□聖闘士星矢 冥王異伝 ダークウィング
第2話 冥王の使命
第2話 冥王の使命
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翔一郎は、ハーデスと名乗る少年に謁見します。
ハーデスは、翔一郎に地上で仕事をして貰いたいと依頼します。
パンドラこと夜姫は、彼には、まだ冥衣もないと上申しますが、
ハーデスは、地上では、アテナが目覚めると語ります。
ハーデスは、翔一郎にワイバーンとして、地上に赴けと命じます。
夜姫は、翔一郎を地上への道である神の門へと案内します。
その途中、天哭星ハーピーこと朱春風に出会い、会話します。
彼女は、彼が目覚める三ヶ月前程に目覚めたそうで、
ハーデスの命により、地上の様子を偵察したりもしているようです。
ふたりは、春風の案内で、サウナに行くことになります。
春風は、翔一郎が現状をどの程度把握しているのか訊ねます。
翔一郎は、これ迄の経緯を彼女に話し、地上に赴くことを告げます。
春風曰く、甦った冥闘士者は、自分の使命や能力を理解した上で、
この世界で目覚めるらしく、翔一郎のケースは、稀なようです……。
で、春風は、アテナの聖闘士と戦う運命にあるとザックりと解説。
が、それも昔の話のようで、最近までは、どちらの神様も特段に
地上を取り合うこともなく過ごしていたとも説明します。
夜姫は、アテナが冥界を攻撃して来たことが原因だと語ります。
そして、死者の国である冥界の総てが滅び、冥闘士や民もほぼ全滅。
ハーデスは、力の殆どを使い、この神のみが存在を許されている
エリュシオンに僅かに残る民を移したとも語ります。
また、消滅した冥闘士たちを復活させるには、ハーデスにも大事で、
その才能を持った死者に冥闘士の『星魂』を宿させ、復活させたそうな。
翔一郎の左胸のように、春風の左胸にも痣のようなモノがありました。
なので、現在は、総ての冥闘士が目覚めた訳ではないようで、
何度でも甦る不死身の冥闘士の特性も今は機能してないとのこと。
3人は、神の門を通じ、アテナ神殿の眼前に転移します。
翔一郎は、ハーデスの小宇宙が込められた漆黒の矢を手渡され、
翔一郎の小宇宙を込め、アテナの胸に打ち込めと命じられます。
アテナを倒さなければ、生前に船を襲ったアテナの『浄化の炎』が
今後も世界各地で起こると、春風は、翔一郎に話します。
3人は、アテナの寝所に忍び込み、翔一郎が矢を放とうとしますが、
双子座の黄金聖闘士が割って入り、その行為を掣肘します。
翔一郎は、その聖闘士が弟の惣次郎だと気付き、驚きの声を上げ、
寝所から出て来たアテナが、幼馴染みの水鏡カトレアだと気付きます。