083:
その時だった。突如、虚空を切り裂いてビームが私のMSの直ぐ横を
通過した。
「メガ粒子砲!?新手かっ!!」
宇宙の闇の中から白い戦艦が浮かび上がって来た。木馬?いや違う。
アレはネェルアーガマだ。連邦軍ロンドベル隊の旗艦─この空域に我々
が集結していることを察知し、一網打尽にすべく発進して来たのだろう。
「余計な敵がまた増えたな…」
私は呟かずにはいられなかった…。
108:
「撤収急げっ!サカタ、ニコルソン、エドからの識別信号は!?」
私はキャニングに無線で問う。
「確認できていません!」
嫌な予感が走った…。
私はインエクセスに帰投した。予想通り、3人は永久に帰っては来な
かった。何と言うことだ…。
※キュベレイで出撃せず、インエクセスにいると124の直後にネェル
アーガマが来て、彼らのジェットストリームアタックが見られます。
155:
「ネェルアーガマ!!私がエゥーゴから訣別したことを証明してやろう」
私は艦隊戦の決意を固めた。
・敵を撃破した:016
・撃破された:353
016:
コロニーですら一撃で貫くビームの応酬は、インエクセスに軍配が上
がった。こう言えば至極簡単に聞こえるが、装備も火力も全く問題にな
らない程大きいネェルアーガマとの戦闘は、凄惨の一言に尽きた。両翼
のサブエンジンを吹き飛ばされ、主砲はエネルギーが続く限り撃ち続け
たために自爆。まさに撃沈一歩手前の状態だった。勝利と言うよりは、
客観的に見れば寧ろ敗北である。
我々に取って幸運だったのは、最大出力で放った主砲のビームがネェ
ルアーガマのハイパーメガ粒子砲を砕き、艦首部のMSデッキふたつを
使用不能状態に追い込んだことだった。主砲とMSデッキを破壊してし
まえば、その艦は既に艦としての機能を8割方失ったも同然だ。奇跡的
にインエクセスは、その機能が残っていた。あれ程の猛攻を受けながら、
である。
195:
不意に、私は知った人間の声を聞いた。
「ネェルアーガマ撤退する!アンマンに戻り、改めてコア3近辺空域の
掃討を進める!」
見える。キャプテンズシートでインカムを片手に神経質そうに眉根に
シワを寄せている男…ブライト=ノア。
(因果なものだ…ヤツとは、アムロのような私怨もないと言うのに…再
び、木馬に乗ったヤツと対決することになったとは…)
恐らく、これを「輪廻」と言うのだろう。アムロと同じく、ブライト
も私と未来永劫闘い続ける運命なのかも知れん。
その時、あるイメージが私とブライトの間を横切った。
『自分は、何でも正しいと思っているのか!』
その声の主は、私に取って生涯忘れ得ぬ男だった。
(アムロ…貴様もブライトと同じように、木馬に乗ると言うのか。良い
だろう。貴様との決着は、こんな妥協などせんぞ。ララァの魂がどちら
を選ぶか、それが判る迄7度でも生まれ変わって闘ってやる!)
