* Mother 「ずっと愛してる」 *
穏やかな空気に包まれた最終回。
「もう一回誘拐して・・・。」という扇情的な怜南(芦田愛菜)の言葉で終わった前回。
最終回が この台詞の放った印象とは違う 落ち着いた雰囲気のストーリーであったことが嬉しい。
余命数日となった葉菜(田中裕子)を 葉菜の自宅で看護することになった奈緒(松雪泰子)。
この二人の会話が とても良かったなぁ。
恐らく 自分の病気と戦うことで精一杯の厳しい状態だと思うのに
慣れない炊飯器や洗濯機に苦労しているのではないかと 奈緒を気遣う葉菜。
「ふっくらっていうボタン押すのよ。」 という葉菜の言葉・・・。とても印象的なシーンだった。
自分のことなどさておいて (子供がどれだけ成長しても)子供のことを気にかける母親の愛を
さりげない日常のひとコマで見せてくる演出は見事。
そして 継美(芦田愛菜)も加えて 奈緒・葉菜の3人で食卓を囲むシーン。
第7話で描かれた 3人の食事風景と対比させる演出がステキ。
今回は しりとりではなくて ダジャレ対決なのね。
第7話では むすっとして“しりとり対決”に参加しなかった奈緒が 今回は楽しげに参加しているわけだけど
ダジャレのセンスは (やっぱり)さっぱり持ち合わせていない奈緒の様子や
意外や意外 たくさんのダジャレを披露してみせるユーモラスな葉菜の様子に
そんな葉菜のダジャレに笑い転げる継美の様子など 心が温まるような 深く印象に残るシーンだったと思う。
(継美の口元に汁がついているトコロも かなりいい味を出してマス。)
継美の愛らしさや 芦田愛菜ちゃんの演技力を見せることに思いっきり力を入れてきたなぁという印象の最終回。
室蘭の園を飛び出し 葉菜の家に一人でやってきた継美が 奈緒に会うやいなや
どうやって室蘭からやってきたかを 夢中になって話すシーンが良かったなぁ。
ペチャペチャ ペチャペチャと興奮気味に早口で話す可愛らしさと その後に見せる涙のいじらしさ・・・。
いやぁ 最終回でも泣かしてくれます。
パジャマを着たままの葉菜が気になり 目で追うシーンや “ダジャレ対決”で見せる自然な笑い声
髪を切りそろえてもらって 「スカートの方が似合うかなぁ?」と嬉しそうにつぶやくシーンなどなど
些細なシーンも その愛らしさで より印象的なシーンへと作り上げているのが素晴らしい。
葉菜の体調を気遣うシーンなど ちょっと頑張りすぎちゃったかな?と思うトコロもあるのだけれど
芦田愛菜ちゃんの演技力がなければ成立しなかったとも言える このドラマ。
最後の最後まで 素晴らしい魅力をふりまいてくれていた芦田愛菜ちゃんに拍手!!
