以前、大黒埠頭の海釣り公園に行ったとき、本当のまるぼうずをはじめて体験した。私もオットも、海釣りでまったくの坊主って経験なかったので、それはちょっと衝撃的でした。
その日は前後に比べて、かなり釣果が良くなかったらしく、そういう日だったんだとは思う。しかし、当然ながら子どもたちにはすこぶる不評で、しばらくは「大黒」という地名自体が忌み嫌われていました(笑)。
なので今回オットさんが「釣りに行こうよ」と言い出した時も、ボテマメは「釣れる釣りがしたい」「シーパラのアジ釣りみたいに入れ食いなのもつまらないけど、全然釣れないのも面白くないから嫌」などとうるさいことを言い、なかなかノッてきてはくれなかった。
それもまあもっともだ、ということでオットさんが調べてきたのが、三浦半島は城ヶ島にある海の釣り堀。こちらの
J's フィッシング というところです。
海の釣り堀といえば、まだ松山に住んでいたころ、オットさんと2人で新居浜だか今治だかで行ったことがあるのです。
釣りを楽しむとかいう暇もなく、瞬く間に大きな鯛ばかり5、6匹連れて、しかも釣ったら1匹いくらでお買い上げするシステムのところで、すぐさま家に帰り、さばくのと食べるのとでとにかく大変だった思い出しかない。
ホームページを見ながら、カンパチとか釣れちゃったらどうするの!?私さばけないからね!みんなでやってよ!?と叫びつつ、向かいました城ヶ島。
海の向こうに見えるの、富士山だよね!?
海はきれいでお天気も気持ち良くて、観光に来ている方もたくさんいらっしゃった様子。ダイビングの方もけっこうお見かけしました。堤防からそのまんまじゃぽんてエントリーして行けるなんてすごくない?
駐車場にとめて堤防の端に歩いていくと、桟橋があって、それを渡ると釣り堀です。9時と13時スタートの3時間釣り放題は事前予約が必要。
受付で申し出てる→支払い→餌を買う→釣る場所のクジをひく→竿を選ぶ→場所にスタンバって時間がきたら釣り始めてOK
という流れです。
ボテ、ひいてるひいてる!糸をたらしてしばらくすると、いきなりのアタリ!
針にかえしがないので、かかってもすぐにバレて合わせるのがなかなか難しいようでしたが、ボテマメそれぞれ鯛を1匹ずつ釣り上げました。
けっこう大きい。引きが強くて面白いらしい。2人とも大興奮。
しかし、しばらくバーッと釣れたと思ったら、その後はアタリすらない時間が続く。
あと30分かな、となった頃に、またアタリが出始めて、ボテマメそれぞれ1匹ずつを釣り上げ、終了となりました。
場内はキレイで新しい感じ。今回椅子持参しましたが、そのまんま座り込んでも問題なし。
トイレは場内にはありませんが、受付で申し出ると堤防沿いすぐそばの、ビル内部にあるトイレの鍵を渡してくれるそうです(駐車場の向こう側にある公衆トイレの方が近いのとそこそこ綺麗だったので、私たちはそちらを使いました)。
餌(購入)と竿、仕掛けは施設のものを使用することになっていて、持ち込みはできません。逆に手ぶらで行っても釣りができるので、色々揃えなくても良くて初心者や家族連れには良いかも。
ひっかけたりからませたり、何かトラブルの時には、声をかけるとスタッフの人が気持ちよく手伝ってくれます。アドバイスをくれたり、終了時間が近づくと釣れた魚を先にシメておいてくれたりと至れり尽くせり。
料金はなかなかのお値段ですが、
・グループ・家族での竿のシェアOK
・小学生以下の子どもは無料
・中学生も大人1名付き添いにつき1名は無料
あわせて、スタッフの対応や釣れた魚を考えれば、まあこんな感じなのかなと。
帰ってからが大変だからあんまりたくさん釣らないでー!!と思っていた私でしたが、実際行ってみるとそれはまあ楽しそうで、もっと釣れろ釣れろと思い、カンパチが釣れなかったことを少しく残念に思いました(笑)。
冷静になると、イヤなんだけどさ。
あんなの、のせられるまな板がありません。
帰ってからも、オットさんと子どもたち大活躍。頑張ってさばいてくれました。2匹、3匹とさばくうちにみるみる腕をあげるオット。
その日は、お刺身とあら炊き、潮汁で頂きました。翌朝鯛めしを炊き、夜また鯛めしとかぶとの塩焼き、刺身の昆布締め。その次の日の朝はかぶと焼きの骨で出汁をとって味噌汁に、夜は切り身をムニエルにして洋風にと、三日三晩、鯛づくし。
端から端まで、満腹頂きました。美味しかったです。
面白そうな潮溜まりがたくさんな波打際。
海もほんとうに綺麗で、今度はぜひ海水浴がてら遊びにきてみたい。