いて興味を持ち始めていました。

その話を聞いた頃、いただいたブラックベリーでパンを作ってみたところ、おもしろいほど発酵。元種を作らずに直接、発酵させたブラックベリーの果汁でパンができました。でも、全て常温発酵で2次発酵も一日教室の部屋に置きっぱなしで帰ったら、失敗し固いパンになってしましましたが...。

それでも、意外と簡単に天然酵母は作れるかも...という意識に変わっていきました。

そして、先月...天然酵母パンの本を1冊買いました。

その本の中にこれだ!!と思う天然酵母を見つけたのです。

それが、酒かす酵母。

日本のパンの元祖である中村屋のあんぱんも酒かす酵母でした。

実は、私の祖母は造り酒屋で生まれ育ちました。その祖母が女学校の頃、お手伝いさんが酒かすで作ってくれたパンを時々食べていたそうです。もう70年くらい前の話です。そして祖母の弟が戦後、パンを作ったり、麦芽糖を作ったりして、東京まで売りに行っていたという話を聞いていました。

他に父の知り合いで山や自然が好きなおじさんが昔、酒かすでパンを作った話を私にしてくれたことがありました。

その二人のおじさんは、今はもういません。もっと前から興味を持っていれば、聞くこともできたのかもしれないと思ったこともありました。

つまり、直接ではないのですが、私の中に酒かす天然酵母パンってどんなだろう???という思いがどこかに残っていたのです。

今も親戚にお酒屋さんが多いので年末が近くなるころ、酒かすをいただきます。

その酒かすでパンを作りたい。その夢がやっと実現しました。

...ってなわけで、パンの出来上がりは後ほど...

お楽しみに


来年もたこ焼き売りま~す

2008-12-20 | 十日市

 毎年恒例となった十日市のたこ焼き。

さっそく、来年の十日市のために保健所にいって申請してきました。

来年の十日市は、土曜日になるので竹籐のお店に助っ人(姉、姪、甥)が入ります。

つまり、たこ焼きは常に二人体制で常に作れるので、目標を去年の2倍にしてたこ焼き器も2台増やし常に4台で焼いていきます。

毎年、自慢していますがとにかく生地にこだわっています。

国産薄力粉、手作り天かす、手作り紅しょうが(自家製梅酢漬け)、昆布とかつおの天然だし

を使います

天かすにも天然だしを使います。

紅しょうがは、毎年5月くらいにその時期しかない新しょうがを買い、家でつけた梅のシソと梅からでたエキスを使うという大量生産が無理な貴重なものです。

もちろん色は赤シソの色なので本当の天然着色料。しかも梅のエキスをたっぷり入ったものなので本当に美味しいんですよ。使うのはわずかですが、ものすごく味を引き立ててくれます。

レシピもこだわりのオリジナルレシピです。

たくさん作るので、興味がありそうな方にも是非、声をかけてください。

出展に時間がかかり、去年は11時も準備ができていなくて早く来てくださったかたには大変ご迷惑をかけました。

反省をいかしてとにかく来年は売る気でいきます“p(^0^)q”

一ノ町通りと言う事で神明通りのように混んでいないので縁起物を買うにも穴場です。

是非、たこ焼きと一緒に風車と起き上がり小法師も買って行ってくださいね。会津産の縁起物を売っている店も少なくなりましたが、竹籐は正真正銘の会津産。山田民芸の起き上がり小法師と私の父と母が作った風車(一部、山田民芸の品もあります)

大阪で過ごした専門学校時代、1年間アルバイトで磨いた本場のたこ焼きです。是非、食べにきてくださいね。

価格は、去年と変わらず8個入り1パック400円です。


12月のカフェ

2008-12-19 | ティー&カフェ

 今月のテーブルのテーマはクリスマス。

...といっても、パンのメニューがチョコマーブルパンなのでテーブルはかなりカジュアルです。

今月のテImg_6250ーブルは2パターンあります。

ひとつは、クリスマスをイメージのあるティーセットで雑貨屋さんで購入した『マニー』というカントリー雑誌の本でよく紹介されているメーカーの器。

器に書いてあるMの文字が本当はマニーのMなのにまるでメリークリスマスのMのイメージもあるかと思い使ってみました。

ただし、私にとっては高価なものだったため、4客しか持っていなかったので、私を含めて5名以上の時は、器が変わります。

Img_6208

 5人以上の時は、クリスマステーブルのディスプレイにも使っているクリスマスのイヤートプレートです。

 最初から全てこれでもいいかな?とも思ったのですが、ランチョンマットとの組み合わせがマニーの方が合うような気がして両方使ってみたくなりました。

 実は、私のミスで6人までの実習のはずが、7人になってしまったことがありましたが、このイヤートプレートは、12年分も持っているのでちゃんと全て揃ったお皿でティータイムの時間を演出することができました。

