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茶の湯の効能と「中国の古茶樹の芽の茶」

2008年12月07日 | 茶会のご案内
掛川の茶チャさんで、
「茶の湯の効能」というテーマで白雲塾長とお話する、という会がございました。

~なぜ、他の飲みのもではなく「茶」なのか?

「喫茶去」の公案も皆さんと話し合い、

茶の湯者への今後の課題についても

御参加の皆さんと考えさせていただく機会をいただきました。

まとめに

~茶の湯の文化に携わる人々が「茶そのもの」についてどのように意識して、伝えるか、

そして、その茶の生産、製造にかかわる人も、茶が持つ文化的誇りを持って仕事に関わること~

ということを改めて見直そうというお話いただきました。

一服の茶をいただくときに、茶碗を高くあげ、自らを低くし、「押しいだたく」ということを、我々茶の湯者は毎回しております。

そのとき、この「礼」の中で、もちろん、茶を作ってくださった方へも想いを馳せるわけですが、これが、ただの「茶碗を高くあげます」という「型」として教えられていることが多いようです。

口切の時期に行われる「壺飾り」も、
ただの稽古の型ではなく、
茶をどのように意識して扱ってきたのかという歴史を実体験することで、
茶道塾では、塾長のもと、その「意識」を学んでいます。

そこで身につけたものを通して、
実際に茶器を扱い、その茶を飲むわけです。

茶の湯は歴史を頭で学ぶだけではないので、
これが面白いところかとも感じました。

皆様はいかがでしょうか。


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その午後、中国の古樹の芽の茶、をいただきました。
写真はそれです!

ちょうど茶農家さんもその場にいらしたのですが、

「確かに、今、うちの茶の木にもこの芽がついてるが、これを採取して、茶にしようなんて発想もしない・・・・」

と驚かれてました。
ので、かなり日本ではレアもののようです。

掛川の茶チャさんに行くと一煎パックで
おわけくださるかと思います・・・

(お茶としての味は甘みあるが弱いということでしたので、「欲しい」と言われる方がいたら特別販売してくださる・・・くらいみたいですが、私のように好奇心のある方はぜひ!たずねて行ってみてください~飲んでみたいですよね?!)

・・・報告者:あこ