智慧子のブログ

詩のある暮らし

鎮魂

2020-02-01 17:37:50 | 日記

今朝、朝日がさして粗目雪の庭が少し明るなりまし
た。










今朝の新聞で、私が中学3年生の一年間、英語の教師
だったY氏の訃報を知りました。90歳でした。

先生が30歳の時、米国フルブライト教員留学試験に
パスして、テキサス大学で学ばれ、帰国された4月か
1年間教壇に立たれた時の生徒であったことは、な
んと幸運であったと、今でも思っています。
当時の英語はA,
B,Cのクラス分けがしてあり、私は
なんとか先生のAクラスにぶら下って学んでいまし
た。

初めての授業で、その発音と授業のスピードに度肝
を抜かれました。また文法を教えていただくと、授
業の時間内で理解が出来て嬉しかったことが印象に
あります。

その一年後、先生は大学付属中学へ転勤。私は高校
生に。
アメリカから帰ってこられ、直ぐに市立の中学校で
教えられたのが私が習った一年間であったことを後
で知ることとなり、凄いご縁を感じました。

因みに、先生は私のことは全く記憶にないと仰って
いました。「つまり、特別才能がある訳でもなく、
かといって手を焼く生徒でもなかったということで
しょうね。」その通りです。

それから長い月日が流れ、私が45歳の時に先生の奥
様と仲良くなったご縁で、先生と再会することとな
り、大いに刺激をいただきました。

心からご冥福をお祈り申し上げます。
先生、先に逝かれた奥様と仲良く、ワインで楽しん
でください。

風のままに揺れている水仙の蕾。



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