 今月のティーメニューのバナナティー。パンコース前半は、他にはない自然のバナナの風味を味わっていただけたのですが、6日と7日に参加していただいたバナナティーは全くバナナの味がしなかった。始めは、淹れ方をミスしたからと思っていましたが、2度目も同じ味だった事でバナナが新鮮すぎたからだったということが判明。

 この写真用に新たにパンを焼き、バナナティーを淹れましたが講習してから14日たったそのときのバナナで淹れたらものすごい自然のフレーバーと甘みがありました。

 香りのImg_6273ないバナナティーにあたってしまった方も是非、挑戦してみてください。

 今月のテーブルのハーブは、フレッシュハーブがほとんど使えなくなったので乾燥ハーブで飾ってみました。

 ルリタマアザミ、ローリエ、ラムズイヤー、ユーカリをつかっています。

他に作り物ですが赤いラズベリーの実と金色のリボンを彩りに加えてクリスマスカラーをポイントに入れてみました。

 そして、パンコースの今年度一番の人気メニューのチョコマーブルパン。

作り方の手軽さも味もかなり大好評です。\(^0^)/

チョコシートは通常買うものですが、会津でも手軽に揃う身近な素材、計量と作り方の手軽さなどを考えてきっと何処にもない超簡単チョコシートとブルーベリーシートをオリジナルで考えました。

そのオリジナルが喜ばれると言う事はかなり嬉しいです。きっと材料が揃っていて、要領がよければ、チョコシートの材料の計量から完成まで3~5分で出来ちゃう手軽さです。

2月に追加したチョコマーブルパンの実習のお申し込みもさっそくいただきました。

まだまだ、あきはありますので是非、興味のある方はお申し込みください。

きっとこのチャンスを逃したら次は、4年後になるか6年後になるかわかりませんよ(^_-)-☆

 ちょっと宣伝しすぎですね(^^;)


米粉のパンバリエーション

2008-12-18 | お菓子作り

 この前、教室の生徒さんに

「米粉でクロワッサン作るときは、習ったレシピをどう変えればいいのですか?」

と質問されました。

今まで、作ったことも作ろうとしたこともなかったので

「クロワッサンのレシピを米粉に変えて、水分量だけ調整すれば、いいいと思いますよ

一次発酵しなくていい他は、変わらないと思いますが...作ったことがないので、是非作って感想教えてください」と答えてしまいました。

 昨日、今月のパンカフェコースのテーブルの写真を撮影用にチョコマーブルパンを作ろうと思った時にそImg_6262_2の質問を思い出し、会津産の米粉でチョコマーブルパンを作ってみました!!

 一次発酵がいらないからとっても簡単でした!!

チョコマーブルパンのレシピそのままで小麦粉を米粉に変え、水分量を調整しただけです。

撮影用には、ブルーベリーマーブルパンも必要だった。と後から思い、ブルーバリーマーブルパンは、米粉パンの講習のときのパン生地のレシピで作ってみました。

 そしたら...その勢いはとまらず

ついでに米粉クImg_6272ロワッサン、クイニーアマンも作っちゃいました。Img_6268

時間のかかるクロワッサンが1次発酵がいらないとかなりの時間短縮でお手軽に作れることがわかりました。これってかなりすごいかも...。こちらは、水分以外教室レシピどおりです。

 そして、それぞれ食べてみると...。

チョコマーブルパン

しっとり、ふんわり、もっちり、微妙な差ではありますが、小麦粉で作るより私は、好きかも~

ブルーベリーマーブルパン

チョコマーブルパンと一緒に発酵させたら、ほんの少し発酵オーバー気味になってしまいました。チョコマーブルパンより大きめに発酵したはずが焼いたらチョコマーブルパンより少しだけ小さめに焼きあがりました。

やっぱり、これらのマーブルパンのレシピは教室どおりの方が美味しいような気もしましたが、出来はけっこうよくて米粉チョコマーブルパンには若干負けましたが、じゅうぶん美味しかったです。

クロワッサン

皮は、さっくさく味は間違いなくクロワッサンなのに食感は、おせんべいをものすごく薄く層にしたようなさくさく感。中はもっちりしっとり。なんだか新食感の美味しいさです。

一次発酵がいらないクロワッサンって、かなり魅力的。急ぐ時におすすめです。

クイニーアマン

教室レシピどおり、クロワッサンの残り生地で作りました。さくさくの食感はクロワッサン以上。しかもキャラメル風味でもっちり感も少し残り。かなり人気でした。

 どれも、かなりのオススメ品です。

...ただ、これらの感想は、焼き上げた当日のもの。

次の日食べたら、ぼそぼそ感があり...あれ?小麦粉の方が美味しいかも...という気がしました。(クイニーアマンだけは、次の日食べていませんが、クイニーアマンは次の日でも大丈夫なような気がします)