だが、今は未だその時には至っていない。私が立つ時、ヤツも導きに
従い、眼前に現れるだろう。
248:
しかし、アムロのイメージを圧殺するかのように、また別のどす黒い
プレッシャーを感じた。
「ユマ…また来る!?」
ネェルアーガマと入れ違うかの如く、内部が剥き出しになった、ノク
チュルヌが突っ込んで来る。屍生鬼(ゾンビ)のような機体の後ろに、
悪魔の形相のオーラが吹き上がっていた。
『シャア…オマエが空を落としたんだ!オマエが、私の憎むべき敵だ!』
ちゅーこって、次回はノクチュルヌと対決いたします。
サイトでは、ゼータガンダムのキャラを更新いたしました。
次回はゼータの周辺作品分のキャラを追加する予定です。
また、トランスフォーマーのアクションマスターとG2の
テックスペックも追加いたしました。
その時だった。突如、虚空を切り裂いてビームが私のMSの直ぐ横を
通過した。
「メガ粒子砲!?新手かっ!!」
宇宙の闇の中から白い戦艦が浮かび上がって来た。木馬?いや違う。
アレはネェルアーガマだ。連邦軍ロンドベル隊の旗艦─この空域に我々
が集結していることを察知し、一網打尽にすべく発進して来たのだろう。
「余計な敵がまた増えたな…」
私は呟かずにはいられなかった…。
108:
「撤収急げっ!サカタ、ニコルソン、エドからの識別信号は!?」
私はキャニングに無線で問う。
「確認できていません!」
嫌な予感が走った…。
私はインエクセスに帰投した。予想通り、3人は永久に帰っては来な
かった。何と言うことだ…。
※キュベレイで出撃せず、インエクセスにいると124の直後にネェル
アーガマが来て、彼らのジェットストリームアタックが見られます。
155:
「ネェルアーガマ!!私がエゥーゴから訣別したことを証明してやろう」
私は艦隊戦の決意を固めた。
・敵を撃破した:016
・撃破された:353
016:
コロニーですら一撃で貫くビームの応酬は、インエクセスに軍配が上
がった。こう言えば至極簡単に聞こえるが、装備も火力も全く問題にな
らない程大きいネェルアーガマとの戦闘は、凄惨の一言に尽きた。両翼
のサブエンジンを吹き飛ばされ、主砲はエネルギーが続く限り撃ち続け
たために自爆。まさに撃沈一歩手前の状態だった。勝利と言うよりは、
客観的に見れば寧ろ敗北である。
我々に取って幸運だったのは、最大出力で放った主砲のビームがネェ
ルアーガマのハイパーメガ粒子砲を砕き、艦首部のMSデッキふたつを
使用不能状態に追い込んだことだった。主砲とMSデッキを破壊してし
まえば、その艦は既に艦としての機能を8割方失ったも同然だ。奇跡的
にインエクセスは、その機能が残っていた。あれ程の猛攻を受けながら、
である。
195:
不意に、私は知った人間の声を聞いた。
「ネェルアーガマ撤退する!アンマンに戻り、改めてコア3近辺空域の
掃討を進める!」
見える。キャプテンズシートでインカムを片手に神経質そうに眉根に
シワを寄せている男…ブライト=ノア。
(因果なものだ…ヤツとは、アムロのような私怨もないと言うのに…再
び、木馬に乗ったヤツと対決することになったとは…)
恐らく、これを「輪廻」と言うのだろう。アムロと同じく、ブライト
も私と未来永劫闘い続ける運命なのかも知れん。
その時、あるイメージが私とブライトの間を横切った。
『自分は、何でも正しいと思っているのか!』
その声の主は、私に取って生涯忘れ得ぬ男だった。
(アムロ…貴様もブライトと同じように、木馬に乗ると言うのか。良い
だろう。貴様との決着は、こんな妥協などせんぞ。ララァの魂がどちら
を選ぶか、それが判る迄7度でも生まれ変わって闘ってやる!)
だが、今は未だその時には至っていない。私が立つ時、ヤツも導きに
従い、眼前に現れるだろう。
248:
しかし、アムロのイメージを圧殺するかのように、また別のどす黒い
プレッシャーを感じた。
「ユマ…また来る!?」
ネェルアーガマと入れ違うかの如く、内部が剥き出しになった、ノク
チュルヌが突っ込んで来る。屍生鬼(ゾンビ)のような機体の後ろに、
悪魔の形相のオーラが吹き上がっていた。
『シャア…オマエが空を落としたんだ!オマエが、私の憎むべき敵だ!』
ちゅーこって、次回はノクチュルヌと対決いたします。
サイトでは、ゼータガンダムのキャラを更新いたしました。
次回はゼータの周辺作品分のキャラを追加する予定です。
また、トランスフォーマーのアクションマスターとG2の
テックスペックも追加いたしました。