Lee's Diary

ドラマが好き。
お気に入りのドラマの感想をつぶやいています。

Mother 最終回  *感想*

2010-06-24 | 春ドラマ(2010)感想
* Mother 「ずっと愛してる」 *

穏やかな空気に包まれた最終回。
「もう一回誘拐して・・・。」という扇情的な怜南(芦田愛菜)の言葉で終わった前回。
最終回が この台詞の放った印象とは違う 落ち着いた雰囲気のストーリーであったことが嬉しい。

余命数日となった葉菜(田中裕子)を 葉菜の自宅で看護することになった奈緒(松雪泰子)。
この二人の会話が とても良かったなぁ。
恐らく 自分の病気と戦うことで精一杯の厳しい状態だと思うのに 
慣れない炊飯器や洗濯機に苦労しているのではないかと 奈緒を気遣う葉菜。
「ふっくらっていうボタン押すのよ。」 という葉菜の言葉・・・。とても印象的なシーンだった。 
自分のことなどさておいて (子供がどれだけ成長しても)子供のことを気にかける母親の愛を
さりげない日常のひとコマで見せてくる演出は見事。
そして 継美(芦田愛菜)も加えて 奈緒・葉菜の3人で食卓を囲むシーン。
第7話で描かれた 3人の食事風景と対比させる演出がステキ。
今回は しりとりではなくて ダジャレ対決なのね。
第7話では むすっとして“しりとり対決”に参加しなかった奈緒が 今回は楽しげに参加しているわけだけど 
ダジャレのセンスは (やっぱり)さっぱり持ち合わせていない奈緒の様子や
意外や意外 たくさんのダジャレを披露してみせるユーモラスな葉菜の様子に 
そんな葉菜のダジャレに笑い転げる継美の様子など 心が温まるような 深く印象に残るシーンだったと思う。
(継美の口元に汁がついているトコロも かなりいい味を出してマス。)

継美の愛らしさや 芦田愛菜ちゃんの演技力を見せることに思いっきり力を入れてきたなぁという印象の最終回。
室蘭の園を飛び出し 葉菜の家に一人でやってきた継美が 奈緒に会うやいなや
どうやって室蘭からやってきたかを 夢中になって話すシーンが良かったなぁ。
ペチャペチャ ペチャペチャと興奮気味に早口で話す可愛らしさと その後に見せる涙のいじらしさ・・・。
いやぁ 最終回でも泣かしてくれます。
パジャマを着たままの葉菜が気になり 目で追うシーンや “ダジャレ対決”で見せる自然な笑い声
髪を切りそろえてもらって 「スカートの方が似合うかなぁ?」と嬉しそうにつぶやくシーンなどなど
些細なシーンも その愛らしさで より印象的なシーンへと作り上げているのが素晴らしい。
葉菜の体調を気遣うシーンなど ちょっと頑張りすぎちゃったかな?と思うトコロもあるのだけれど
芦田愛菜ちゃんの演技力がなければ成立しなかったとも言える このドラマ。
最後の最後まで 素晴らしい魅力をふりまいてくれていた芦田愛菜ちゃんに拍手!! 

虐待・誘拐・逃避行・奈緒の隠された過去・・・ 
二人の母の存在や戸籍の売買に刑期15年という葉菜の犯した罪・・・。
さらには 芽衣(酒井若菜)の妊娠にまつわる問題と 
とにかく 視聴者の興味を惹きそうな要素が盛りだくさんに入れられていた このドラマ。
中盤の回では 俗っぽいストーリーへと変化してしまいそうな予感を抱かされたりしつつも
キレイに 品良くまとめられた最終回のストーリーには大満足。
仁美(尾野真千子)の描き方には やや物足りなさが残るのだけど
(改心した仁美を見たいワケではなく 唐突にストーリー上から消えたような印象を受ける気がするので・・。)
「守りたいもの」のために 秘密を墓場まで持っていった葉菜の描き方や その秘密のさりげない描き方
本にして出版できるほど しっかりと出来上がっていた様子の原稿を破棄してしまう 藤吉(山本耕史)の描き方など
煽ることなく しっとりと穏やかな雰囲気を維持して描かれた最終回のストーリーは とても良かった。 

