大型台風5号 石垣島に接近中「西〜東日本でも大雨のおそれ」
気象庁によると、18日午前9時現在、大型の台風5号は石垣島に向かって北上を続けている。このため沖縄地方ではあさって20日にかけて海は大しけ、西日本から東日本でも大雨が降るおそれがあるため、気象庁が注意を呼びかけている。
台風5号の9時現在の中心気圧は990ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、中心から半径650キロ以内では風速15メートル以上の強風が吹いている。
台風の中心は今夜9時には石垣島の北に達する見通しで、24時間後のあす朝には東シナ海に抜けると予想される。
梅雨前線と台風
過去の台風との進路比較
あす朝までの24時間に予想される雨量は、多いところで、▽沖縄地方200ミリ、▽北陸地方120ミリ、▽東海地方100ミリ、▽中国地方90ミリ。その後、20日朝までの24時間では、▽沖縄・北陸・東海地方100〜200ミリ、▽中国地方100〜150ミリ、▽近畿地方50〜100ミリ。
一方、防災科学技術研究所は、今回の台風5号の進路について、1992年の19号と1994年の台風13号と似ていると分析。このうち、1992年の19号は朝鮮半島を経て、日本海で温帯低気圧に変わった後に、北海道を通過し、各地で負傷者8人を出したと報告されている。