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血統二話

2007-07-06 17:40:18 | 競馬
血統について、ひじょーーーーに面白くて、とても役に立つコメントを見つけましたので、掲載します。

まずは、競馬実況中継などでおなじみの長谷川仁志さんのコメント。
一部抜粋にしようと思いましたが、一部抜粋するには勿体なさすぎるので、全文掲載します↓
☆清水成駿公式サイト『SUPER SELECTION』の『長谷川仁志の血が騒ぐ』よりコピペ☆
■荒れた芝ならダンシンブブレーヴ系

ローカル戦に突入して3週間が過ぎた。福島は先々週の木曜日に梅雨入り。
雨は降るが現地に入る金曜夜にはあがっていることが多い。
また例年に比べて湿気が少なく案外過ごし易い。
ただ、芝の状態はボロボロになってきた。1、2週目と高速決着が続いたが先週は一転して時計の出方が鈍っている。

春開催は例年と比較しても良好な状態だった。週を追うごとに時計が速くなっていったほど。
洋芝の生育が異常なくらい早かったからだ。しかし早すぎるのも考えもの。
今開催は2週目あたりから洋芝がとんでしまい、先週はほとんど野芝だけといった状態。
3~4角と直線の内は特に荒れ方が顕著で、各騎手ともインを避けて乗っていた。
ラジオNIKKEI賞のスクリーンヒーロー(憎き奴。こいつが来なければ日曜は馬連、馬単パーフェクトだった)、
いわき特別のユーワハリケーンなど内目を通った好走馬はダートに実績を持つものが多い。

そんな中で目についた傾向がある。ダンシングブレーヴ系の活躍だ。
土曜は2Rのジューシー、6Rのユキノハリケーン、7Rのオウシュウヘイローと
芝の7R中3Rをキングヘイロー産駒が勝った。
またホワイトマズル産駒も土曜10Rのナスノフィオナ、日曜8Rのスズノオウゴンと2勝
さらにコマンダーインチーフ産駒は日曜5Rにタケショウオージが新馬勝ちし、
土曜5Rに勝ったシャランジュは母の父がコマンダーだった。
キング、ホワイト、コマンダーはいずれもダンシングブレーヴ直子の種牡馬
これだけ走るとこの系統が、時計を要す芝に適性が高いことが歴然だろう。

最終週は雨の具合にもよるが普通に考えて良くなるわけがない。
土曜は内が悪いものの外伸びまでに至らず、逃げ馬も追い込み馬も苦戦の難しい芝。
使用の進んだ日曜はいよいよ外伸びのマクリ合戦で、七夕賞は良馬場でも2分を切れないのではないか。

今週の特別登録からダンシングブレーヴ系を探す。
七夕賞はキングヘイローのヤマタケゴールデンがいるが、さすがに芝は厳しく除外候補でもある。
土曜メインの松島特別にはコマンダーインチーフのショートローブス、ダンシングブレーヴ直子のダイワセレクションがいる。
前者が福島2勝、後者も1勝とコース適性も十分。
NIKKEI賞を除外された3歳サンワードブルが人気と思えるが、
東京の2000を1分59秒4で差し切るようなアグネスタキオン産駒に向いた芝ではない
ショート⇔ダイワで決まれば好配当。

日曜は最終の尾瀬特別にキングヘイローのボストンゴールド。
こちらも福島1勝の実績があり、3走前の1着も時計がかかりだした2回阪神の最終週だった。

ダンシングブレーヴもコマンダーインチーフも死亡したが、
キングヘイローはカワカミプリンセス、ホワイトマズルはイングランディーレ、スマイルトゥモロー、シャドウゲイトのGⅠ馬を輩出し健在である。
また今年の新種牡馬にはコマンダー産駒のラスカルスズカとスエヒロコマンダーが名を連ねており、
ラスカルの産駒サンレイアイシングは阪神3日目の新馬(ダート)で2着している。

夏に強い特性もあるから、これから先、血の叫びがくる。』

リファール系って春先だけじゃなかったんだ・・・・。夏にも強いのね。知らんかったよ^^;




続いては、競馬キャスターの長岡一也さんの血統全般について。
これまた、全文掲載します。未来の血統地図が分かるかも?
☆netkeiba.com『長岡一也 競馬コラム』よりコピペ☆