★最後まで読んでくださり ありがとうございます★
よろしければ ポチっとしてくださると嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村

Mother 第1話  *感想*
Mother 第2話  *感想*
Mother 第3話  *感想*
Mother 第4話  *感想*
Mother 第5話  *感想*
Mother 第6話  *感想*
Mother 第7話  *感想*
Mother 第8話  *感想*
Mother 第9話  *感想*
Mother 第10話  *感想*
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

龍馬伝 第25回 「寺田屋の母」 *感想*

2010-06-22 | 春ドラマ(2010)感想
寺田屋の女将のお登勢さんは 龍馬のお母様に似ていなくってもいいんだけどなぁ・・。
私の中にある登勢のイメージと 演じてらっしゃる女優さんのイメージが合わなくって
そんなコトを思いながら ややテンション下がり気味に見始めた第25回。
それでも 寺田屋のワチャワチャとした活気ある雰囲気は も~うワクワクするほど良かったし
幼少期の甘えん坊龍馬ちゃんを思い出すような はにかむ笑顔を見せる龍馬(福山雅治)は可愛かったし
「母上♪」「龍馬♪」などという恥ずかしい寸劇を登勢(草刈民代)にさせておいて
「やっぱり・・全然違う。」と言い放つシーンは面白かったし・・・まあいいか。

今回は「龍馬伝」の龍馬の持ち味を たっぷり見せたストーリーといった印象ね。
(蛤御門の変も描かれてはいたけれど・・・。)
寺田屋にお龍(真木よう子)を置いてほしいという龍馬の願いは かなぁり無茶なものなのに 
ゴチャゴチャと上手いコトを言いながら 巧みに登勢の母性本能をくすぐって
登勢が要求をのむように持っていく様子など これぞ福山龍馬の魅力といったカンジ。

「おまんの笑顔は 誰よりもべっぴんじゃき。」 という 福山龍馬の真骨頂とも言える台詞も印象的。
出た~! 龍馬の恋テク!! といったカンジのシーンだわぁ。
いったい何事??と思うほど 何度もしつこく お龍に「海」と言わせる龍馬の行動は
実は お龍に笑顔で働いてもらうためのことだった という何とも憎い展開や
お登勢の忠告には従わなかった“難しい子”お龍が 龍馬の言葉には動かされて こっそり笑顔を作ってみたり 
龍馬を意識せずにはいられなくなる様子など 月9ドラマも顔負けの恋のエピソードだったと思う。

激しさを増す以蔵(佐藤健)の拷問に苦しめられる半平太(大森南朋)のエピソードでは
やっぱり 毒饅頭を持ち出してきた半平太の様子が かなり印象的ねぇ。
苦しむ以蔵を楽にさせたいという思いで頭がいっぱいの 追い詰められた表情の半平太と
毒饅頭と聞いて腰を抜かす 極めてまっとうな考えを持った弥太郎(香川照之)の対比は鮮烈だった。

そうそう チラリチラリと登場してくる容堂様(近藤正臣)。
前回描かれていた お茶の旨さに子供のように喜ぶ姿といい 今回の足元おぼつかない様子といい
容堂の大好きな酒が 少しずつ容堂の体を蝕んでいっている様子ねぇ。
そんな危うくなった体で仏画を愛でる様子は 不気味さたっぷり 存在感たっぷりで とってもいいわぁ。

★最後まで読んでくださり ありがとうございます★
ブログを楽しく続けていきたくて ランキングに参加しています。
よろしければ ポチっとしてくださると励みになります♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村

龍馬伝 第13回 *感想*
龍馬伝 第14回 *感想*
龍馬伝 第15回 *感想*
龍馬伝 第16回 *感想*
龍馬伝 第17回 *感想*
龍馬伝 第18回 *感想*
龍馬伝 第19回 *感想*
龍馬伝 第20回 *感想*
龍馬伝 第21回 *感想*
龍馬伝 第22回 *感想*
龍馬伝 第23回 *感想*
龍馬伝 第24回 *感想*

