■血統傾向■
ここで3着以内に入り権利を獲った馬で、本番で馬券になったのは合計8頭おり、先週の紫苑Sよりも本番に直結するレース。
07年
1着ダイワスカーレット⇒1着
3着レジネッタ⇒2着
08年
2着ムーンインディゴ⇒2着
09年
1着ブロードストリート⇒2着
2着レッドディザイア⇒1着
10年
1着アニメイトバイオ⇒2着
11年
1着ホエールキャプチャ⇒3着
3着キョウワジャンヌ⇒2着
リニューアルされ外回りの芝1800mでの施行となった07年以降の過去5年で、父SS系が【4-2-2】、母父SS系が【1-2-1】と、3着以内に入った18頭中、父にも母父にもSS系を持たない馬は07年2着ベッラレイア、09年3着クーデグレイス、10年3着エシンリターンズの3頭しかいない。ローズSにおいてはSS系の血はマスト血統である。
SS系以外では、昨年1着ホエールキャプチャの父クロフネ、一昨年1着アニメイトバイオの母父、08年3着レジネッタの父フレンチデピュティのヴァイスリージェント系。
★11ニコールバローズ…ゼンノロブロイ×フレンチデピュティ
目下、断トツのビリッケツ人気だが、一昨年の覇者アニメイトバイオと同じ血統構成。
あとは、09年1着ブロードストリートの母父コジーン、同3着クーデグレイスの母父トニービン、昨年2着マイネイサベルの父テレグノシスのグレイソブリン系。また、字面では見えないが昨年3着キョウワジャンヌの父ハーツクライの母父もトニービンである。
■コース傾向■
本日の4Rまでの計4鞍で、父SS系【3-0-2】、母父SS系【0-2-1】と、レース傾向と同様にSS系を持った馬が活躍している。
父SS系で複数回3着以内に入っているのは、2勝をあげているディープインパクト。
その他では、3着3回のサドラーズウェルズ系、【1-1-1】のグレイソブリン系、1勝2着1回のニジンスキー系。
★3キャトルフィーユ…ディープインパクト×テハノラン
母父はコジーンと同じカロのラインのグレイソブリン系。
■人気■
過去5年で1番人気は【2-1-1】と複勝率80%で、馬券圏外に消えたのは一昨年のアパパネ(4着)のみ。
1番人気は軸としての信頼は置けるものの、続く2番人気は2着1回、3番人気は3着1回と信頼感はガクっと落ちる。馬券的には1番人気から薄目に流すのがよさそうだ。
■前走■
オークス:4-3-1
桜花賞:1-0-0
クイーンS:0-1-1
3歳OP:0-1-0
1000万:0-0-3
500万組、地方組は一頭も馬券になっておらず、オークスからの直行組が優勢で、着順は不問。但し、オークス馬が馬券になったのは過去10年遡っても一度も馬券になったことがない。
<オークス馬のローズSでの成績>
03年スティルインラブ…5着(1番人気)
04年ダイワルシエーロ…7着(1番人気)
08年トールポピー…6着(2番人気)
10年アパパネ…4着(1番人気)
11年エリンコート…10着(3番人気)
■前走上がり3F順位■
過去5年で3着以内に入った18頭のうち、前走の上がり3F順位が6位以下だったのは10年3着のエーシンリターンズ(15位)の1頭のみ。これは外回りの1800mで行なわれるようになり、従来の内回りの2000mよりも、末脚の切れ味がより求められるようになったと考えられる。
★8ラスヴェンチュラス…ディープインパクト×デインヒル
血統構成的にはジェンティルドンナと同じディープ×ダンチヒ系。前走は1000万下の三面川特別3着であるが、上がり3Fは32.5で2位。また、同レースの2着だったブリッジクライムは先週の紫苑Sで2着に入った。ジェンティルを除けばあとはドングリの背比べ、そして11頭立てのスローが予想されるここならば、3着までの食い込みは十分に有り得る。
■ジンクス■
オークス馬の成績が振るわないと書いたが、水上学著「月替わりに読む馬券の絶対ルール」によると、ローズSではオークス馬だけではなく、桜花賞馬の成績も芳しくないとのこと。