虐待・誘拐・逃避行・奈緒の隠された過去・・・
二人の母の存在や戸籍の売買に刑期15年という葉菜の犯した罪・・・。
さらには 芽衣(酒井若菜)の妊娠にまつわる問題と
とにかく 視聴者の興味を惹きそうな要素が盛りだくさんに入れられていた このドラマ。
中盤の回では 俗っぽいストーリーへと変化してしまいそうな予感を抱かされたりしつつも
キレイに 品良くまとめられた最終回のストーリーには大満足。
仁美(尾野真千子)の描き方には やや物足りなさが残るのだけど
(改心した仁美を見たいワケではなく 唐突にストーリー上から消えたような印象を受ける気がするので・・。)
「守りたいもの」のために 秘密を墓場まで持っていった葉菜の描き方や その秘密のさりげない描き方
本にして出版できるほど しっかりと出来上がっていた様子の原稿を破棄してしまう 藤吉(山本耕史)の描き方など
煽ることなく しっとりと穏やかな雰囲気を維持して描かれた最終回のストーリーは とても良かった。
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「もう一回誘拐して・・・。」という扇情的な怜南(芦田愛菜)の言葉で終わった前回。
最終回が この台詞の放った印象とは違う 落ち着いた雰囲気のストーリーであったことが嬉しい。
余命数日となった葉菜(田中裕子)を 葉菜の自宅で看護することになった奈緒(松雪泰子)。
この二人の会話が とても良かったなぁ。
恐らく 自分の病気と戦うことで精一杯の厳しい状態だと思うのに
慣れない炊飯器や洗濯機に苦労しているのではないかと 奈緒を気遣う葉菜。
「ふっくらっていうボタン押すのよ。」 という葉菜の言葉・・・。とても印象的なシーンだった。
自分のことなどさておいて (子供がどれだけ成長しても)子供のことを気にかける母親の愛を
さりげない日常のひとコマで見せてくる演出は見事。
そして 継美(芦田愛菜)も加えて 奈緒・葉菜の3人で食卓を囲むシーン。
第7話で描かれた 3人の食事風景と対比させる演出がステキ。
今回は しりとりではなくて ダジャレ対決なのね。
第7話では むすっとして“しりとり対決”に参加しなかった奈緒が 今回は楽しげに参加しているわけだけど
ダジャレのセンスは (やっぱり)さっぱり持ち合わせていない奈緒の様子や
意外や意外 たくさんのダジャレを披露してみせるユーモラスな葉菜の様子に
そんな葉菜のダジャレに笑い転げる継美の様子など 心が温まるような 深く印象に残るシーンだったと思う。
(継美の口元に汁がついているトコロも かなりいい味を出してマス。)
継美の愛らしさや 芦田愛菜ちゃんの演技力を見せることに思いっきり力を入れてきたなぁという印象の最終回。
室蘭の園を飛び出し 葉菜の家に一人でやってきた継美が 奈緒に会うやいなや
どうやって室蘭からやってきたかを 夢中になって話すシーンが良かったなぁ。
ペチャペチャ ペチャペチャと興奮気味に早口で話す可愛らしさと その後に見せる涙のいじらしさ・・・。
いやぁ 最終回でも泣かしてくれます。
パジャマを着たままの葉菜が気になり 目で追うシーンや “ダジャレ対決”で見せる自然な笑い声
髪を切りそろえてもらって 「スカートの方が似合うかなぁ?」と嬉しそうにつぶやくシーンなどなど
些細なシーンも その愛らしさで より印象的なシーンへと作り上げているのが素晴らしい。
葉菜の体調を気遣うシーンなど ちょっと頑張りすぎちゃったかな?と思うトコロもあるのだけれど
芦田愛菜ちゃんの演技力がなければ成立しなかったとも言える このドラマ。
最後の最後まで 素晴らしい魅力をふりまいてくれていた芦田愛菜ちゃんに拍手!!
虐待・誘拐・逃避行・奈緒の隠された過去・・・
二人の母の存在や戸籍の売買に刑期15年という葉菜の犯した罪・・・。
さらには 芽衣(酒井若菜)の妊娠にまつわる問題と
とにかく 視聴者の興味を惹きそうな要素が盛りだくさんに入れられていた このドラマ。
中盤の回では 俗っぽいストーリーへと変化してしまいそうな予感を抱かされたりしつつも
キレイに 品良くまとめられた最終回のストーリーには大満足。
仁美(尾野真千子)の描き方には やや物足りなさが残るのだけど
(改心した仁美を見たいワケではなく 唐突にストーリー上から消えたような印象を受ける気がするので・・。)
「守りたいもの」のために 秘密を墓場まで持っていった葉菜の描き方や その秘密のさりげない描き方
本にして出版できるほど しっかりと出来上がっていた様子の原稿を破棄してしまう 藤吉(山本耕史)の描き方など
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