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炉から風炉へ

2012年05月01日 | 茶の話
八十八夜の新茶の時期、茶家では、炉から風炉へと茶室の趣が変わります。
今回は、炉を上げ、風炉畳の準備をご紹介いたします。

炉の灰を上げます。


炉縁をはずし、湯通しをして一週間程度乾燥させてから晴れの日に箱に入れ、炉の時期まで保管します。


炉壇を外し、金属製のものであれば熱湯で湯通ししてから乾燥させます。(写真は土もの)


炉壇を外し、炉の形を切った「鍵畳」(鍵の形をしているため)を外しますと、床下の土も見えてきます。


炉の穴に蓋(木)してから、風炉用の畳をのせます。


昔の茶人は、初風炉になると、この変えた畳一枚だけが茶室の中で青味があるため、初風炉のすがすがしい景色と喜び、歌に詠んだりしています。

炉の鍵畳は、また、炉の時期になるまで、お休みです。

風炉の炭切りについては、フェイスブックの日本茶道塾のページでご紹介予定です。
ご覧ください。
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