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新参者 最終回  *感想*

2010-06-20 | 春ドラマ(2010)感想
* 日曜劇場 新参者 「人形町の刑事」 *

“ついに最終回” というよりは “やっと最終回”といった印象が強いこのドラマ。
「さらば加賀!感動の最終回」と銘打ったストーリーだったわけだけど
・・・感動・・・できなかったなぁ・・・。

克哉(速水もこみち)の息子 将太(中西龍雅)が持っていた独楽の贈り主が分かった時点で
真犯人は予想がついてしまうし 回らない独楽のヒミツも難なく分かってしまうので
その後のストーリーは 何となぁく いたずらに引き伸ばされた印象を受けてしまう気がする。
真犯人が最後まで突き通していた嘘も 引き伸ばして気を持たせたわりには
そんなに驚くべきコトではなかったような・・・。
第7話で描かれた父と息子のエピソードが 
岸田要作(笹野高史)と克哉の関係へと繋がる展開は 結構面白かったのだけど
何でかなぁ 感動するとかそんなこと以前に 最後まで隠していた嘘ってそんなコトかいっ!といったカンジ。 

人形町という下町を舞台にした しっとりとした人情味のある各話のエピソードと
サスペンスタッチの煽るような仰々しい音楽や 容疑者の前に不気味に出現する加賀の演出は
どうしてもミスマッチな感じがして 最後まで気になって仕方がなかったし 
そのような演出で視聴者を煽りに煽ったわりには 真犯人も真犯人の動機も それほど驚くようなものではなく
結局 最後には感動路線に持っていこうとする展開や小嶋(木村祐一)のコメディーパートなど
ストーリー全体が 何だか妙にしっくりとこない雰囲気が漂っているこのドラマ・・・
う~ん・・・(特に第5話以降は)やっぱり好きなドラマとは言えないなぁ。 

★最後まで読んでくださり ありがとうございます★
よろしければ ポチっとしてくださると嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村

新参者 第1話  *感想*
新参者 第2話  *感想*
新参者 第3話  *感想*
新参者 第4話  *感想*
新参者 第5話  *感想*
新参者 第6話  *感想*
新参者 第7話  *感想*
新参者 第8話  *感想*
新参者 第9話  *感想*

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハガネの女 第5話  *感想*

2010-06-19 | 春ドラマ(2010)感想
* ハガネの女 「不登校児童が連れてきた悪魔!!」 *

えらく大袈裟なサブタイトルがついてるのねぇ・・・などと思っていたけれど
大袈裟でもなんでもない サブタイトルどおりの衝撃的なストーリーだった第5話。

今回も藤間先生(清水ミチコ)の
「欠点のない男なんてねぇ 落とし穴があるんだから必ず。深くて真っ暗な恐ろしい落とし穴がね。」
という意味深な言葉で 今後のストーリーが不穏なものとなるコトを視聴者に予感させるという演出。
第3話あたりから 藤間先生がいい味を出し始めたのがとってもいいなぁ。

この藤間先生の予言のとおり もの凄~く深い闇を隠し持っていた賀茂和音(今井悠貴)の父親。
いやぁ 今回の父親も恐ろしい~!!
原作が漫画だからなのか この父親のキャラが 背筋がゾッとするほど確立されているのがいいわぁ。
「生まれ変わったら結婚したいお父さんナンバーワン。」 などと 
周りの母親たちからも極めて評判のいい父親の裏の顔・真の顔が 少しずつ見えていく展開は
まるでサスペンスドラマを見ているよう。
追い詰められた諒子(高橋由美子)が事故にあうシーンも 
視聴者が事故を予測できるようなシーンを排除してあるので かなり衝撃度が高くって良かったなぁ。

徹底的に卑劣に描かれた父親が ラストで言い放つトドメの暴言に対して
ハガネのとった行動も これまた かなり衝撃的。
あそこで あの父親に あんな行為をとってしまっては ハガネの教職も危うくなってしまいそうだけど
何ともやり切れない 後味の悪いストーリーのなか ハガネの「ハガネの女」然とした行動を見ることで
何とか溜飲が下がる思いとなる展開は とても良かったと思う。

