お客さんが高級な腕時計をしていた。
私 「それ、高そうな時計やね。どこの時計?」
客N「オメガや」
私 「さすが、オシャレなNさん。オメガ(お目が)高い!」
客N「ほんま、高かったわ。マスターは何処の時計を持ってるのん?」
私 「今はあんまり腕時計はせーへんけど、昔、買(コ)うたロンジンとカルチェが家にあるわ」
客N「ロンジン、懐かしい名前やね」
私 「歳とっても似合う時計や思て買(コ)うてん」
客N「何で?」
私 「ロンジン。ロウジン…。老人にピッタリの名前やん」
客N「シャレかいな。ほんだらカルチェは?」
私 「腕にはめても肩が凝れへん」
客N「また、何で?」
私 「カルチェだけに、かるいちぇ」
客N「苦しいなあ。マスターは(オーデマ)ピゲなんか似合うで」
私 「ピゲも高いからなあ。手が出えへんから、ピゲをはやして我慢してるねん」
客N「それ、ヒゲやろ。それでは時間が分からんで」
一句:腕時計 腕を振り振り 自動巻き
謎かけ:高級腕時計とかけて、若い子の肌と解く。どちらも(針・張り)もイイねえ