「牛よりはるかに大きい」クマに襲われた? 放牧中の乳牛1頭死ぬ 北海道標茶町
北海道標茶町で16日、放牧中の乳牛1頭がクマに襲われて死んでいるのが見つかり、町などで注意を呼びかけています。
上杉幸生記者:「牛のお腹には子牛もいたということです」
16日午後3時ごろ、標茶町下オソツベツの牧場に隣接する沢で、乳牛1頭がクマに襲われて死んでいるのを男性従業員が見つけました。
沢にはクマ1頭がいて、男性が大声を出したところ、山に逃げて行ったということです。
クマを目撃した従業員:「(見たのはクマの)後ろ姿だけだったけど、足跡は20センチ位あった。牛よりもはるかに大きい。ちょっと驚いて動きが止まりましたね」
町では周辺の住民や牧場に注意を呼び掛けるとともに、17日朝からハンターに出動要請し、警戒しています。
北海道江別市でまた…カメラにクマ 札幌市南区の施設はようやく再開
クマの目撃が相次いでいる北海道江別市ですが、16日朝も、固定カメラがクマの姿をとらえました。一方で、クマの目撃が相次ぎ閉鎖が続いていた札幌市南区のスポーツ施設では、17日から再開の見通しとなりました。
画面手前にはっきりとうつるクマの後ろ姿。16日午前5時ごろ、江別市野幌森林公園のそばに設置されたカメラがその姿をとらえていました。野幌森林公園とその周辺ではこれまでに10回以上、クマが目撃されています。16日朝、クマの姿が撮影されたのはハスカップ畑で、すでに今月、フンなどクマの痕跡が見つかっていて、実際にハスカップに被害も出ています。
(畑の管理者)
「ハスカップがだいぶ無くなっている。びくびくしながら収穫している。怖い」
江別市では、箱わなを設置し、人や農作物へ深刻な被害が出ないよう、警戒を強めています。一方で。
(礒貝記者リポート)
「最後のクマ目撃からおよそ3週間が経ったということで、閉鎖されていたこちらのゲレンデも17日から再開されます。」
札幌市南区のスポーツ施設「フッズ」は、5月にクマが目撃され、一部施設が閉鎖されていました。しかし、6月28日を最後にクマの目撃がないことから、17日から通常営業を再開することになり、職員は準備を進めていました。
(札幌市藤野野外スポーツ 施設フッズ 山﨑健さん)
「登山道とマウンテンバイクのコースが一部閉鎖していた範囲。職員も巡回するが、お客さまにもクマの出没に注意するよう呼びかける。」
北海道内ではクマの目撃情報が各地で相次いでいて、引き続き警戒が必要です。
北海道標茶町ではこんなことがありましたが、森林公園ではまだ被害がないため駆除などはないようですが、散策ができないのは非常に残念
野幌森林公園周辺におけるヒグマ出没情報(Googleマイマップ)
(北海道環境生活部環境局生物多様性保全課動物管理グループ作成)
このマップは園内とその周辺の3市のエリアを含んでいますが、情報の追加は各市のウェブサイト更新の後になります。
最新の出没情報[7月17日 10:00更新]
- 7月14日(日) 10:20頃 園内 ふれあいコース大沢口付近で目撃(自然ふれあい交流館前の築山北側から現れ、人に気づくとふれあいコース上を自然ふれあい交流館とは逆側へ姿を消した)
- 7月16日(火) 05:00頃 園内 東7号線沿いのハスカップ農園で江別市設置の自動撮影装置がヒグマを撮影