ハガネが子供の家庭に少々深入りしすぎな印象は受けるけれど
誰に相談することも 誰を頼ることもできずに孤立していた諒子が 
さりげなさを装ったハガネの言葉に動かされ ハガネに助けを求める様子からは
ハガネの更なる魅力を たっぷりと感じることができたことが良かったなぁ。

愛梨(大橋のぞみ)の母親エリ(横山めぐみ)から猛烈アタックを受けている塩田(要潤)。
次回は 愛梨のエピソードに絡めて 立場が危うくなった塩田の様子も描かれていく様子。
今回 これだけ娯楽性もたっぷり盛り込んだ衝撃的なストーリーとしたからには
その後の和音と父親の関係には きっちり落とし前をつけてもらわないと 
それこそ後味の悪いストーリーとなってしまうと思うので
その後の和音のエピソードは どの程度きちんと描かれているのか・・・そのアタリも楽しみにしたい。

★最後まで読んでくださり ありがとうございます★
よろしければ ポチっとしてくださると嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村

ハガネの女 第1話  *感想*
ハガネの女 第2話  *感想*
ハガネの女 第3話  *感想*
ハガネの女 第4話  *感想*

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

同窓会~ラブ・アゲイン症候群~  最終回 *感想*

2010-06-18 | 春ドラマ(2010)感想
* 同窓会~ラブ・アゲイン症候群~ 「私たちの、愛と死・・・最後の選択」 *

何と申し上げたら良いのやら・・・。
突っ込みどころ満載なトコロも こっ恥ずかしさ満載なトコロも 
最終回にふさわしく 最大限に盛り込まれていたカンジねぇ。

陽子(斉藤由貴)の持ち歌「森のくまさん」を 真奈(熊田聖亜)だけじゃあなく
早苗(野波麻帆)まで歌いだした時には もうどうしようかと思ったわぁ。
早苗に続いて 正隆(神保悟志)まで歌いだすんじゃあないかとヒヤヒヤ。
コントなの? 視聴者に突っ込まれるのを狙ってるの? と
ついつい思ってしまうこのシーンが 何だか妙に印象に残ってるなぁ。

いい年をした男女が 「イエスタデイワンスモア」が流れるなかボールを投げあうシーンは
かなり恥ずかしさたっぷりな印象を これでもかっと振りまいていたし
意識を失ってしまった大久保(三上博史)に 陽子がかけた言葉 
「おいっ!大久保!! 居眠りは減点だぞっ。」 は臭さたっぷり 強烈な印象を放っていたし・・・。
大粒の真っ黒な涙をポロポロ流す陽子さん。最終回でも魅力たっぷり とっても好きなキャラだわぁ。
最終回でも相変わらずなダメダメ夫 誠一郎(吹越満)も これまた強烈キャラアピールを繰り広げてるし。
朋美(黒木瞳)の言葉をトイレの水を流す音で遮って 最後には口で「ジャ~!!!」って(笑)。・・・面白すぎる。

さて 朋美と杉山(高橋克典)が どのような道を選択するのかが 一番の見どころだった最終回。
いつの日か一緒になれることを信じて 家族が許してくれるまでは 互いに家族と共に過ごす 
という二人のとった選択。・・・う~ん・・・どうしても理解できませんっ。
そんな不埒な思いで生活を共にしていくことになる 朋美と杉山の家族の感情は度外視なわけなのねぇ。
真面目に 純粋に 穢れることのないような恋愛をしていこうとする二人だけれど
互いに家庭を持っている者同士が 道ならぬ恋に落ちてしまったわけなのだから 
そんなキレイごとは通用しないんじゃあないかしらねぇと どうしても違和感を抱いてしまう。
恋とは これほど人を自己中心的にさせるもので 周りのことなど見えなってしまうものだということかしら。
大久保の遺作となった原稿の内容も こんな二人を美化し正当化するものとなってしまっているトコロが何だかなぁ。
まぁ それでも最後の最後まで二人をプラトニックな関係で終わらせて
大久保が言った「不倫は不倫でも 通せば純愛だ。」という世界を描いたような このドラマを
それなりに興味深く ときには突っ込みながら楽しんで見ることができた と言うコトはできるわねぇ。
不倫は不倫・・・押し通せば純愛になるなどとは決して思わないけれど・・・。