つまり、当日食べるならかなりのおすすめですが、長く置くなら小麦粉にはかなわない。というのが結論です。

一次発酵がいらない新食感の米粉パンバリエーション。是非、お試しくださいね。


10年分の記録

2008-12-15 | インポート

 教室を始めて10年間。おためしコースを除いて550人以上の方に教室に参加していただきました。

 参加した方の住所録は作っておいたものの その年ごとの参加者の記録になっていたので今までどれほどの方が教室に参加していただいたのか把握できていませんでした。 

 最近...この10年間にどのくらいの方に参加していただいたのだろう?とすごく気になって名簿をひとつにまとめてみました。

 今まで、かなり大変だと思い、諦めていた作業でしたがやってみると思ったよりは簡単にできました。

 1回だけ参加の方(おためしコース以外)や何度も参加していただいた方でも、連絡先を聞いていなかった方もいらっしゃいますので正確な人数ではありませんが本当にたくさんの方に支えられてきました。

 まとめるには、ワープロ時代に3年分をパソコンに手打ちしたりして...生徒さんひとりひとりの懐かしい思い出がよみがえってきました。

 でも、本当に大変なのはこれから...。

その生徒さんひとりひとりの参加数やが住所録には記録されていません。

教室を始めて2年間は、その日の参加者がいつ誰と何を実習したか、その日のお会計、講習費、材料費、お買い上げの材料や道具ひとつひとつを細かくメモしていました。

その他にも今月の〇〇コースは、いつ誰が参加されたかをひと目でわかるページやその月のお買いげの材料や道具の量をひと目でわかるように集計してまとめておいたり...毎日、時間をかけて記録していたのです。

2年目の途中に店で使わなくなったレジをもら教室で使うようになってから、そのメモは一切しなくなってしまいした。

レジの記録紙があるから、なんとかなる...そう思って貯めてしまった8年間

今まで何度も集計しなきゃと思いながらも、日が経つごとに難しくなってしまい手をつけられないでいました。

 それが、今さらながら10年間の記録をひとまとめにしたいと思い、始めてみました。

始めて参加された年と月、そして参加回数...。

一言でいっても、500人以上をまとめるのは、半端なことではありせん...。

調べるにあたって頼りは、予約に名前をかいていただいているカレンダーとお預かりした使用済みのスタンプカードのみ...。そのスタンプカードが一部しか残っていなかったり、カレンダーも同じ名字が多かったり、分かりずらかったり。

全て調べるのは、不可能に近いけど、たくさん参加している方の記録だけは、残したい。

ところが、1人の記録を調べるのに30分以上費やす事も...かなり、挫折しそうかも

しばらくは、ブログもやらずに頑張るぞ と思っていたものの、只今疲れて休憩中です。

来年度からは、お月謝袋を作って、ひとりひとりに 実習日、コース、金額などを書いてもらい、その日の月謝を袋に入れていただくようにとしたいと思います。

ひとりひとりの参加回数を調べて、10周年の期間中に参加していただいた方に参加した年の実習写真などをまとめたものを差し上げたいと思っているので、大雑把になるかもしれませんが、この作業もう少し頑張ってみようと思います。


2月の教室

2008-12-05 | お知らせ

 今月のパンコースのメニュー『チョコデニッシュパン』は、今年度のパンコースの中では一番注目度の高かった人気メニューです。

 でも、その人気メニューを12月という世間が忙しい月にしてしまっただけに、参加できない方。キャンセルになる方も多くいらっしゃいます。

 4週目のフリーの週もほとんど基本と応用コースで埋まってしまったし、年末ということもあり後半も一度しかパンコースが入っていません。

 そういえば、一昨年の12月は4週目は、応用と基本のみにして、パンコースのフリーは2月にしていた事を今更ながら思い出しました。

 そんなわけで、2月の4週目に1月の基本コースと応用コースに参加できなかった方のみ実習していただく予定でしたが、そこに12月のパンカフェコースに参加できなかった方にも参加していただけるようにしたいと思います。先に入ったコース優先でコースは決まりますので、参加したい方はお早めにお知らせください。


クリスマステーブル

2008-12-04 | カントリーキッチン

Sany0010_2 クリスマスのディスプレイの一環として、クリスマスのテーブル用のチキンが焼きあがりました!!

