日本茶道塾 ブログ

日本茶道塾のブログです。
facebookもご覧ください。

二月の釜

2013年02月14日 | 道場稽古
洞庫にて



人形遣いの棚を茶道具に応用したという説があります。(『茶道望月集』1723に「右道幸を見立初めたる事は、手グツ人形をツカイ初タル者を道幸の坊といふ也、箱をせおふて旅行自由する様に拵、夫に色々人形を入てツカイ歩行せし、其箱より見立初し事と也、其人の名を取て、今以道幸と云と也」)

胴庫は、台目畳の置き合わせと同じになりますので、竹釘の打ち方(どういう意識で先人が用いていたのか)などについても点前をしながら考えていきました。

大綱和尚(大徳寺435世。1772~1860)の初午の句。
朱漆の花入に水仙。
「侘びた表装の前に朱が生え、互いがよい味を・・・」と、いうようなお話も。



初炭の稽古では、濡れ灰を蒔くときと救う時のの灰匙の向きについても細かく見ていきました。


二月は、盆点の稽古もございます。
ご参加の皆様、宜しく願います。

干菓子作り・懐石料理講座のご報告

2013年02月14日 | 行事報告
袋井茶文化促進会のお茶を楽しむ講座で、干菓子作り、懐石料理講座が行われました。

干菓子づくり 講師 近藤様


干菓子の型にて、和三盆を用いて。
最後にお茶を楽しみながらお味見。

素適なお土産用の箱もご用意くださり、講師の方のお心遣いを感じます。

懐石料理講座は吉野亜湖が担当させていただきました。

真冬の蓋向付け、蕪蒸しと豆腐田楽を皆様と作り、試食後、一服。
「幸せな気持ちになりました」と、ご参加の方から。


皆様からお声いただきましたので、季節ごとに行いたいと考えております。

御礼とご報告を