★最後まで読んでくださり ありがとうございます★
よろしければ ポチっとしてくださると嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村

同窓会~ラブ・アゲイン症候群~  第1話 *感想*
同窓会~ラブ・アゲイン症候群~  第2話 *感想*
同窓会~ラブ・アゲイン症候群~  第3話 *感想*
同窓会~ラブ・アゲイン症候群~  第4話 *感想*
同窓会~ラブ・アゲイン症候群~  第5話 *感想*
同窓会~ラブ・アゲイン症候群~  第6話 *感想*
同窓会~ラブ・アゲイン症候群~  第7話 *感想*
同窓会~ラブ・アゲイン症候群~  第8話 *感想*


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Mother 第10話  *感想*

2010-06-17 | 春ドラマ(2010)感想
* Mother 「ひと目会いたい」 *

このドラマのキャッチフレーズ 「母性は女性を狂わせる」の意味が やっと理解できた気がする第10話。
藤吉(山本耕史)の言った 「怜南に母性を抱いてしまったことが奈緒の罪」という言葉にのせて
このドラマが描きたかったことを しっかり伝えてきたなぁといった感じのストーリーだった。
怜南(芦田愛菜)の母親になろう 母親であり続けたいという強い意思が働いていると 
奈緒( 松雪泰子)のとった行動は誘拐とみなされ 
そうでなければ 虐待を受けていた怜南を緊急避難させるための行為だったと意味付けれるわけなのねぇ。
だけど だけど あんなに小さな怜南が あれほど酷い虐待を受けている様子を目の当たりにし
尚且つ あんなに愛くるしい表情を見せる怜南と行動を共にしていれば 
誰もが 強い母性を抱かずにはいられないのではないかしら。
そんな危うさを 「母性は女性を狂わせる」 という言葉で表現しているのかもしれないなぁ。
拘置所の中で怜南のことを思い 虚しく腕を掻き抱く奈緒の様子に思わず涙。
怜南のぬくもりの心地よさ 母であることの喜びを知ってしまった奈緒。 
あの柔らかくて温かな存在を失ってしまった奈緒の気持ちを想うと泣けてしまうシーンだった。

奈緒のことも 奈緒と暮らしてきた日々もすっかり忘れて 新たな生活に慣れ親しんでいるかのように見えた怜南。
子供の順応は 大人が思っている以上に早いということを描きたいのか?
それとも 怜南を連れ去るという極端な手段を 奈緒が選ばなくても 
怜南には幸せな生活を送る道があったのだということを描きたいのか?
などと あれこれ想像しながら見ていたけれど 決してそういうことではなかったのねぇ。

裁判シーンをサラッと描く代わりに 藤吉が撮影してきた怜奈の様子を見ることで
やっと 心の底から継美を忘れる覚悟を決めることができた奈緒の心情が描かれたシーンも
怜南があれほど明るく振舞っていることができた理由が明らかとなる ラストの展開も素晴らしかった。
奈緒に電話をかけ 取りとめもない園での日常を 次から次へとめどなく溢れてくるかのように話す怜南。
怜南は どれほど奈緒に話を聞いてもらいたかったのだろうと思うと あの様子を見るだけでも涙が出てしまうのに
「あとね あとね・・」の後に続く 「いつ迎えに来るの?」には 完全にノックアウト。
怜南は 奈緒が迎えに来ると信じていたから 園での生活を何とか乗り切っていただけなのねぇ。
小さくまとまった怜南の荷物や 堰を切ったように泣き出す怜南の様子に ただただ涙・・。 

