『道具置合 天然宗左口授』を読む17 2013年02月27日 | 茶書を読む 薄茶の時、繰り返し茶を点てる時のことで、末客が替って点前をします。 或いは、客が一人の時にします。 この点前は、客に向かって茶を点てるので、客が一人でもさびしい感じを持たないようにという心遣いのためです。
『道具置合 天然宗左口授』を読む15 2013年02月27日 | 茶書を読む 道安囲の座敷 炉の手前の角に中柱が立ち、そこから居前座(手前)の方に壁が作られ、中柱から火灯口が開けられ、襖が入っています。 炉より向うに壁はなく、点前を始める時に、火灯口の襖を開けます。 道安座敷 客は席入りして、道具を見る時、火灯口の襖を開けて見て、見終わればまた閉めておきます。 亭主、炭手前はいつもの向切の仕方と同じようにします。 香合や羽箒は台目の時の仕方と同じです。 点前は、一般的な台目の時と同じです。 初めに、火灯口の襖を開け、柄杓蓋置を引きます。 その外、替る事はありません。