猛暑原因か…「タコクラゲ」大量発生 熊本
熊本県天草市の港ではある生物が大量発生している。
水面を漂う無数の物体は、天草市魚貫町の里浦湾に現れた「タコクラゲ」。足のように見える8本の腕を持つことからこの名前がついたとされている。
普段は薄茶色だが、体内に藻の仲間の「褐虫藻」が共生しているため紫外線の当たり具合によっては白や青になる。里浦湾では体長5センチから20センチほどのタコクラゲが魚と一緒にゆらゆらと泳いでいた。
温暖な海域で、8月から10月頃に見られるタコクラゲ。天草では猛暑で海水温が上昇したため一気に増えたとみられている。
なお、毒は持たないため、人体への害の恐れはなく、見た目のかわいさから、最近はペットとして自宅で飼う人も増えているという。