10月12日は『ルルドの奇跡』を観てきました。
ルルドといえば、南フランスにある小さな村の名前なのですが、この場所は「ルルドの泉」として、広く世界で有名な場所でもあります。
この村の存在を知ったのは中学生くらいのころでしょうか。いや。小学生の高学年だったかな?とにかくそのアタリ。
以来、ずっと心の奥で行ってみたい場所となって沈んでおりました。
舞台があると知って、イチもニもなく飛びつきました。
現在のルルドに巡礼に来ている多くの列に、一人の少女が加わります。そこから時代が19世紀にさかのぼる。
ルルドと言うこの小さな村に住む貧乏で体の弱い14歳の女の子ベルナデットが、薪を拾いに行ったときに洞窟で白い服に青い帯をした女性に出会ったことから物語りは始まります。
女はベルナデットにしか見えず声も彼女にしか聞こえません。
その女性は人々がここに来ることを望む・聖堂をこの地に立てなさいなどの言葉ベルナデットに伝えます。
この言葉を村の人や神父様に伝えるベルナデット。
初めは信じていなかった村の人も少しづつ彼女を信じてゆきます。
市長など権力者に洞窟へ行くことを妨害されたりしますが、それでもベルナデットは女性と約束したからと洞窟へと通います。
2月11日に初めてベルナデットの前に現れてから、最後の7月16日までに計18回、その女性は彼女の前に現れます。
初めは名前を名乗らなかった女性であるが、ある時『私は無原罪の御宿りである』とベルナデットに名乗ります。この名は教会用語で聖母マリアを指す言葉で、無学なベルナデットが名を言い、またその意味を知らなかったことから、それまで女性の存在を認めてはいなかった教会も聖母マリアであると認めることとなる。
洞窟でベルナデットの触れた場所から泉が湧き出し、その水に触れた盲目の人の目が見えるようになったことを皮切りに、次々と泉の奇跡によって病が治るものが現れます。
この奇跡は瞬く間に広まり、ルルドは一躍有名になります。
ルルドが有名になればなるほどベルナデットも有名になり、ベルナデットはルルドで穏やかに住むことが困難となった。
22歳の時、ヌヴェールの修道院に尼僧として入り、看護に従事し、マリア様を信仰し静かに暮らしていたが、持病の喘息と結核が元で、また、カリエスもひどく35歳の若さでこの世を去った。
聖母マリアは彼女と出会った一番最初に、「あなたはこの世では幸せにはなれないが、次の世で幸せになるでしょう」と告げていた。
ベルナデットは修道院の地下に埋葬された。
彼女の死後30年して彼女の墓が掘り返されたとき、なんとその棺の中のベルナデットの遺体はまったく腐敗しておらず、美しいままであった。
この奇跡を目の当たりにした教会は、彼女を聖女の列に加えた。
ベルナデットの遺体は現在、薄蝋でコーティングされ、ヌヴェールの修道院に誰もがお参りできるように安置されている。
主役ベルナデットを演じた浦壁多恵ちゃんの透き通るような歌声が印象的な舞台であった。
可憐な多恵ちゃんのベルナデットは、か弱く非力でありながら、純粋で信じる力が誰よりも強かった。
小さな多恵ちゃんが、とても大きく感じられた舞台でした。
また、脇を固める神父の宝田さんや医師の今井さん、市長の光枝さん、夫人の美八さんも素敵で、本当にいい芝居だったなぁと思う。
むくむくぶわっと大きな感動はないんだけれど、ベルナデットの起こした奇跡にじんわり感動する。
個人的には、マリア様はベルナデットを現世では幸せにはなれないとおっしゃったが、そうかな?と思う。
凡人は見えない奇跡は信じられない。身体的にも精神的にも触れられるものに幸せを感じる。
確かに、ベルナデットは肉体的には親兄弟とも遠くはなれ病で没し不幸だったのかもしれない。しかし、目に見える奇跡ではなく、無条件に信じるという奇跡をベルナデットは得ている。彼女の魂は幸せだったのではないかと思う。
ラストには、現在のルルドの町となる。
多恵ちゃんが町の人と話し、ルルドの泉へと向かう列に参加する。
