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開炉の追加です

2015年10月27日 | 
訂正です。
五徳据えの④を書き漏らしました。


五徳は①が三箇所・②が二箇所・③が二箇所、④が二箇所、炉壇からの距離がそれぞれ同寸になるように置きます。

釜据えは正確に行うことが大切ですが、自分の力量や費やす時間を可能な限り用いるようにします。時間がないとか途中であきらめたり、適当に終わらせてはいけません。釜はとりあえず五徳に乗せることは出来ますが、その状態で客を招くことは出来ないという心が茶の道の一歩です。自分にまけて、自分を甘やかした亭主にならないようにしましょう。毎年通年の灰の手入れや、釜や五徳の手入れ、さらに炉壇の手入れまで、気持ちを緩めることなく行ってこそ、開炉の釜据えに意味が生まれるのです。単に釜を掛けるために灰を入れるのではなく、自身の行いを通じて亭主の生き方までを感じていただくような開炉にしていきましょう。開炉は一年に一度しかないのですから、客はもちろん茶友などにも偽ることなく「炉を開きました」といえる自分でいられるようにしましょう。