No.101「RMS-119/アイザック」
H:19.2m/W:41.6t
役職は頭デッカチの「係長」です。
第101回「アイザック」
「アイザック」は、「ハイザック」を偵察用として改造した機体で、電子戦兵装に重点が
置かれています。「ミノフスキー粒子」のECM効果(レーダーによる長距離探索や、精密
誘導兵器の使用が不可能となる、など)が発見され、レーダー兵器の価値は著しく下落しま
した。しかし、「ミノフスキー粒子」も完璧とは言えず、粒子が拡散してしまうと、その効
果は激減してしまうため、頻繁に散布を繰り返さなくてはいけませんでした。そのため、戦
時下であっても粒子の濃度にはムラがあり、比較的レーダーの使用頻度は高く、今尚、艦船
やMSにはレーザー・センサー、赤外線センサーなどと併用する形でレーダーが装備されて
います。
機体は、頭部と一体化したロト・ドームには大型のパッシブレーダー・システムを搭載し、
敵機から発するレーダー波を長調距離から正確に探知することができます。また、ドームの
下面には、対地監視用のモノアイが設置され、高々度からの光学撮影も可能となっています。
もちろん、レーザーや赤外線を用いたスキャニングもでき、レーダー以外のセンサー類も強
化されており、ミノフスキー粒子下においても、その有効半径は他の機種の倍以上と報告さ
れています。
偵察によって得た情報は、バックパックに装備された指向性アンテナから通信で送るか、
通信不能な程にミノフスキー粒子濃度が厚い場合には、同じくバックパックのデータ・ポッ
ドに記録させて放出する形を採ります。放流されたポッドは、特別な周波数で識別コードを
発信し続け、味方側の回収を待つのですが、敵側に回収されることも考慮されており、解除
コードを打ち込まない限り、データを得ることはできないように設計されています。機体は、
偵察専用機として設計されているため、戦闘には不向きであるが、「ハイザック」の携行火
器を用いることも可能となっています。
本機は、地球連邦軍によって開発されましたが、ダカール侵攻の際、寝返った「ティター
ンズ」一派の手により、他の機体とともに「ネオ・ジオン」渡っています。譲渡された機体
は、U.C.0089年代においても偵察隊の主力として、第一線で実戦配備されていましたが、
その発展型とも言える「ザクIII強行偵察型」も配備されています。この他、宇宙専用機とし
て下肢をブースターへ換装した「プレキシマ」と呼ばれる高機動型も建造されています。
以上で101回目のお話を終了いたします。
次回は「デザート・ザク」のお話を予定しております。
H:19.2m/W:41.6t
役職は頭デッカチの「係長」です。
第101回「アイザック」
「アイザック」は、「ハイザック」を偵察用として改造した機体で、電子戦兵装に重点が
置かれています。「ミノフスキー粒子」のECM効果(レーダーによる長距離探索や、精密
誘導兵器の使用が不可能となる、など)が発見され、レーダー兵器の価値は著しく下落しま
した。しかし、「ミノフスキー粒子」も完璧とは言えず、粒子が拡散してしまうと、その効
果は激減してしまうため、頻繁に散布を繰り返さなくてはいけませんでした。そのため、戦
時下であっても粒子の濃度にはムラがあり、比較的レーダーの使用頻度は高く、今尚、艦船
やMSにはレーザー・センサー、赤外線センサーなどと併用する形でレーダーが装備されて
います。
機体は、頭部と一体化したロト・ドームには大型のパッシブレーダー・システムを搭載し、
敵機から発するレーダー波を長調距離から正確に探知することができます。また、ドームの
下面には、対地監視用のモノアイが設置され、高々度からの光学撮影も可能となっています。
もちろん、レーザーや赤外線を用いたスキャニングもでき、レーダー以外のセンサー類も強
化されており、ミノフスキー粒子下においても、その有効半径は他の機種の倍以上と報告さ
れています。
偵察によって得た情報は、バックパックに装備された指向性アンテナから通信で送るか、
通信不能な程にミノフスキー粒子濃度が厚い場合には、同じくバックパックのデータ・ポッ
ドに記録させて放出する形を採ります。放流されたポッドは、特別な周波数で識別コードを
発信し続け、味方側の回収を待つのですが、敵側に回収されることも考慮されており、解除
コードを打ち込まない限り、データを得ることはできないように設計されています。機体は、
偵察専用機として設計されているため、戦闘には不向きであるが、「ハイザック」の携行火
器を用いることも可能となっています。
本機は、地球連邦軍によって開発されましたが、ダカール侵攻の際、寝返った「ティター
ンズ」一派の手により、他の機体とともに「ネオ・ジオン」渡っています。譲渡された機体
は、U.C.0089年代においても偵察隊の主力として、第一線で実戦配備されていましたが、
その発展型とも言える「ザクIII強行偵察型」も配備されています。この他、宇宙専用機とし
て下肢をブースターへ換装した「プレキシマ」と呼ばれる高機動型も建造されています。
以上で101回目のお話を終了いたします。
次回は「デザート・ザク」のお話を予定しております。