北海道電、教訓忘れた? 札幌の停電を4時間発信せず
23日午前0時ごろ、札幌市内で停電が発生した。交通機関が運転を見合わせたり、一部で信号機が点灯しなくなったりするなど影響が広がったが、北海道電力が公式ツイッターに一報を掲載したのは約4時間後。9月の全域停電(ブラックアウト)の際に情報提供が遅れたことを教訓に、HPやツイッターによる情報提供改善を打ち出していたにもかかわらず、情報発信に課題を残した。
【動画】JR札幌駅で停電 一時騒然(2016/10/28)
停電は札幌市中央区、東区、白石区、北区で発生。東区を通っている送電線に損傷が見つかっており、北電は、送電線が雪の重みで大きく揺れ、別の送電線に接触してショートしたことが停電の原因とみている。停電戸数は確認できないという。送電線は約1分で自動的に復旧したが、安全確認しながら各戸の通電を進めたため、全面復旧には時間がかかった。
停電直後から、インターネット上には情報を求める投稿が相次いだ。だが、北電は、「トラブルが軽微で国の省令に定める停電には該当しない」としてホームページ(HP)の停電情報コーナーへの掲載を見送り、公式ツイッターに一報を掲載したのは停電発生の約4時間後だった。
北電広報部は「原因特定のための現地確認などに時間がかかり、発信が遅れた」としている。
復旧して良かった冬の停電は凍死
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