「お母さん 私をもう一回誘拐して。」 と怜南に言わせた演出は 正直あんまり好きではないのだけれど
第2話で見られた 「怜南ちゃんのママは祈ってない。怜南ちゃんの帰りを祈ってないよ。」 や
第8話で見られた 「怜南は天国に行ったの。」 という台詞とともに とてもセンセーショナルで
このドラマの はたまた 芦田愛菜ちゃんが演じる怜南の魅力を強烈にアピールするものになっていると思う。
こんな狂おしい怜南の思いに 奈緒はどのように応えるのか・・・
奈緒と怜南は どのような結末を迎えるのか・・・最終回が待ち遠しい。

★最後まで読んでくださり ありがとうございます★
よろしければ ポチっとしてくださると嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村

Mother 第1話  *感想*
Mother 第2話  *感想*
Mother 第3話  *感想*
Mother 第4話  *感想*
Mother 第5話  *感想*
Mother 第6話  *感想*
Mother 第7話  *感想*
Mother 第8話  *感想*
Mother 第9話  *感想*

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

離婚同居 最終回  *感想*

2010-06-16 | 春ドラマ(2010)感想
* 離婚同居 「今度は恋します」 *

いやぁ~ 軽い・・・。 なんという軽いテイストの最終回。
前回のストーリーがとってもステキだったので かなり期待していたのだけど 
何だかちょっと期待はずれだったなぁ。

全5話という短さのためなのか 
全5話だというのに 4話までの物語をゆっくり進めすぎたためなのか 
最終回になって 強引にストーリーをまとめてしまったカンジの粗雑なストーリーは あんまり好きじゃないなぁ。
篠山(尾美としのり)の務める出版社の倒産にともない 製作が危ぶまれた大(阿部サダヲ)の写真集が
あれよあれよという間に発売できるようになる展開だとか
大と直子(佐藤江梨子)が再び同居するようになるまでの展開だとか 
最終回になってから バタバタ バタバタと 驚くほど駆け足で進んでいってしまった印象で
何だかなぁ・・・ 第4話はとっても良かったのになぁ・・・ と 思わずため息が出てしまうほど残念。

ただ 中盤になって結構面白くなっていったので ついつい忘れてしまいそうになるけれど
初回も こんなカンジの軽~いストーリーではあったのよねぇ。
そう考えると 軽い気持ちで それなりに楽しめるドラマだったとは言えるのかも。
直子が選んだ道は結局「離婚同居」というカタチだった という結末は面白かったし
「愛してる。」という大の言葉に 「そんな重たい言葉いらない。」という直子の返事は かなり印象的で
直子は まだまだ大とモトサヤに戻るまでの心情には至っていない様子が窺えて とても良かった。
きっと大は 直子の心を自分に惹き付けておくために 今まで以上に努力をしていくハメになるんだろうなぁ
などといったコトを想像したくなるようなラストだったと思う。 

★最後まで読んでくださり ありがとうございます★
よろしければ ポチっとしてくださると嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村
 
離婚同居 第1回  *感想*
離婚同居 第2回  *感想*
離婚同居 第3回  *感想*
離婚同居 第4回  *感想*

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月の恋人~Moon Lovers~ 第6話 *感想*

2010-06-14 | 春ドラマ(2010)感想
* 月の恋人~Moon Lovers~ 「最終章序幕・別れ」 *

いやぁ~ こうやって上記のサブタイトルを打ち込むだけでも その仰々しさに萎えるなぁ・・・。
さて 第5話で流された予告と こんなサブタイトルで鳴り物入りに始まった第6話。
蓋を開けてみれば なんてことはない 
今までと同様 何ら気持ちが盛り上がることのないストーリーなわけなのね。

レゴリスの家具で起きた事故にまつわるストーリーなだけに 
今回は 今までと比べると葉月(木村拓哉)のトップとしての仕事ぶりをたくさん見られたのは良かったわねぇ。
だけど相変わらず 葉月の仕事は雰囲気のみでサラ~っと描かれているものだから
会社を経営する立場にいるはずの葉月の描写は やっぱり何だか薄っぺらい気がしてしまう。
結局 被害者家族との和解に向けて動いていたのは雉畑(渡辺いっけい)だったわけだし
葉月はというと 会社の存続をかけた一大事だというのに 
呑気にシュウメイ(リン・チーリン)を母親に紹介しようしているし・・・何だかなぁ・・・と呆れるばかり。
葉月が持っていない誠実さで仕事をする雉畑は このドラマの中でとても魅力あるキャラなはずなのに
雉畑の魅力や 葉月と雉畑の関係を 今まで深く描いてこなかったため
「蓮介、頑張れ。」と雉畑が葉月に声をかける様子や 
被害者家族に接する雉畑の様子を見せられても いまひとつグッとくることができないのも残念。

