ぼてマメ日記

息子ぼてと娘マメとの毎日やなんやかやをテキトーにつづります

シリエトク-大地のさきっぽへ・その1

2019年03月27日 | そとあそび




これはそろそろ着陸するというころに、飛行機の窓から下を撮った写真。
この無彩色のとりあわせすごいな。モダンなテキスタイルデザインみたい。本当にきれい。


初日はまず女満別空港からバスで網走まで行きました。
最初に目指すは、私の独断と偏見で旅程に組み込んだ「北方民族博物館」
ここねー。行ってみたかったの。
同じ観光施設めぐりバスに乗り合わせた方々は、みんな「博物館網走監獄」か「オホーツク流氷館」で降りてしまって、「北方民族博物館」で降りたのは私たちだけでした。開館すぐの時間だったのも幸いして貸切状態。

無料の音声ガイドをおすすめされる。
普段はあまりガイド使わないんですが、iPod touchらしいガイドの革製?ケースのあまりの可愛さに一目惚れしてお借りしました。私がチケットを買ったりガイドを借りる手続きをしたりしている間に、子どもたちは早速、体験メニューのコーナーで「イヌイトのヨーヨー」を回させてもらったりしている。
これがなかなか難しい!ムキになってしまって、展示を見る前からけっこうな時間をくうことに。
子どもたちはさすがなもので、帰る前にはコツをつかんで遊べるようになっていました。

館内は期待にたがわず、とても面白かった。
どこか一つの民族っていうのでなく、とにかく生活環境(北方に住んでいる)が似ている、っていうくくりでまとめられた博物館ってそんなにないんじゃないかなあ。
こじんまりしているので、足早にまわれば30分もかからないかもしれませんが、音声ガイドを聞きながら、何だかとてもじっくりゆっくり見てまわってしまい、気づいたらそろそろ2時間。
子どもたちも、退屈しないかなと少し心配していたのですが、頂いた観覧用のワークシートを埋めながら、かなり楽しんだようでした。オットさんに至っては、仕事のネタにできるかもとメモまで取りながら満喫した様子。
お土産に北西海岸インディアンの文様ステッカーを2枚購入しました。


次に「オホーツク流氷館」へ。
受付の掲示板で衝撃の事実発覚。午後から予約していた「砕氷船おーろら」が、悪天候のため運行を中止とな。
急に時間がかなり開いてしまいました。
そこで長居をするつもりはなかった流氷館でゆっくりすることに。
まずはレストランのCafé&restaurant 360でおひるごはん。



エゾ鹿肉のメンチカツバーガーを注文。臭みはなくてあっさりしているけど、ジビエらしい独特の味。美味しかった!他のメニューも美味しそうで色々食べてみたかったけれど、夜を考えて断念。

シアターで流氷の映像を見て「やっぱり本物を見たかった…」と多少しょんぼりする。
有名らしいマイナス15度のシバレ体験で、タオルを立てることに一生懸命になる。そしてタオルは本当に立つんです!寒いってすごい!おそろしい!
そして展示を真面目に眺めて、来る前にマメから聞かれた「流氷って最初はどこから生まれるの?」の答えを見つけ、「オホーツクの春(生命大爆発)」」という言葉を初めて知ってちょっと感動。
ついその前に見た北方民族博物館と比べるとどうしても、イマドキ感あふれる小奇麗さが目について見るところの少ない印象のスポットでしたが、流氷のメカニズムや役割をコンパクトに知ることができて良かったです。


さてそして、網走駅からJRで、オホーツク海を眺めながら知床斜里駅へ向かいます。



北の海だなー。




知床斜里からはバスで、ウトロまで。



今回のお宿は「北こぶし 知床 ホテル&リゾート」です。


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シリエトク-大地のさきっぽへ・その0

2019年03月25日 | そとあそび
年度末で、2年間の大変な業務の任期が終わったオットさん。
とにかく「終わった!」ってなりたい。ぱーっと旅行とか行きたい。と言っておりました。
色々と調べたり悩んだりした結果、北海道は知床へ行くことに。


知床といえば「世界自然遺産」!一度は行ってみたかったところの一つです。
まずは出かける前の色々から。


まず、流氷なくなっちゃう事件。
調べてみると、冬の知床の一番の目玉は「流氷」らしい。そして「流氷ウォーク」なる流氷の上を歩いたりできるアクティビティがあるらしい。
「ぜひやろう!」となったのですが、流氷というのは大体3月末くらいまでみたい…。
旅行はまさに3月末。子どもたちの学校、仕事など考え合わせるとどうしてもそのあたりの日程しか行けません。
果たしてそこまで流氷が残ってくれるかどうか…。
日々の天気予報と一緒に、海氷情報センター札幌管区気象台のサイトなどをチェックするようになりました。
ウネリとか海明けとか、普段接することのない言葉に詳しくなっていく一方、刻々と減っていく流氷状況。うう。

そして出発の2週間ほど前、とうとう、予約していたお店から電話が。
「残念ながら今年度の流氷ウォークの営業は終了となりました」
あうあうあう。一番のメインイベントが旅行前にボツになってしまいました。


それから大変だったのが、交通アクセス。
目玉である流氷は2月中旬から3月あたまが見ごろ。それにあわせて公共交通機関が運行されるため、詳しく調べていると、行くときにはバスの直行便の運行が終ってるとか、JRの本数が減っているなどという状況が多々あることが分かりました。
JRは1日5~7便とか!その先のバスは1日5便!!
これは適当に出かけるとイカンやつやと気を引き締め直し、我が家の旅行には珍しく、タイムスケジュールを綿密に組むことに。
調べる過程で、路線バスが廃止されるエリアがあったり、JR北海道の路線存続運動のニュースが目に入ったり、出かける前に色々と考えさせられることになりました。



ボテも自分なりに色々と調べてたらしく、マメに、
知床ってね、アイヌの言葉で「大地の尽きるところ」って意味なんだって。すごいよねえ…。と話しているのが耳に入った。
横で聞きながら、私もそれ見た!地の果てに行くんだよ!すげえよね!などと話したのですが、どうやら少しニュアンスが違うみたい。

あちこちの「知床」~アイヌ語地名の世界(その1)~

「シリエトクは「地の果て」でない?」

こういったサイトでの解説に詳しいですが、シリ・エトクシリ(sir・etok)あるいはシリ・エトコ/sir・etoko)は、「地(の)・突端部」という意味だそう。なので、岬のような地形を意味する言葉なのではないかということのようです。地図で知床半島を見ると実感しますね。



いやそれにしても北海道はひろい。
せっかくだから近くのあそこにも、なんて思ったりしたけど、ちゃんと調べたら全然近くない。
札幌から知床あたりまでだと直線距離でも250kmとかあって、物差しで地図を測っていたボテが「東京名古屋間と同じくらい!」と半笑いになっていました。


ひろいひろい北海道、今回は初めての女満別空港です。
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