□機動戦士ガンダム バンディエラ
第27話
第27話
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マーレ大尉の部隊は、サイド6での作戦を終え、次の司令があるまで、
再びルナツーに滞在することになります。
部下の間では、マーレ様の問題行動で追い出されたとの噂も……。
その航路にあるコロンブス級では、ジオンのプロパガンダ放送を紹介。
来る11月30日、北米キャリフォルニアベースにおいて、
兵器開発の興隆を祝した観兵式が開催されるとのことです。
また、ユーリー中尉と彼のザクの参列も予定されています。
シモンは、笑顔で手を振るユーリー中尉を苦々しい表情で見詰めます。
シモンは、件のガンダムの設計図を手に、マーレ大尉の元に向かい、
自分を地球に行かせてくれと直談判します。
マーレ大尉は、設計図を見て、エース用の特別な機体で、
本来パイロットの資格すらないお前には縁の無いモノだと嗤います。
しかし、彼女は、現行のガンダムとの差異を目聡く発見します。
そして、一計を案じます。
マーレ大尉は、ルナツーのエルレ中将に連絡を取り、自分たちの部隊を、
観兵式妨害部隊として、北米方面軍への派遣要請を出して欲しいと。
エルレ中将が、彼女の申し出を快諾する訳もなく……。
どうも、キャリフォルニア奪還に向け、エルレ中将の妹がMSの開発を
進めているのですが、何かしらの問題があり、止まっているようです。
エルレ中将は、その問題がマーレ大尉と関係があるのかと訊ねると、
マーレ大尉は、件の設計図を取り出し、当該のMSで問題があるのは、
MSの記憶回路で、この設計図には、応用が可能な回路が記されていると。
テム博士のデータは、サイド6で総て処分され、同じモノはもう無いとも。
その流れに乗り、観兵式の目玉である「左利きのザク」との戦い方を
オレは、誰よりも知っていると、シモンはパイロットに名乗り出ます。
北米では、ユーリ中尉が観兵式に向け、模擬戦を行っていました。
が、彼の操縦に対し、機体の反応が遅く、それに重いと話します。
技術者に解決策を訊ねますが、ザクでは、これが限界だと返されます。
ユーリー中尉は、お前も、ボクも、もう限界なのかと愛機を見上げます。