 でも、ちょっと変

実は これ、飾り用に長く置いても腐らない配合でパンを焼いたもの。

チキンをイメージして形を作ったけど、発酵して丸くなってチキンに見えなくなってしまったんです

 まあまあそれでも、クリスマステーブルのイメージにはなるかな???

 テーブルコーディネートをしていたら、ケーキやパンは飾り用にもっているけど、ここにチキンがあったら、クリスマスディナーをイメージできるかな~と思って、紙粘土で作ろうかとも思ったけど、色を似たように染めるのには時間がかかる。それなら、パンで作った方が早いと思い、実践しました。

 パンだから、時間が無くても教室の合間に作れると思い、一晩寝かせた生地を次の日の朝、成型して昨日のパンコースの実習中、ずっと発酵させ焼きあげました。

 今度作るときは、1羽丸ごとのローストチキンに挑戦したいと思ってます。

Photo_3 そんなわけで、シンプルですがクリスマスディナーのディスプレイが出来上がりました。

去年のクリスマスにブログで紹介したクリスマスイヤートプレート、今年はこんな風に活きてます。

 先日習ってきた、プリザーブドフラワーのアレンジメントもテーブルを引き立てて、とってもお気に入りです。 


deux coeur(ドゥ.クール)

2008-12-02 | インポート

Sany1453 教室使用のランチョンマットをまたまた、ご注文いただいてrikaさんに作っていただきました!!

 教室の生徒さんからのご注文で、花柄がご希望と言う事を伝えたらこんなに素敵な作品が届きました。

しかもリネンのレース付きで、私もすごくお気に入りで手放すのが惜しくて思わず、同じものを注文してしまいました。そして今日、ご注文いただいた方にお渡ししました。

 deux coeurお二人の作品や活動を見ていると、たくさんの人におすすめしたくなってしまう私...。

 忙しいお二人なのに、作品作りをお願いするととっても喜んでくださるんです。

 deux coeurのホームページがあって、そこから注文できたらいいのに...なんて思ってしまうけど、rikaさんは、「ホームページで写真が載っていても同じ布が手に入らない事も多いし、実際に手にとって見てから購入して欲しいんです」という事で、今のところホームページを作る予定はないそうで、ブログで作品を紹介しています。

 それでも、deux coeurのお二人の活動をたくさんの人に知ってもらいたくて、rikaさんの承諾を得て、勝手に教室のホームページの中にdeux coeurの紹介ページをつくっちゃいました。

http://www5.ocn.ne.jp/~cake-tea/deuxcoeur.html

 ...といっても、ほとんど写真もなく、勝手に注文を受けるページにするわけにはいかないのでかなりあっさり...友人のお店のパンフレットと作った時と同じ、余計なお世話かもしれませんがとっても喜んでくださいました。

 これから、写真や情報が増えたらパワーアップしたページにしていきたいと思っています。

deux coeurのページでも紹介してある、アピタのリュミエルさんで今週末からのイベントでdeux coeurの作品も販売するそうなので、興味のある方は足を運んでみてくださいね!リュミエルさんのブログでも近いうちにイベント用に納品されたdeux coeurさんの作品を紹介するそうです。http://lumiere-aidu.blog.drecom.jp/

本当にリネンの使い方が素敵なんですよ。

 


11月のカフェ

2008-12-01 | ティー&カフェ

Okiniiri 11月のパンカフェコースのメニューはクロワッサン、スィートデニッシュ食パン、クイニーアマンでした。

 パンコースの中で一番、手間のかかるメニューでしたが、パンコースを実習するのは初めてと言う方も何人かいらっしゃったので、パンは大変!!という印象が残ってしまったようです。

 デニッシュパンは、特に工程が多いので大変だけど、余裕を持って作れば、他のパンより自分の空き時間に合わせることができます。是非、是非、家でも作ってマスターしてくださいね!

 12月のチョコマーブルパンとブルーベリーマーブルパンも似たような工程がありますが、クロワッサンより数倍簡単です!

 今年度のパンの中でも簡単な方だとだと思います。通常、市販のチョコシート、ブルーベリーシートを使うパンですが、発酵時間に超簡単に作ることができる、私のオリジナル手作りシートを使用しますので今月も楽しみにしていてくださいね。

 11月のカフェテーブルは、クロワッサンとクイニーアマンを入れるのにちょうど良い、白い長皿を用意しました。実は、先日参加したコーヒー講座でのセッティング!?を参考にさせていただきました。

 いただいた、ココナツシロップもカスピ海ヨーグルトと合わせて添えました。(4週目の最初のパンコースに参加してくださった方だけ、ヨーグルトを用意してなくてすみませんでした)

 そして、カフェメニューは、コーヒー&紅茶を合わせたホットドリンク。意外性もあったと思いますが、けっこう好評でした。