ぼてマメ日記

息子ぼてと娘マメとの毎日やなんやかやをテキトーにつづります

シリエトク-大地のさきっぽへ・その2

2019年04月05日 | そとあそび


写真は、到着した日のホテルのお部屋からの眺め。
翌日は、流氷ウォークをする予定の日でした。
写真の通り、流氷がいってしまっちゃったので、振り替えのツアーとして、スノーシューを選択。

絶景!知床けもの道スノーシューイング
シンラ(知床自然ガイドツアー株式会社)



今回、春に向けた時期ということもあり、服装かなり悩んだんですが、スノーシューの時の自分はこんな感じ。
・インナーにジオラインの長袖(ライト)とタイツ(ミドル)
・タートルネックの長袖Tシャツ
・フリースのパーカ
・スキーウェア上下
これに、
・ニット帽子(絶対あった方がいい。暖かさが全然違う)
・スキー手袋
・厚手靴下
・靴はビーンブーツでいけた


ホテルのロビーでガイドさんと合流、知床自然センターまで車で連れて行っていただき、センターの冬の散策コースの横あたりでスノーシューをはいて、いざ出発。


林の中を歩いていきます。



思ったより若い林。
このあたりの森は開拓で一度切られているからだそう。その後に生えてきたり植えたりした木たちなので、そんなに古い森ではないんだって。
五湖や、岬の方の原生林に行くとまた全然違うらしいです。


雪上には、生き物たちの痕跡がそこここに。





ガイドさんが、これはキツネ、これはシカ、リス、と教えて下さいます。慣れてくると特徴が分かってきて面白い。
でも、気配はするけど、実体に出会えないなあ。


海に向かって開けたところに出たとたん!
風が!風が!寒い!寒い!!
林の中って暖かいんだ。。。と思っていたら、シカちゃんがいました!会えたよ実体!



海に開けたところの断崖付近は、この季節雪がとばされたり溶けたりで草が早くから生えてきているので、シカがたくさん集まるそうです。

1頭見えるようになると、そこここにいるのに気が付くようになる不思議。
ジッと見ていると、時々片脚がズボッとはまってバランスを崩すのがかわいい。




これは男の涙と呼ばれる滝のあたりです。
双眼鏡でみると水しぶきが凍ってすごい造形。なぜあんな色になるんだろう。



遠くに見えるのが、いわゆる知床の岬らしい。つきでた半島のさきっぽ。



この後また林の中を歩いていて、クマの痕跡らしきものをガイドさんが発見してドキドキしましたが、お会いはしませんでした。
もう起きてるんだ。。。会わなくて良かった。。。




アイヌの伝統的な世界観では、自然のありとあらゆるものはカムイ(神さま)なんだそうです。北方民族博物館や世界遺産センターでも解説がありましたが、八百万の神の考え方と通じるものがありますね。

ヒグマは、キムンカムイ(山の神)が人間の世界にやってくる時の姿。
シマフクロウは村を守る神さまで、コタンコロカムイ。海の神さまはシャチで、レプンカムイ。
ボテは熱心に覚えていました。そういえば彼は沖縄の時も、向こうの方言を一生懸命調べていたね。



神さまを頂き、神さまに殺され、神さまに守られてひとは生きてきたんだな。そしてそれは、スーパーで肉や魚を買うような今でも、きっと同じことなんだろうな。
自分もその森羅万象の中のいちパーツであることがじんわり感じられるように思いました。



そんな真面目っぽいことを書いたけど!
スノーシューすんだ後、ガイドさんがホテルまで送ってくれるというのを良いことに、

じゃあマルスコイのとこまで連れて行ってもらって良いですか!?

って連れて行ってもらって、苦しくなるまで食べ放題したのは我が家です!
マルスコイすごかった。

そして食べ終わってからフロントでタクシーを呼んでもらおうとしたら「ウトロにはこの時間タクシーもういないんですよ」

!!!
どうやって戻ろう?!歩き?この氷点下の中この雪の坂道を?!
ピーンチ!!

一瞬ものすごく血の気がひきましたが、第一ホテルのフロントさんが私たちのホテルのフロントさんに連絡を入れて下さって、お迎えにきて頂けました。。。ありがとうございます。。。本当に助かりました。。。
コメント
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