『血統はなかなか奥が深い

各地で始まった新馬戦、確実に競馬は動いていく。それとともに語られる新しい種牡馬たちのこと。
どれだけ血統に精通しているかで、競馬を語る幅が広がるのだが、
そればかりに頼っていると現実を見失うので用心しなければならないこともある。
だが、知るは楽しみなりだから、この時期、少しはそちらに耳目を傾けておきたい。

今年のクラシックレースから、スーパーサイアー、サンデーサイレンスの名が消えた。

だからということでもないだろうが、この春のクラシックは掴みにくいところがあり、その分、荒れたのだとも言えた。

種牡馬の数は年々減っていて、今年種付けをしたものが315頭、去年にくらべて25頭のマイナス、これで16年連続減少したことになった。

これについては様々な考え方がなされているが、はっきりしているのは、サンデーサイレンスの血を引く種牡馬が増加していることだ。
現在、サンデーサイレンス系種牡馬の数は75頭にまでふくれあがり、その中での生き残りも大変なことになっている。
種付頭数から見れば、一年の生産頭数の30%近くがSS系ということになりそうなのだ。

当然、こういうときだからこそ、これとは別の血統が注目されていくのだが、
今年初めて産駒をターフに送り出す新種牡馬を分類してみると、
SS二世が11頭に対し、ノーザンダンサー系が18頭、ミスタープロスペクター系が9頭となっている。
この三つの系統だけで全体の8割を占めているのだから、是非、これだけは掌握しておきたい。

それぞれの系統、中でもノーザンダンサー系は、
重厚なヨーロッパ系
軽快なアメリカ系にはっきり分かれているので、
この違いはつかんでおく必要があるし、

SS系は牝系の特徴を産駒に伝えることが多いので、
その点個々の馬たちの特徴を知っておくことが大事といった具合に、なかなか奥が深い。

2007年07月05日』



おおおおおお!ノーザン系は欧州か!アメリカか!に分類できるって事だな。
で、どの馬がどっちに該当するの?
ニジンスキーはヨーロッパ系がというのは、この前教えて貰ったが、他が全く分からん。

しかし、今の競馬界ってSS系ばっかですね。
まさにナンデモカンデモサイレンス!ちょっと字余り。

それなのにSS二世の個々の特徴って、言われてもねえ・・・・・・
たくさん居すぎて、わからんよ。

この先が知りたいのに・・・・そんな殺生な・・・・
何とか教えてもらえませんかね?
ダメですか?長岡さん?


幾らお願いしても、長岡さんは一向に教えてくれそうにないので、
独学で、欧州か!とアメリカか!を分類することにしました。
ひょっとしたら、日本か!という新種を発見できるかもしれません。


ブックマークに『サイアー勢力分布』を貼っておきました。
このサイトは、以前から私が血統を検索する際に愛用しているのですが、
検索機能ばかりがウリではありません。
このサイトを見れば、なぜ私が血統馬券師・水上学氏の教えの通りに5大血統で色分けしているのかが分かって頂けると思います。

データはちょっと古いですが、2004年1月18日現在での、種牡馬の勢力分布図は・・・・

■ND系:27.3%
■ヘイロー系:20.6%(内SS系だけで17.6%)
■ミスプロ系:17.3%
■NR系:17.1%
■ロベルト系:5.8%

合計 88.1%

つまり、日本中央競馬会に登録されているサラブレッド全体の約9割
5大系統で占められているのです。

さらに面白いのが、この5大系統を遡っていくと、なんと一頭の種牡馬に辿り着くのです!

その名はサレブレッド3大始祖の一頭ダーレーアラビアン!

そう、この5大血統は、みーーーーんな遠い親戚なのです。
身内同士で、生き残りを賭けて壮絶な戦いを繰り返しているのです。
まさに骨肉の争いですね。
いやあ、これは本当に面白くて勉強になりますよ。しかも血統検索も簡単にできちゃいます。

是非、一度訪れてみてください。
そこには壮大なるサラブレッドの歴史ドラマが繰り広げられているのです!

PS この『ダーレー』というのは、あのドバイの大富豪シェイク・モハメド殿下率いる『ダーレー・グループ』と何か関係あるのでしょうか?


<了>






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