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『道具置合 天然宗左口授』を読む28

2013年03月18日 | 茶書を読む



木燈台は、利休好みです。
侘びの物です。
常の油つき(油皿)です。
下土器を敷きます。
下皿へ楊枝を付けて、前へ置きます。
台の刳り込みへ、押し入れて置きます。
三畳半位より、下の(狭い)座敷に用います。
結構な座敷(広間)には似合いません。
四畳半には用いません。
菊燈台は、色々な座敷に用います。
二種類あります。
金箔の入った物は、原叟(覚々斎)の好みです。
金箔の入っていない物は、宗全の好みです。
これらは初めて作られた物です。
小座敷や書院などに用います。
油つきは、短檠の物と同じです。
菊燈台の大きい物は、金入りです。
書院だけに用いる物で、蝋燭を立てます。
竹檠は、小座敷や書院にも用い、古い形のものです。
茶の湯に用いるのは、原叟からです。
この竹檠は、結構な座敷(広間)には、似合いません。
結び燈台は、小座敷に用います。
もとは禁裏(宮中)だけで用いられていた物で、茶の湯には天然(如心斎)より用いるようになりました。


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