03年スティルインラブ(桜花賞・オークス)…5着(1番人気)
04年ダイワルシエーロ(オークス)…7着(1番人気)
05年ラインクラフト(桜花賞)…2着(1番人気)
06年キストゥヘヴン(桜花賞)、カワカミプリンセス(オークス)⇒不出走
07年ダイワスカーレット(桜花賞)…1着(1番人気)
08年レジネッタ(桜花賞)…3着(1番人気)、トールポピー(オークス)…6着(2番人気)
09年ブエナビスタ(桜花賞・オークス)⇒不出走
10年アパパネ(桜花賞・オークス)…4着(1番人気)
11年マルセリーナ(桜花賞)…6着(2番人気)、エリンコート(オークス)…10着(3番人気)
桜花賞馬:1-1-1-3
オークス馬:0-0-0-5
つまり、春の二冠のどちらかを制した馬で馬券になったのは3頭しかいないということ。その3頭のうちラインクラフトは牡馬混合のNHKマイルCを制し、ダイワスカーレットも同じく牡馬混合のシンザン記念(G3)で、後にダービー3着になるアドマイヤオーラの2着になり、そして何と言っても桜花賞ではダービー馬・ウオッカを負かしており、他の牝馬限定のクラシックホースとは一線を画す実績があった。
今年は、二冠馬ジェンティルドンナが参戦する。
過去10年で二冠馬はスティルインラブとアパパネの2頭が出走したが、上述のようにいずれも1番人気に推されながらも馬券圏外に消えた。その2頭には牡馬混合の重賞での実績はなかったが、一方、ジェンティルドンナにはシンザン記念1着で、オークスではダービーを0.2秒上回り、あのディープインパクトが出した2.23.3に0.3差に迫る2.23.6で勝ったことを考えると、御守り代わりで押さえないわけにはいかない。
御守6ジェンティルドンナ…ディープインパクト×ベルトリーニ
ここで3着以内に入り権利を獲った馬で、本番で馬券になったのは合計8頭おり、先週の紫苑Sよりも本番に直結するレース。
07年
1着ダイワスカーレット⇒1着
3着レジネッタ⇒2着
08年
2着ムーンインディゴ⇒2着
09年
1着ブロードストリート⇒2着
2着レッドディザイア⇒1着
10年
1着アニメイトバイオ⇒2着
11年
1着ホエールキャプチャ⇒3着
3着キョウワジャンヌ⇒2着
リニューアルされ外回りの芝1800mでの施行となった07年以降の過去5年で、父SS系が【4-2-2】、母父SS系が【1-2-1】と、3着以内に入った18頭中、父にも母父にもSS系を持たない馬は07年2着ベッラレイア、09年3着クーデグレイス、10年3着エシンリターンズの3頭しかいない。ローズSにおいてはSS系の血はマスト血統である。
SS系以外では、昨年1着ホエールキャプチャの父クロフネ、一昨年1着アニメイトバイオの母父、08年3着レジネッタの父フレンチデピュティのヴァイスリージェント系。
★11ニコールバローズ…ゼンノロブロイ×フレンチデピュティ
目下、断トツのビリッケツ人気だが、一昨年の覇者アニメイトバイオと同じ血統構成。
あとは、09年1着ブロードストリートの母父コジーン、同3着クーデグレイスの母父トニービン、昨年2着マイネイサベルの父テレグノシスのグレイソブリン系。また、字面では見えないが昨年3着キョウワジャンヌの父ハーツクライの母父もトニービンである。
■コース傾向■
本日の4Rまでの計4鞍で、父SS系【3-0-2】、母父SS系【0-2-1】と、レース傾向と同様にSS系を持った馬が活躍している。
父SS系で複数回3着以内に入っているのは、2勝をあげているディープインパクト。
その他では、3着3回のサドラーズウェルズ系、【1-1-1】のグレイソブリン系、1勝2着1回のニジンスキー系。
★3キャトルフィーユ…ディープインパクト×テハノラン
母父はコジーンと同じカロのラインのグレイソブリン系。
■人気■
