最近でこそあまり読まなくなりましたけど、拙者は謎解きのある本格ものといわれる推理小説が大好きなのです。

あざらし(ダイアナ・シールズ)殿がこの本↑のことを4/3の日記で書いてたのでござるよ。
この作者の本は読んだことがなかったんですが、あざらし殿の日記でタイトルを見た瞬間に読みたくなってしまったのです。
70年代の音楽が大好きなあざらし殿はおそらくタイトルの「神田川」ってところに惹かれて読んだんだと思うんですが、推理小説が好きな拙者は「見立て殺人」ってところに反応してしまいました。
“見立て殺人”とは“密室殺人”と並ぶ推理小説での花形的トリックのひとつで、殺人犯がなんらかに理由で被害者を童謡やわらべ歌等の歌詞になぞらえて殺害するという方法なのです。
有名なところではアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」や横溝正史の「獄門島」「悪魔の手毬唄」等などがあるのですが“密室殺人”に比べて“見立て殺人”の名作というのは数が少ないのです。
でも拙者は大好きなんですよ、現実にはまずあり得ないようなこういう大技が(笑)
で、さっそく買ってきて期待でワクワクしながら読んでみたら・・・・
ぜんぜん“見立て殺人”じゃないじゃないですかー!
ジャンルで言ったらアリバイ崩しだよなぁ
で、面白くなかったかというと、これがかなり面白かったのです(笑)
推理小説としてはどうかと思うんだけど読み物としてはそうとう楽しかったです。
この本には同じ人物が登場する9編の短編が収録されてるんですが、どの短編も遊び心が満載で読んでてニヤリとさせられるネタがあちこちにちりばめられております。
毎話同じパターンのくり返しなんだけど、これがまた吉本新喜劇のお約束ギャグのように読み進むにしたがってどんどん楽しくなってくるのです。
読んでてこまかいネタに気付いたときなんかは顔がムフフフとニヤついてるのが自分でもわかりました。
かなりの部分を電車の中で読んだんだけど、他の乗客に拙者の顔を見られてたりしてないじゃろうなぁ。
電車の中で文庫本を読みながらニヤニヤしてる中年男ってかなり無気味だと思うもんなぁ(笑)
この本は本格的な推理小説として読んだら裏切られるので注意してくださいね(笑)
さらにこの小説に登場する70年代の歌謡曲や歌手のことを知ってないと充分に楽しめない部分がかなりあるので誰にでもお薦めできるって本でもないです。
拙者にとってはすごく面白かったんですけどね~

あざらし(ダイアナ・シールズ)殿がこの本↑のことを4/3の日記で書いてたのでござるよ。
この作者の本は読んだことがなかったんですが、あざらし殿の日記でタイトルを見た瞬間に読みたくなってしまったのです。
70年代の音楽が大好きなあざらし殿はおそらくタイトルの「神田川」ってところに惹かれて読んだんだと思うんですが、推理小説が好きな拙者は「見立て殺人」ってところに反応してしまいました。
“見立て殺人”とは“密室殺人”と並ぶ推理小説での花形的トリックのひとつで、殺人犯がなんらかに理由で被害者を童謡やわらべ歌等の歌詞になぞらえて殺害するという方法なのです。
有名なところではアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」や横溝正史の「獄門島」「悪魔の手毬唄」等などがあるのですが“密室殺人”に比べて“見立て殺人”の名作というのは数が少ないのです。
でも拙者は大好きなんですよ、現実にはまずあり得ないようなこういう大技が(笑)
で、さっそく買ってきて期待でワクワクしながら読んでみたら・・・・
ぜんぜん“見立て殺人”じゃないじゃないですかー!
ジャンルで言ったらアリバイ崩しだよなぁ
で、面白くなかったかというと、これがかなり面白かったのです(笑)
推理小説としてはどうかと思うんだけど読み物としてはそうとう楽しかったです。
この本には同じ人物が登場する9編の短編が収録されてるんですが、どの短編も遊び心が満載で読んでてニヤリとさせられるネタがあちこちにちりばめられております。
毎話同じパターンのくり返しなんだけど、これがまた吉本新喜劇のお約束ギャグのように読み進むにしたがってどんどん楽しくなってくるのです。
読んでてこまかいネタに気付いたときなんかは顔がムフフフとニヤついてるのが自分でもわかりました。
かなりの部分を電車の中で読んだんだけど、他の乗客に拙者の顔を見られてたりしてないじゃろうなぁ。
電車の中で文庫本を読みながらニヤニヤしてる中年男ってかなり無気味だと思うもんなぁ(笑)
この本は本格的な推理小説として読んだら裏切られるので注意してくださいね(笑)
さらにこの小説に登場する70年代の歌謡曲や歌手のことを知ってないと充分に楽しめない部分がかなりあるので誰にでもお薦めできるって本でもないです。
拙者にとってはすごく面白かったんですけどね~