今回の唯一の見どころといえば柚月(北川景子)かしらねぇ。
レゴリスの宣伝活動をしたり 被害者の子供を見舞う柚月(北川景子)の様子は可愛くって良かった。
ドラマ制作側にとっての今回の見せドコロは もちろん葉月とシュウメイの別れと 
今までの生き方を変えることはできないという 葉月の言葉なのだろうけれど
葉月のシュウメイへの思いも 葉月の人となりも これまた丁寧に描かれたことはないために
どうだっ!と あのシーンを見せられても やっぱり気持ちが盛り上がってはこないのよねぇ。

そうそう レゴリス創業当時(創業前?)の写真の仲間たちの顔を 次々とコインで消していく葉月が
最後に消したのは風見(松田翔太)ではなく 葉月自身だったという演出は面白かったなぁ。
でも こういう ちょっとしたシーンを お洒落にスマートに演出されると
余計に レゴリスの仕事部分の描写がお粗末に見えてしまうという 何とも皮肉な結果になっているような・・・・。  

★最後まで読んでくださって ありがとうございます★
ブログを楽しく続けていく励みになればと ランキングに参加しています。
よろしければ ポチっとしてくださると嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村

月の恋人~Moon Lovers~ 第1話 *感想*
月の恋人~Moon Lovers~ 第2話 *感想*
月の恋人~Moon Lovers~ 第3話 *感想*
月の恋人~Moon Lovers~ 第4話 *感想*
月の恋人~Moon Lovers~ 第5話 *感想*
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新参者 第9話  *感想*

2010-06-14 | 春ドラマ(2010)感想
* 日曜劇場 新参者 「民芸品店の客」 *

謎解きだけに時間を割いた(しかも予測がついてしまって驚きのない)前回のストーリーとは打って変わって
謎・謎・謎・・・といったカンジの第9話。
アリバイが崩れてしまい限りなくクロに近いグレーといった雰囲気の清瀬(三浦友和)だけじゃなく
新たに克哉(速水もこみち)なる人物まで 怪しい雰囲気をプンプン匂わせて登場。
二人で意味深な会話をしたりなんかしちゃって 物語は急速に混沌としてきた感じ。
弘毅(向井理)が語った ええカッコしいな克哉のエピソードや
息子の将太(中西龍雅)に常識を疑うような高価な玩具を買い与えたり
後輩の食事代を奢って 太っ腹なトコロをアピールする様子からは
かなりの浪費癖や 異常なほどの見栄っ張りなところが見られる克哉。(おまけに虚言癖もあり?) 
う~ん あまりも怪しすぎる。
峯子(原田美枝子)と克哉と清瀬の間には それぞれ どんな関係があったのか・・・
何のために 誰のために 誰が嘘をついているのか・・・
ひょっとして真相は・・・といった予想を頭に描きつつ 次回の最終回を楽しみにしたいなぁ。
それにしても 最終回に向けて これだけ視聴者を煽った作りの今回のストーリーって 
原作を読んでいる人は 見ていて面白いのかしらねぇ? 
(まぁ 今回のストーリーに限ったことではないけれど・・・。)
原作を読んでからドラマを見ることができなかったコトを 最初は残念に思っていたのだけど
今となってみれば 原作未読で良かったかなぁといった思いがする。
原作よりもドラマの方が面白いというコトは そうそうあるもんじゃあないし
ドラマを見終わってから じっくりと小説を読んで アレコレ比べて楽しむことにしようかなぁ。