ルルドといえば、南フランスにある小さな村の名前なのですが、この場所は「ルルドの泉」として、広く世界で有名な場所でもあります。
この村の存在を知ったのは中学生くらいのころでしょうか。いや。小学生の高学年だったかな?とにかくそのアタリ。
以来、ずっと心の奥で行ってみたい場所となって沈んでおりました。
舞台があると知って、イチもニもなく飛びつきました。
現在のルルドに巡礼に来ている多くの列に、一人の少女が加わります。そこから時代が19世紀にさかのぼる。
ルルドと言うこの小さな村に住む貧乏で体の弱い14歳の女の子ベルナデットが、薪を拾いに行ったときに洞窟で白い服に青い帯をした女性に出会ったことから物語りは始まります。
女はベルナデットにしか見えず声も彼女にしか聞こえません。
その女性は人々がここに来ることを望む・聖堂をこの地に立てなさいなどの言葉ベルナデットに伝えます。
この言葉を村の人や神父様に伝えるベルナデット。
初めは信じていなかった村の人も少しづつ彼女を信じてゆきます。
市長など権力者に洞窟へ行くことを妨害されたりしますが、それでもベルナデットは女性と約束したからと洞窟へと通います。
2月11日に初めてベルナデットの前に現れてから、最後の7月16日までに計18回、その女性は彼女の前に現れます。
初めは名前を名乗らなかった女性であるが、ある時『私は無原罪の御宿りである』とベルナデットに名乗ります。この名は教会用語で聖母マリアを指す言葉で、無学なベルナデットが名を言い、またその意味を知らなかったことから、それまで女性の存在を認めてはいなかった教会も聖母マリアであると認めることとなる。
洞窟でベルナデットの触れた場所から泉が湧き出し、その水に触れた盲目の人の目が見えるようになったことを皮切りに、次々と泉の奇跡によって病が治るものが現れます。
この奇跡は瞬く間に広まり、ルルドは一躍有名になります。
ルルドが有名になればなるほどベルナデットも有名になり、ベルナデットはルルドで穏やかに住むことが困難となった。
22歳の時、ヌヴェールの修道院に尼僧として入り、看護に従事し、マリア様を信仰し静かに暮らしていたが、持病の喘息と結核が元で、また、カリエスもひどく35歳の若さでこの世を去った。
聖母マリアは彼女と出会った一番最初に、「あなたはこの世では幸せにはなれないが、次の世で幸せになるでしょう」と告げていた。
ベルナデットは修道院の地下に埋葬された。
彼女の死後30年して彼女の墓が掘り返されたとき、なんとその棺の中のベルナデットの遺体はまったく腐敗しておらず、美しいままであった。
この奇跡を目の当たりにした教会は、彼女を聖女の列に加えた。
ベルナデットの遺体は現在、薄蝋でコーティングされ、ヌヴェールの修道院に誰もがお参りできるように安置されている。
主役ベルナデットを演じた浦壁多恵ちゃんの透き通るような歌声が印象的な舞台であった。
可憐な多恵ちゃんのベルナデットは、か弱く非力でありながら、純粋で信じる力が誰よりも強かった。
小さな多恵ちゃんが、とても大きく感じられた舞台でした。
また、脇を固める神父の宝田さんや医師の今井さん、市長の光枝さん、夫人の美八さんも素敵で、本当にいい芝居だったなぁと思う。
むくむくぶわっと大きな感動はないんだけれど、ベルナデットの起こした奇跡にじんわり感動する。
個人的には、マリア様はベルナデットを現世では幸せにはなれないとおっしゃったが、そうかな?と思う。
凡人は見えない奇跡は信じられない。身体的にも精神的にも触れられるものに幸せを感じる。
確かに、ベルナデットは肉体的には親兄弟とも遠くはなれ病で没し不幸だったのかもしれない。しかし、目に見える奇跡ではなく、無条件に信じるという奇跡をベルナデットは得ている。彼女の魂は幸せだったのではないかと思う。
ラストには、現在のルルドの町となる。
多恵ちゃんが町の人と話し、ルルドの泉へと向かう列に参加する。