過去5年で1番人気は【2-1-1】と複勝率80%で、馬券圏外に消えたのは一昨年のアパパネ(4着)のみ。
1番人気は軸としての信頼は置けるものの、続く2番人気は2着1回、3番人気は3着1回と信頼感はガクっと落ちる。馬券的には1番人気から薄目に流すのがよさそうだ。
■前走■
オークス:4-3-1
桜花賞:1-0-0
クイーンS:0-1-1
3歳OP:0-1-0
1000万:0-0-3
500万組、地方組は一頭も馬券になっておらず、オークスからの直行組が優勢で、着順は不問。但し、オークス馬が馬券になったのは過去10年遡っても一度も馬券になったことがない。
<オークス馬のローズSでの成績>
03年スティルインラブ…5着(1番人気)
04年ダイワルシエーロ…7着(1番人気)
08年トールポピー…6着(2番人気)
10年アパパネ…4着(1番人気)
11年エリンコート…10着(3番人気)
■前走上がり3F順位■
過去5年で3着以内に入った18頭のうち、前走の上がり3F順位が6位以下だったのは10年3着のエーシンリターンズ(15位)の1頭のみ。これは外回りの1800mで行なわれるようになり、従来の内回りの2000mよりも、末脚の切れ味がより求められるようになったと考えられる。
★8ラスヴェンチュラス…ディープインパクト×デインヒル
血統構成的にはジェンティルドンナと同じディープ×ダンチヒ系。前走は1000万下の三面川特別3着であるが、上がり3Fは32.5で2位。また、同レースの2着だったブリッジクライムは先週の紫苑Sで2着に入った。ジェンティルを除けばあとはドングリの背比べ、そして11頭立てのスローが予想されるここならば、3着までの食い込みは十分に有り得る。
■ジンクス■
オークス馬の成績が振るわないと書いたが、水上学著「月替わりに読む馬券の絶対ルール」によると、ローズSではオークス馬だけではなく、桜花賞馬の成績も芳しくないとのこと。
03年スティルインラブ(桜花賞・オークス)…5着(1番人気)
04年ダイワルシエーロ(オークス)…7着(1番人気)
05年ラインクラフト(桜花賞)…2着(1番人気)
06年キストゥヘヴン(桜花賞)、カワカミプリンセス(オークス)⇒不出走
07年ダイワスカーレット(桜花賞)…1着(1番人気)
08年レジネッタ(桜花賞)…3着(1番人気)、トールポピー(オークス)…6着(2番人気)
09年ブエナビスタ(桜花賞・オークス)⇒不出走
10年アパパネ(桜花賞・オークス)…4着(1番人気)
11年マルセリーナ(桜花賞)…6着(2番人気)、エリンコート(オークス)…10着(3番人気)
桜花賞馬:1-1-1-3
オークス馬:0-0-0-5
つまり、春の二冠のどちらかを制した馬で馬券になったのは3頭しかいないということ。その3頭のうちラインクラフトは牡馬混合のNHKマイルCを制し、ダイワスカーレットも同じく牡馬混合のシンザン記念(G3)で、後にダービー3着になるアドマイヤオーラの2着になり、そして何と言っても桜花賞ではダービー馬・ウオッカを負かしており、他の牝馬限定のクラシックホースとは一線を画す実績があった。
今年は、二冠馬ジェンティルドンナが参戦する。
過去10年で二冠馬はスティルインラブとアパパネの2頭が出走したが、上述のようにいずれも1番人気に推されながらも馬券圏外に消えた。その2頭には牡馬混合の重賞での実績はなかったが、一方、ジェンティルドンナにはシンザン記念1着で、オークスではダービーを0.2秒上回り、あのディープインパクトが出した2.23.3に0.3差に迫る2.23.6で勝ったことを考えると、御守り代わりで押さえないわけにはいかない。
御守6ジェンティルドンナ…ディープインパクト×ベルトリーニ
大逃げかませば、前残りあるかもね。
一頭、幸の馬が逃げ宣言してるけど、ここはアメリカ帰りの福永に期待ですね。
展開は全てを凌駕する―