*「残された光」*
生々しい。
和隆(柄本佑)の姿にそう強く感じたわ。
病気が分かった時の衝撃、悔しさ、、
終子(尾野真千子)への気遣い、、
永野(近藤正臣)の見舞いで見せる涙、、
生きるために、やりたいことをやり抜くために、下した決断、、
目に見えて弱っていく体、、
和隆の様子をただひたすら見守った最終回だったわ。
妻子のことを思い、仕事をし、病気と向き合う和隆の、
優しさや、責任感や、勇気に感動した最終回だったわ。
ラストシーンも印象的。
あら?成長した子供たちは見せないままで終わらせる演出??
などと、
終子(尾野真千子)がジャズ喫茶を訪れるシーンを見ていれば、、
なるほど〜
あのような演出へと繋がっていくのね。
ドキュメンタリー的な要素をより強く感じたし、
和隆の生き様が、より生々しく浮かび上がったような気がしたわ。
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<ドラマ感想>
で、-タイトルの理由なのですが、僕が通っていた大学はこの題名の授業に代表されるように“出自”に関する差別はダメだというスタンスの学校だったもので、本作の主題は震災で心を痛めた人を救う和隆だと分かってはいるものの、初回でのカミングアウトなど、「差別された側だから他人の気持ちが分かる」ってところにどうしても目が行ってしまいました(一番、こういったトピックを避けそうなNHKが取り上げたのが意外ですが、拍手を送りました)。
なので、個人的には、第3回の和隆と哲圭の会話での哲圭の「堪忍な」と言う台詞からの慟哭シーンで、彼と和隆、双方のストレートな頑固さと優しいけれど頑固という個性が和解する場面の方が和隆のその後の療養や患者さんを癒していく場面より印象に残りました。
「静かな力作」でしたね。
コメントありがとうございます♪
ご覧になったんですね。
静かな力作、、、ほんと、その通りですねぇ。
私も初回で描かれていた差別のエピソードには強い印象を受けました。
様々な問題を抱える人々の想いが丁寧に描かれていて見応えのあるドラマだったと思います。