百合子(土屋太鳳)が朝子(杉咲花)に意地悪する理由は、思っていたよりもずっと重たいものだったわ。
百合子の母や百合子の姉に何が起こったのかは何となく理解していたのだけれど、
そこに百合子と朝子のことが絡んでいるとは思ってなかったのよ。
朝子に非は無いと私は思うけれど、
百合子が朝子に対して抱いてしまう感情は分からなくもない。
「本当の事は言うべきじゃない」という、
百合子や鉄平(神木隆之介)らの気持ちが切ないし、
朝子のために口をつぐむという、その優しさと複雑な想いが胸にくる。
鉄平の日記をもとに描かれているためか、
決して忘れてはならない出来事を描いているためか、
今までよりも注釈が多くついた回という印象があり、
そこに若干の抵抗感もあったのだが、
それぞれの想いは分かりやすくはあった。
そうそう、、
進平(斎藤工)のなんと格好いいことよ。
「14年式、危ねーな」と呟く進平も、
「お供え食べたら来年返さないけん」と言う進平も、
なんと格好いいのだ。
これはあれかね?
リナ(池田エライザ)がそうさせてるのかね?