そうそう 父親の克哉に似て ちょっと小生意気な将太に 
お得意の「ちなみに・・・」を持ち出す加賀(阿部寛)の様子が面白かったなぁ。
ネチネチとしたしつこさを見せる不気味な加賀の雰囲気も あのクソガキちゃんには通用しないのねぇ。
後日 加賀が再び将太と対面したときには 人形焼でしっかり懐柔してしまっていたのも面白かったなぁ。 

★最後まで読んでくださり ありがとうございます★
よろしければ ポチっとしてくださると嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村

新参者 第1話  *感想*
新参者 第2話  *感想*
新参者 第3話  *感想*
新参者 第4話  *感想*
新参者 第5話  *感想*
新参者 第6話  *感想*
新参者 第7話  *感想*
新参者 第8話  *感想*

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

龍馬伝 第24回 「愛の蛍」 *感想*

2010-06-13 | 春ドラマ(2010)感想
池田屋のシーンは 新撰組が攘夷派を襲撃するシーンもちゃんと撮影していたのねぇ。
思わぬサービスシーンを見ることができて 初っ端から何だかちょっと気分がいい第23回。

熱気溢れる海軍操練所の様子も 手に汗握るようなシーンも無かったけれど
しっとりとした落ち着いた雰囲気で 龍馬(福山雅治)とお龍(真木よう子)・半平太(大森南朋)と冨(奥貫薫)
そしてチョッピリ弥太郎(香川照之)と娘の様子が描かれていた今回は 結構好きなストーリーだったなぁ。

今回は 冒頭の池田屋のシーン以外にも お龍と近藤(原田泰造)が対峙するシーンや
(またか といったカンジも 福山ファンに狙いを定めてきたなぁ といったカンジもするけれど)
龍馬が小唄を歌うシーンなんかもあったりして 結構サービスカットがあるのよねぇ。
泰造さんの近藤が大好きな私としては お龍vs近藤のシーンが嬉しいわぁ。
肝の据わったお龍の様子もステキだったし・・・。

お龍の家に匿われ 持ち前の屈託の無さで魅力をふりまく龍馬。
亀弥太(音尾琢真)の死の悲しみや何処へ? といった思いがしないでもないけれど
久しぶりに 愛すべき龍馬の様子を見ることができたのは良かったなぁ。
着々と お龍との恋へ発展するエピソードを重ねていっているカンジたっぷりな このシーン。
佐那の時に見られた 持ち前の率直な言動で頑なな相手の懐に入り込む という高度な恋のテクニックは
ここでもまた遺憾なく発揮されたカンジねぇ。
まだまだイロイロ精神的に未熟な龍馬が 亀弥太の一件で 今回はお龍から教えられることになるというのも
龍馬がお龍に一目置くきっかけとなりそうな 面白いエピソードだったと思う。

半平太のエピソードは もうそろそろいいんじゃあないかしら? なぁんて思ったコトもあったけれど
今回の半平太と冨のエピソードは とっても良かったなぁ。
乙女(寺島しのぶ)の口から語られる半平太のエピソードは 半平太の冨への愛情の深さが とにかくステキ。
半平太を意識する表情を見せつつ ずっと触れられてこなかった乙女の半平太への想いが
今回 初めてきちんと描かれていたのも良かったなぁ。
そして 冨の風流な半平太への差し入れ。 「愛の蛍」とはこのことだったのねぇ。
半平太と冨の 深くて穏やかな夫婦の関係が じんわりと伝わってくるような印象的なシーンだった。

★最後まで読んでくださり ありがとうございます★
ブログを楽しく続けていきたくて ランキングに参加しています。
よろしければ ポチっとしてくださると励みになります♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村

龍馬伝 第13回 *感想*
龍馬伝 第14回 *感想*
龍馬伝 第15回 *感想*
龍馬伝 第16回 *感想*
龍馬伝 第17回 *感想*
龍馬伝 第18回 *感想*
龍馬伝 第19回 *感想*
龍馬伝 第20回 *感想*
龍馬伝 第21回 *感想*
龍馬伝 第22回 *感想*
龍馬伝 第23回 *感想*

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする